松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

人生の「卒業写真」に、どうでしょう。

2021-09-15 14:01:10 | 日記・エッセイ・コラム
 今年は五城目の花壇を見てないなと思い、ちょっくら行ってきた。国道ニーパーゴから浅見内方面へ入る。花壇の周りに老人クラブの面々が集っていた。草取りでも始めるんだろう。

 帰りに見たら、花に負けずに固まって整列した姿を見て、これだっと思い、こっそり近づいた。したらすぐバレてしまい、仕方なし堂々と近づいて行ってひと言断わった。
 「あの~、写真撮ってもいいですか」一番前の男性が聞く。「どちらさんですか」

 んだよなあ。サングラスに派手な模様のマスク。自分で鏡を見ても、怪しい人だもんな。
 「○○です。」何者と聞かれたから、名前から答えた。それと「金足から来ました」と素性を訴えながら、なおも近づく。一応、受け入れてもらった。しゃべりながら、シャッターを押す。五城目の花壇は綺麗だから、毎年見に来てることを伝える。ここも、「花壇コンクール」に参加しているんだろう。

 そういうと、手前の老人が「ここの花壇は、どうだ」と聞くので、「ここも、立派だスなあ」と答える。「も」と言ってしまったが、しょうがない。「浅見内が一番きれいだスな」と言うところを、「皿見内」と間違った。ったく。うそでも花壇と人と入れてパシャパシャやってくるんだった。

 あとでじっくり撮ったものを見た。期待どおりじゃないか。良く撮れてる。しかし女性陣が皆笑顔な割に、男性陣は筋肉が緩んでない。まだ受け入れてくれなかったか。

 今日一番の写真を、冥途の土産に、どうでしょうか。いつでも差し上げますよ。
 しかられるわ。


 
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