松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

終戦の日の早朝散歩で考えた、生と死

2013-08-15 12:20:37 | 日記・エッセイ・コラム

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盆の13日を過ぎたら、ほんとに涼しく感じるようになって、(夜だけね)

早朝、22~3度の中、小泉潟を散歩した。すれ違う人に「おはようございます」

と声を掛けられた。当たり前のことなんですが、この朝の挨拶は日本に生きている

実感を伴う気分のいいものだ。

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この時、そういえば山でも必ずあいさつを交わす

ことを思い出した。「ごきげんよう」に登山家の野口健さんが出ていて、また富士山

のことを喜び過ぎだと忠告していた。これから3年で、条件をクリアできるかが

問われている。あんな大勢で行列作って登って、面白いかねえ。山は何にもない

ところがいいのだ。人もいない、コンビニもない。背中の装備だけで、一人で何とかする。

その時のおにぎりがうまいのだ。そんな苦しい高度順化を繰り返してまで、なんで山に

登るのか、と彼も小堺らに聞かれた。そこに山があるから、というのは説明がどうせ

分かってくれないだろうと思うからだ、と思う。登ったことのない人に、山登りを説明する

のは無駄だ。多分、野口健は自分の限界を究めるのはエベレストしかないと思ったから

でしょう。自分の力を確かめる手段は、一番高い山に登ることだ。それしかない。

象潟にいた10年間で、毎年のように鳥海山に登った。私の場合は登ることで、

自分の体力が落ちているかどうかを確認できた。それは降りてきてからの生活の

自信につながる。鉾立口は長いけど、後ろに海を眺めながら登れるから好きだ。

添付ファイルは2006年9月8日、女性で初めてK2に登った小松由佳さんの

快挙のすぐ後に書いたものだ。余計なくだりも当時のまま掲載するので、勘弁して

下さい。バーゲンセールだと思って読んでね。

「yama.pdf」をダウンロード

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