全国ニュースになったので、ご存じの方が多いかも知れません。美郷町の畳屋さんの作業場に、親子3頭のクマが侵入し、一晩居座りました。翌朝早く、仕掛けた二つの檻の片方に親クマが、もう一方に子グマ2頭が入っていました。
町と県は相談の上、猟友会に依頼して「駆除」しました。猟友会はプロですから、1発で急所を狙って、暴れるスキを与えず駆除したはずです。
町役場には、「駆除しないで欲しい」という要請や、駆除への抗議の電話が450件以上、メールが130件以上届いたそうです。
しかし現場は住宅地であり、認定こども園に近いことや、放してもまた戻って来る恐れがあることや、住民・保護者の不安が強いことからやむなく駆除を要請しました。
残酷だと思いますか。思いますよね。誰だって思います。親子ですからね。多分母親と子グマ2頭。
では共生する方法は無いものでしょうか。3頭に、死ぬほど強いショックを与えて、山に返しますか。それでもまた、戻って来るかも知れません。山には食糧が無いのですから。
ショックの与え方だって、「人道的」に(獣道的に?)正しい方法かどうか・・。
県内には推定4000頭以上、クマが生息しているそうです。だから絶滅の心配は無い、っていう論理じゃありませんが。増えすぎているのも事実です。過疎化で人間の方が山里から去って、猟友会も先細りになり、境界線を知らせるパトロールもままならず。クマの行動範囲が広がっていることも、あるのかも知れません。
妥当な選択だと思います。だってあーた。もう30件30人の被害者が出ているんです。大谷の記録まで、あと14本。秋田県自然保護課では「いつでも、どこでも、誰でも」クマに遭遇するリスクがある。と毎回、注意を喚起しています。そういうたびに、被害者はまた増えているんです。
最近はペットの散歩で大けがをしたケースが連続しています。まさかオレは大丈夫だろう。ペットたって、猫だし。山から遠いし。
なんて油断が、一番危険なんです。
余談ですが。狩猟者がクマを駆除した時には、自分でゴミ処理場まで運ばないといけない。それが文字通り「重い」負担になっているという。
日当は出るが、そこから経費を負担している現状で、県はそれを補助しようという方向に動いているそうだ。
ジビエ料理というのがある。マタギは死体を前にお祈りをして、余すところなく最後まで頂く。それが自然の循環というもの。
理想を述べたまでです。
この事態はまさに熊版の: オラこんな村嫌だ東京さ行くだ、不法移民、難民、水の低きに就くが如し、拡散の法則、、
なので熊的対策としては、熊版の: 炊き出し、フードバンク、ボランティア、企業地方移転、地方創生、途上国のインフラ支援、SDGs、、
さしあたり、県あたりが、熊の自立支援NPOやろうってところ見付けて補助金でも出しとけば?人道的でしょ。
山は、あんなに広いんだもの、高々四千頭余りの食料、支えられないはずありません。
豊かな山にすれば、もっともっと養える。
熊は財産です。資源です。最終的には、奈良の鹿をモデルに、熊野神社で、いっぱい集まってる野生の熊にドングリ熊煎餅をやれるってふうにすれば、いい地域おこしにもなって、世界的にも秋田が有名になってインバウンドも見込めるし、、
え?「おめもここさ来て住んでみれ」って?
誰か~。クマと通信出来るアプリ、開発して~。
ちなみに阿仁には「クマ牧場」があって、立ち上がって「エサくれ~」って芸をする。可愛いよ。結構。