2016年の春。タケノコ採りに入山した人たちが相次いでクマに襲われ、4人が死亡し、4人が重軽傷を負うという事件が発生しました。場所は秋田県鹿角市十和田大湯の熊取平(くまとりたい)と田代平(たしろたい)。大湯と言えば、平地にストーンサークルのある場所です。この事件が注目されたのは、死亡した4人全員がクマによる食害を受けていたことです。
70代女性が発見された現場付近で射殺された体長1m30cm、体重70kgの雌グマの胃の中から人体の一部が見つかりました。クマ社会では体の大きな雄が優位にあり、現場近くを移動する大型のクマが目撃されていたため、これが主犯ではないかと推測し「スーパーK」と名付け、行方を追いました。
第2現場で男性を襲ったのはスーパーKではなく、その母グマで推定体重120kgの大きな赤毛の雌グマでした。スーパーK(推定4歳、84kg、雄)は16年9月に田代平で駆除されました。
人間を襲撃し、食害したクマはこの2頭を含め、計5頭いたと考えられています。人を襲い、食べたクマは、再び人間を襲う危険性がきわめて高いのです。
しかしその後、入山規制などがあったためか犠牲者は出ていません。
実は秋田県側の熊取平と田代平は、青森県側の迷ヶ平へと続く高原地帯になっています。迷ヶ平は私が好んで行く「キリスト餅」の土産物店がある場所で。
山根キク氏が「キリストは日本で死んでいる」を1975年に著してから、キリストの墓やピラミッドがブームになった場所です。彼女が言う「エデンの園」は迷ヶ平のことで、そこから見えるぽっこりした山は十和利山で拝殿。その奥にキリストの本塚だと言う戸来岳(へらいだけ)があります。戸来岳は十和田カルデラの外輪山の一つです。
なぜにここだけ、人食いグマが出るのか。クマがキリスト教徒なのか。同じ神を信じるユダヤ教徒が容赦の無い反撃をするように。ここのクマも攻撃性が強いのか。ありゃ、弱い者イジメですぜ。経典の預言が絶対で。その通りに行動しなければいけない。どうかしてまっせ。
アレ、何のこと言ってんだか。あっ、お花が綺麗。チョウチョも飛んでる・・。エデンの園だあ~。
てなわけで。今日も二人、すでにクマに襲われた被害者が出ています。43人目。ペース、速すぎるでしょ。過去最高は20人で、すでに倍を超えました。日本全体でも100人ちょっとですから、いかに集中しているかということです。メーターの検針で、車から出た途端に襲われた60代女性。公務災害だと思います。
ゆうべ金足でもクマの目撃がありました。金足下刈。あの、殺人事件で遺棄された死体が掘り出された集落です。
まだ大丈夫。うちから2kmもありますから。
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