2001年頃の毎朝新聞にちょっと気になる悪質な広告が載っていたので紹介いたします。
「愛煙家にとって職場での喫煙は非常に気を使っているところであり、現状ではロッカー室や更衣室以外に専用の喫煙室はなかなか設置してもらえない状況にあります。
このたび、愛煙家のために室内を汚さない画期的な製品が発売されました。その名も『しけもく』というこの製品はFFストーブの原理を応用したもので、室内にいながらにして吸気・排気とも外部から供給されるという、環境に配慮したエロロジー商品であり、通算省の認定も受けております。まだ開発途上でもあり重量が重いという欠点をかかえており、今後乾燥重量を現在の100kgからポータブルに最適のフタケタ台までもっていく自信があると、担当者は語っております。また取るに足らない欠点ではありますが、今一つ月面着陸のアームストロング船長を彷彿とさせる肩掛け式のスタイルも愛用者にとっては気になるところではあります。
姉妹品として、昔懐かしい『キセル』タイプの30万円台の廉価商品もあり、こちらの売れ行きも気になるところです。これの長所として、窓から外に出すため副流煙が室内に入り込むのを防ぐことができます。反面、吸い込んだ主流煙の吐き出す場所がないという致命的な欠点を抱えており、よく顔面赤紫にして耐えているところを見かけます。この製品もリニューアル中であり、現在3メートルあるスチール製キセルのキセル部分を伸縮自在なアルミダイキャスト製に仕様変更中です。
今お申し込みになりますと、どっから観ても宇宙飛行士にしか見えない、防寒着兼用フード付き特製ジャケットがもれなく付いてきます。
どちらも今後のモデルチェンジが楽しみな製品ではあります。」
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