この頃、細かい作業が、やりづらくてしょうがない。食卓に座ってから、「おろし生姜」のチューブを開封する。この小さな口に張り付いているシールを剥がすのに、妻からオレにバトンタッチ。しかし意外にも、これが難しい。
こういうのにこの頃、辟易している。スナック菓子の個別包装の袋も同様。ギザギザの面に「エイッ」と力を入れるが、開かない。かと言って、いちいちハサミを持ってくるのも面倒くさい。
でも、なぜだか分からないが、インスタント焼きそばに振り掛ける「青海苔」の袋は苦労した事がない。ほわーい!
先月の9月中に、「高齢者講習」の案内が免許センターから来た。とうとう70を超え、そういうのを受ける歳になった。講習のほかにも、実地もあるような事を書いてある。実地なら自信がある。誰よりもマナーを守っている自負があるし、注意力に自信があるし、反応も速いつもり。
それで早速、近くの自動車学校へ予約の電話を入れた。そしたら何と、講習は12月か1月になるという。その連絡は、折り返し11月くらいに電話するそうだ。何という気の長い話。
あとから考えた。なるほどな。それを知ってて、免許センターは時期を見て発送しているんだ。免許は2月更新だから、間に合うし、ちょうどいいってば、いい。こっちは、気を長~くして、連絡を待つしかない。
講習料は6000円台だったな。慈善事業じゃなかったか。思えば自動車学校は、うまいこと客を回転している。少子化の時代に、得意先の需要を掘り起こした。元はと言えば、大量に初心者ドライバーを送り込んだのも自動車学校だった。そのツケが、今来ている。粗悪なドライバーが多いのは、そのせいだと思う。
あの時、簡単に卒業させずに、マナーもみっちり仕込んでいたら、こうはならなかった。凶器を操っている事を教えるべきだった。
自動車学校で優等生だったオレは、いっぱしの社会人だったが、高校生と一緒に勉強するのは、いい気分転換になった。可愛い女子高生で、頭のいいのが居て、オレはそいつと張り合った。テストでは負けたが、卒業の時は「総代」で証書を受け取った。あの時の本荘自動車学校は、いい教官がそろっていた。今でもその教えは、身についている。
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