妻はどんなに天気が良くても、暖かくても外へ出掛ける気にならないのだが、漁港のネコを見に行くと言うと、腰を上げる。
実はサシボの成長具合を見たかったのだが、まだ早かった。エサを持ってきた甲斐があった。
最初は警戒していた子猫たちも、エサを持っている人間の後を追って来る。そして周りで寝そべるようになった。でもまだ触らせてはくれない。
母猫らしい茶色のネコが一番懐いてゴロゴロ言っている。最後に父親らしいネコが警戒しながら出て来た。エサはやるほどに食べる。腹減っているらしい。全部あげたら、帰る時、見送ってくれた。
これはいい、気分転換になった。