黒鉄重工

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バンクーバー島の保存車両を探せ! その1 【2015/02/07~08】

2015-07-22 21:05:26 | 旅行・イベント記

鉄道の通っていないバンクーバー島ですが昔はありました、その時の車両も残っています、というのはいつかも話しましたね。
バンクーバー島にある保存車両はあれだけではなく、まだ眠っているのです。それを見に行くのと、ちょうどこの日保存鉄道が走る日でしたのでそれも合わせて見に行こうと思います。

というわけで、レンタカーを借りてバンクーバー島を北へ向かいます。借りたのはジープ・コンパス。グリルを見なければ全然ジープっぽくないですな。アメ車を運転したかったのでこれにしたんですが、燃費がよろしくなくてやや後悔しました。次からは燃費のいいやつにしよう・・・。



走行中、ふと思いついて去年サケの遡上を見た川に寄ってその後の経過を見に行ったのですが、跡形もなかったですね。みんな流されたのか食われたのか・・・。
ちなみにこの日雨だったんで水位が上がってます。



今回はトランスカナダハイウェイを出来るだけ避けて旧道沿いを走っていったんですが、スクールバスが止まっていたんで寄っていきます。
Girardin Minibus。小型バスですね。



これも小型。トレーラーっぽいボンネットの割に寸詰まりなボディ・・・。



かまぼこ。Saf-T-Liner HDX。



さらに車を走らせると今度はE&N鉄道の廃駅が出てきました。コブルヒル駅Cobble Hillです。この屋根付きベンチみたいなのがこの駅の施設の全てです。駅というよりも仮乗降場かバス停みたいな印象で、日本の鉄道に慣れているとこれが駅とは最初思えないです。
実際、これより前にも同様のベンチを何回か見ているのですが、当時は見逃していました。今回のこれとこの後見るもう一つの駅のを見つけてようやく確信を得たと言う感じです。



線路なう。廃線だからね。



構内は単線の本線と列車交換の出来る副本線が1本。分岐器は普通かなと思いましたが、どうも副本線へは分岐できないような作りになっています。ノーズ可動とか大層なものでも無さそうですし。
末期には副本線は使われていなかったようですし(線路に草が生えている)副本線への誤進入防止を狙っていたのかもしれません。



さらに副本線には脱線器derailもありました。



駅前にバス停があったので覗いてみましたが、田舎らしい本数ですね。日曜日なんて1本だけだよ。でも平日は終バスが22時台にあるというのは意外ですね。というかカナダの路線バスは概して終バスが遅いです。平日は0時台とか当たり前。



今度は少しばかり長く走って、ダンカンを越えてシュメイナスChemainusまで行きます。そこに蒸気機関車と運材車が保存されています。



機関車はMacMillan Bloedelの1044号機です。軸配置は2-6-2T。石炭庫っぽいのが見当たらないので重油専燃かな?
状態は良好と言えます。塗装も塗り直されているようで綺麗です。昔はタンクに文字が書かれていたようですが今は真っ黒。シリンダーなど駆動部も黒いです。柵も低いので撮影や観察もしやすいです。



サイド。動輪が小さい。



運材車。丸太を載せます。実際に丸太が載ってるとわかりやすい展示になっていいですけどね。



運材車は2両繋いであります。台枠(?)は鉄製です。



小さい公園の一角にあります。



道路の向かいはE&N鉄道の本線があります。
ちょうど機関車のあるところはシュメイナスの町なので、もしかしたら駅が見つかるかもしれないと思って車を走らせていたら本当に見つかりました。



E&N鉄道シュメイナス駅。Chemainus Rd.沿いにあります。サブウェイの向かいにあります。
例によって簡素な無人駅です。というか踏切上に駅があるね。



駅舎(?)。屋根は他の無人駅よりも大きいですが、ベンチが無いので座れないですね。撤去されたのかもしれません。
黒い屋根瓦に赤い板の壁というのはナナイモ駅やポートアルバーニ駅でも見られたカナダ太平洋鉄道共通のカラースキームで、簡素な駅ながらもこだわりを感じさせます。



駅名標。下には末期に旅客運営をしていたVIA鉄道のシールが未だ貼られています。



プラットホームらしき構造物は無く、地面からそのまま乗り降りするスタイルだったようです。

続きます。



今回周った保存車両と駅の位置はこの通り。需要あるか知りませんが貼っておきます。記事が進むごとにポイントが開放されていくよ。


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