前田健太好投ドジャースのフィリーズ戦を見ていた。
5回終了で、ニュースが1本入る。それは川崎の事件現場に押し寄せる人たちを伝えるニュースだった。
初めての休日を利用して、花束や飲料を捧げに来る人々。ボトルの数を見ただけで、凄い数の人たちが見えていることが分かる。
あれを見て考えた。これは生きているみんなで、犠牲者の魂を鎮めるために来ているんだ。
上皇、上皇后陛下の旅と、おんなじなんだ。今度は私らが、という意思表示にも見えた。
ひとごとと思わない人たちが、こんなにいる。
まるで縄文時代の祭祀をする人々のようだ。
日本人のスピリットが、令和の時代になっても生きている。
これは日本人の財産だし、もしかすると両陛下の築き上げたものかも知れない。
こういうことって、大事だと思う。
犠牲者の方たちは、影も形も無くなったと思いますか。
そう思うなら、こんなに集まるはずがない。
何かしら、届くと思うから、見えている。
邪気を鎮め、霊を弔う、巡礼の旅なんだ。
NHKは、このスケールに、何かを感じているのだろう。
だから巡礼の旅をニュースにしたに違いない。
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