松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

バッケ味噌の、焼きおにぎり。

2019-03-18 08:29:04 | 日記・エッセイ・コラム

 今週はグルメ週間と申しましょうか。サンルーラル大潟の新酒利き酒・早春の宴に行ってまいりました。
 県内30銘柄で、好みの酒を探しながら、おいしい料理を食らう。あくまでメインはサケだと、思っていますから。いわゆる「アテ」ですわ、コース料理なんか。

 まずは何といっても、NHKプロフェッショナルに登場した由利本荘市・斎彌酒造の高橋杜氏に敬意を表して、雪の茅舎から行きますか。

 高橋氏の作り方は、自然に手を加えない、ということ。麹の力を信じ、育てるように慈(いつく)しむ。櫂入れをしない。かき回さない。そして、いつも笑顔。あの笑顔が、菌に伝わるんだと思う。菌は、生き物だからね。
 けれども雪の茅舎・大吟醸・無濾過原酒は、わたくしには優等生過ぎました。あくまで、好みの問題ですからね。気を取り直して、次行きます。
 数値を見て決めたのは、五城目・福禄寿酒造の十五代彦兵衛・純米大吟醸原酒。

 酸度1.8で、酸味を楽しみたいと思いました。これが思いのほか、酸味さわやか。あー、これだ。と、思いましたね。

 その後も、酸味さわやかを探して歩きましたが。ありませんでした。それでもう一度、彦兵衛さんに二度目の参拝。ちびり、ちびり。歌を聴きながら、そーっと舌に乗せていると、なぜか味が変わってきます。
 歌謡ショーの間に、酒が酸化してしまったのです。

 まさか、歌手のせい?いえいえ、山口かおるさんは上手でしたよ。大音量で音が割れることもなく、楽しめました。この変化が分かるかな?分っかんねえだろうなあ。普通の人には。

 収穫は最後に来ました。あらゆる料理で、ばっきゃ味噌のおにぎりが最高にうまいことを確認しました。

 友人が、お持ち帰りに出来ないか交渉に行きましたが失敗。では、とオレがおにぎりのかじりかけを持参して、もっとばっきゃ味噌追加してもいいですか?と顔色をうかがいながら、スプーン山盛り1杯、2杯ゲット。

 ばっきゃ以外にも、何か入っている気がするが分からない。しょっぱくないので、ご飯にごっそり掛けて、食べてみたい。

 帰りは例のごとく、もったいなくもかたじけなくも、JRさんに専用車両まで用意して頂いて、さびしく追分まで帰ってきました。

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