松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

多く作ると、ウマいのはなぜか。

2016-10-28 16:28:27 | 日記・エッセイ・コラム

 長年不満だった炊飯器を、ちょっとしたきっかけで妻が替えた。どうせなら最先端を行くやつが欲しかったのですが、手頃な価格の「銘柄炊き」が届いた。

 ご飯も釜に合った量でたくさん炊くと美味しい。この多く作ると美味しい、という現象は、なぜなんでしょうか。鍋物もたくさん作ると、おいしく感じる。だから山形の、クレーンを使って大釜で作る「芋煮」は、美味しいに違いないと思う。

 この問題について、職場で議論したことがある。たいていの先生方は、そりゃ具材が多ければ、ダシも多く取れるからだと言う。しかしこの意見には賛同できない。なぜならこの説で行くと、単位面積(体積)当たりのダシの量は、入れ物が大きくても小さくても、同じはずだからだ。

 だから私は「質的」な問題だと思う。それぞれ微妙に異なるダシの成分が、混じり合って、それが全体に行き渡った時、「質的」に豊富な種類の味が出来るのだと思う。微妙にズレている味覚成分の違いを、人間の舌は総合的に感じ取れるのだと思う。

 ちなみにネットではどう回答しているか見てみた。酵素の働く時間の違いだとか、鍋の地肌に触れた部分が旨みを壊すとか説明している。ふっふっふ、果たしてそうかな。

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