羽生の芸術性に拍手・あれはイナバウアー？

羽生のショートプログラムの曲、パリの散歩道、あれは凄い。もはや芸術の域に達していると思う。彼は表情を出すのに不満が残ったらしいが、曲自体アンニュイな気だるい雰囲気を醸し出すメロディだ。だから笑う以外どんな表情だって似合うようになっている。４回転を決めトリプルアクセル、コンビネーション、そして終盤に魅せるステップの途中で正面をカニ走りするあれはイナバウアーとも違うかも知れんが片足はかかとで滑る、どうだと言わんばかりのポーズ。ショッキングなまでの出来栄えである。点数の高さはともかく後世に残る傑作プログラムに間違いない。女子で言えば浅田真央のショパンのノクターン、そして鐘以来の傑作と言わなければならない。キム・ヨナがなんぼがんばっても、いい点数だしても真央の芸術性には及ばない。安心していいよ。