松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

護国神社の桜

2015-04-24 14:54:04 | 日記・エッセイ・コラム

 秋田市土崎の護国神社に立ち寄った。参道の砂利を蹴飛ばしながら(足が上がらないから)行くと、自然と深呼吸したくなる。両手を広げて、みなぎる気をもらう。背骨が真っ直ぐになって、元気が出てくる。

 最初に出会うのが、「さざれ石」だ。そう、あの国歌に出てくるやつだ。正体は、石灰質角礫岩だそうだ。これが鍾乳洞と同じ原理で、数百万年かかって「巖(いわお)」になることを知っていた人はエライ。

 光が欲しいなあと思うと、日が差し、青空まで見せてくれた。帰る頃、太陽は厚い雲に覆われてしまったから、神様は居たんだと思う。

 本殿(拝殿)には、畏れ多くてお邪魔しなかった。けれど、護国神社という名称には、「かしこみ、かしこみも、マウス~」と言うほどの、いい響きがある。

 護国神社は高清水公園の一角にあり、ここは秋田城址でもある。

 当時を彷彿とさせる、年季の入り方の土壁がある。カメラには電子水準器があり、水平を確認して撮った。この斜め具合も、なかなかそそられる。

 松に桜は、良く似合う。

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