ちょうかんの庭と読んでいた。のどかって読むのか。
久方ぶりに、いいドラマに巡り逢えた。
かと言って、誰にでもお薦めするわけではない。大体が、あと最終話を残すだけとなった。
会話が、とても緩やかなので、このテンポに付いていけない人もいるだろう。
それでいいのだ。田中泯は、独特の間合いを持っている。
この人に注目したのは、彼が舞踏をやっていると知ったからだ。
俳優である前に、舞踏家だった。
舞踏は秋田出身の土方巽をもって始まる。
田中泯の空気は、出そうと思って出せるものでない。
それを恋するという橋本愛の、これまた悠長なセリフ。
ピッタリだね。
ゆうべはとうとう、教授の本音を引き出した。
ここがクライマックスだろう。
マンガ本のドラマ化らしいが、なぜこんな設定に惹かれるのか、考えてみた。
そうか、我々の世代に近いのか。てことは、我々にも、起こり得ることなのだな。
そこが無意識にのめりこませている要因なのか。
あり得ないと思ったが、そこがファンタジーなわけだ。
それ以外の要素は、期待通り運ぶ、まるで水戸黄門のような展開が待っている。
おそらく医者にあと長くないと宣告されて、
始末を付けようとするんだろう。
むしろ先が読める安心感が、
ゆったりした駆け引きを楽しめる。
いいー、ドラマだ。
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