MLBがベースの大きさを変えたり、けん制球3回までにしたり。したことが、大谷の57個に影響を与えたか? 結論。与えて無い。
なぜなら。塁間距離は27.43m。縮まった距離は11.4cm。これはパーセントで表すと0.4%に過ぎない。57に占める0.4%は0.228個。これは1/4~1/5。1個にも満たない。ルール変更が無くても、大谷は57個盗塁しただろう。ということ。
またけん制球を3回してOUTを取れなかったら進塁する。これは盗塁にはならないし、このルールは大谷に有利に働かない。
なぜなら、大谷はギャンブル・スタートをしていないから。
確実に投手が投球動作を起こすと同時にスタートしている。これを「クセを盗む」という。だから多分、ルール変更の恩恵は受けていないと思う。あるとすれば、投手側のプレッシャーが高くなって、手元が狂ったり、同じく捕手もプレッシャーで送球が悪かったり。
大谷のスタートは、見ていて気持ちがいいったらありゃしない。キャッチャーが送球を諦(あきら)めると、勲章をもらった気分だ。
本日も5打数4安打。0.309。おいおい。本当に3冠王、狙っているんじゃあるまいな。