ダイソンの扇風機、エアマルチプライアーは羽根のない扇風機だ。
その形は何かを連想させる。それはUFOだ。
話は戻ってダイソンという会社だが、掃除機も独特なものを商品化している。
サイクロンというやつだ。遠心力でゴミを濾す方式だ。掃除機と言ったって
その本質はフィルターだ。大きいものを捕まえて、細かいものはまき散らす。
ダニやそのフンを逃がさなくなったのはつい最近のことだ。
おれは掃除機そのものが嫌いで、日曜日嫁が掃除を始めると逃げ回っていた。
排気の匂いが気に入らないし、音もうるさいからだ。ようやく時代が追い付いて
きた。でもまだ音に関しては解決してない。高音域が非常に耳障りだ。
自分の畳の部屋は掃除機は使わない。
和時計が動くようになってから、俄然ほこりが気になりだした。だから雑巾がけを
していた、雑巾には綿ぼこりがいっぱい付いて、洗うのが面倒になった。それから
は素手を使うようになった。ゴミは部屋の中央から外に向かって
集まる性質がある。狭い部屋だから畳一畳づつそれをやっていけば済む話だ。
手は洗えばまた使える。これが自分が到達した最終の形態だ。
前置きが長くなった。ダイソンという会社はイギリスにあるらしいが、別に舶来崇拝
なわけじゃない。この扇風機の特許は東芝が80年代に取っているらしい。
製品化したのがダイソンだ。この形、輪を下に向ければホーバークラフトになる。
空気の力で浮く物体だ。私が連想したのはその先だ。空を飛ぶ機械はすべて
空気の流れを制御して初めて浮くことができる。ジェット機はジェットエンジンの
力で浮いているわけではない。エンジンは前に進む力を作り出すだけだ。
機体が浮くのは翼の上下で、空気の流れが違うためだ。
さて、話が長くなりそうなので一旦コマーシャル。今日は帆船「海王丸」を見に
行かなくちゃならないので。