黒鉄重工

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反撃!第二次CV作戦 ダイジェスト版

2015-08-16 22:57:50 | 日常記

先日ブログでも記したコモックス空軍基地でコモックスエアショーが開催されましたので、これに行ってきました。
会場まではレンタカーを使います。借りたのはトヨタ「カローラ」。ハンドルとペダルがすごく軽い。



会場に着きました。基地へのゲートは空軍博物館のエアパークの隣にあり、園内も開放されていたので前回は撮影できなかった機体群を撮影します。
これはT-33ですね。



基地に入るとまずは地上展示機たちが出迎えてくれます。最初に目に入るのはB-52H戦略爆撃機です。カナダ軍の機体ではなく、アメリカ空軍からのゲスト機。初めて見る機体に感動です。
米軍からは他にF-16C戦闘機とMH-60Tヘリが展示されていました。



カナダ空軍もCT-156練習機の他にCF-18B戦闘機、CC-177輸送機などなど・・・。多すぎてゆっくりと見て回る事ができませんでした。



古典機も展示されています。



基地の滑走路は民間機との共用で、時折旅客機がやって来ます。小松基地みたいなものですかね。なのでこのように旅客機と戦闘機の並びを見ることが出来ます。



11時から飛行展示が始まります。トップはT-28練習機。会場内を飛び回ります。
惜しむらくは天気です。時々小雨も降るくらい低い雲に覆われていてとても悪いコンディションでした。



Super Dave Mathiesonのアクロバット飛行です。ロールや失速からの急降下などの曲技で観客の舌を巻かせました。
特に驚いたのが写真の飛行で、90度ロールして尾翼を少し地面に向けたまま水平飛行するというもの。写真だと全然伝わらないですが、この体勢のまま左へ向かってまっすぐ飛んでいます。お前の飛び方はおかしい。



Gene Soucy Airshows "Sky Walker"です。これはなんといっても、主翼に人を乗せたまま飛行するというキチガイさに尽きます。その上で激しいマニューバを行うんですからマジキチです。



CJ-6。中国の昔の練習機です。以前にビクトリアで飛んでいるのを見ましたが、それと同じ個体だと思います(ブログ未執筆)。
こういう古典機が飛行するのが北米のエアショーの魅力。いいぜ。



そしてカナダ空軍の曲技飛行隊「スノーバーズ」の登場です。CT-114練習機9機という大所帯です。
その緻密な編隊飛行は見事の一言でしたが、技のレパートリーの少なさが減点・・・。フォーメーションは何種類かありましたが、終始9機編隊による密集飛行のみでした。もっとブルーインパルスのようなものを想像していたので、ややガッカリ。密集隊形からのブレイクとか3機編隊3個の合わせ技とか無いのかなぁ。
ただ、少しだけ青空が見えてきたとはいえ未だ雲が低いコンディションゆえに全力を出し切れなかったという可能性はありますので、次があれば快晴のもとその演技を見てみたいです。



B-25爆撃機とT-6練習機による編隊飛行。
B-25は第二次大戦時のアメリカの爆撃機です。それが飛行しているんですから、やはりすごいなこの国は。



CC-115「バッファロー」の展示飛行。DHC-5の軍用機版です。高い変態STOL性能を見せてくれました。



展示飛行も終盤に差し掛かると会場上空はほぼ快晴になり、曇天を理由に展示飛行しなかった機体が飛行を始めます。
まずはグライダーの滑空飛行。グライダーの固定観念をぶち壊す飛行をしてくれました。グライダーで宙返り・・・。



ソ連のYak-55(赤い方)とYak-18T(白い方)の展示飛行。



スカイホークスのパラシュート降下。自衛隊の空挺団みたいなものかなあと思っていたらそれ以上でした。
アクロバティック☆国旗掲揚。そしてジョークに一瞬国歌が流れる。会場の観客が慌てて帽子を外して立ち上がったのが面白かったです。



トリはCF-18のデモ飛行。うるさいと評判のF/A-18系の機体ですが、本当にすごくうるさい。
戦闘機でもこんな動きができるのかと感心しました。低速域での性能の良いCF-18ならではの動きでしょうね。

以上です。
とても楽しかったです。今までで最高のミリタリーイベントでした。さすが本場のエアショーだ。他の基地のエアショーにも行きたくなってきたね。
なお本掲載(

バンクーバー島の保存車両を探せ! 最終回 【2015/02/07~08】

2015-08-13 23:46:26 | 旅行・イベント記

最後にやってきたのはコモックス空軍基地CFB Comox。カナダ空軍が駐留している他、民間のエアラインも乗り入れています。
ゲート前に保存されているのはCF-101B戦闘機「ブードゥーVoodo」。マクドネルのF-101のカナダ版です。防空用の迎撃機として使われていました。
この機体は第409飛行隊所属だったもので、塗装はカナダ空軍60周年記念塗装"Hawk One Canada"です。記念塗装って自衛隊じゃ聞かないから新鮮。
偶然グーグルストリートビューを見ていたらこれを見つけてしまったのが運の尽き。F-101という見たことのない戦闘機ならば見に行かなければということでここまで足を運んだわけなのでした。アメリカ以外だとカナダと台湾でしか採用されていなかったのでまあまあレアかと。
思ってたよりもデカいです。機体デザインも好みな方ですし、プラモ作るかな。



CF-101の向かいにはコモックス空軍博物館Comox Air Force Museumがあります。ここにも行きましょうね。



こんな感じのパネル展示が主ですよ。



風船爆弾。おおっ、ここにもあったか!
風船爆弾の構造とかそれを迎撃したカナダ軍の活躍とかが展示されています。



ビクトリアに保存されている風船爆弾はバラストを繋いでおく輪っかだけでしたが、ここの個体はそれ以外に風船ガス開放バルブもあります。
風船の高度が上がりすぎた時にこれでガスを開放して高度を下げます。よく出来ているんだなぁ。



さらに風船の断片もあります。貴重な展示物だ、ありがたや~^。素材は和紙と蒟蒻糊と一見ローテクに見えますが、太平洋横断に耐えうる性能を持っているのはここに展示されているものを見れば一目瞭然。連合国側もこの風船の素材、特に糊の素材は最後まで分からなかったようです。まあ蒟蒻だもんな、想像もつくまい・・・。



曲技飛行隊「スノーバーズ」のパイロットスーツ。8月に行われるエアショーにも飛来するそうだな?(おっ



エンジンの整備員。
他にもちょこちょこありますがこの辺で。



この博物館、屋外展示もあるのですが、中に入れるのは4月から10月まで。今は2月なので柵の外からしか見れません・・・。とは言っても、大抵の機体は外からでも充分見れます。
こちらはCF-101B。一般塗装ですね。赤白のラインがいいアクセントになっていてよいですな。



CF-100 Mk.5 "Canuck"。カナダ唯一の国産迎撃戦闘機です。Mk.5は高高度戦闘仕様で、主翼の大型化や武装をロケット弾のみに絞るなどの変更が行われています。



CS2F-2 "Trucker"
グラマンの対潜哨戒機S-2をDHCが生産した機体。S-2は海上自衛隊にも配備されていました。確かに鹿屋で見た覚えあるわ。



C-47 "Dakota Mk. III"
ダグラスDC-3の軍用機版です。元々の愛称は「スカイトレイン」ですが、イギリス製の機体は「ダコタ」と呼ばれていました。
C-47が見れて満足。



CL-28 "Argus Mk. I"
カナディア製の対潜哨戒爆撃機です。潜水艦絶対殺すマン。



CF-104 "Starfighter"
おまたせいつもの。これはカナディア製です。塗装は何かの記念塗装なんだろうな。YF-16/CCVみたい。

まだ他にもいますが今回は適当にこのくらいで。多分また紹介することになる(おっ
では最後の目的地へ。



E&N Rail Courtenay Station
本日の終点、コートニー駅、E&N鉄道の終着駅です。
終点らしく立派な駅舎が建っています。これでE&N鉄道の駅舎のある駅は恐らく全て周れたことになると思います。やったぜ。ただし、ビクトリア駅は既に解体されていたのでこれだけは訪問が叶わなかったわけですが。



看板類。末期はビクトリアからここまでRDCが一往復だけという超ローカル路線でした。



終着駅の割に線路は寂しいです。貨物の取扱はここでは行っていなかったようです。



駅からさらに向こうへ線路が延びています。ですが、本線と機回し線くらいしかないですね。
地元民が揃って線路なうしているので自分もついていきます。



最終的にはぷっつりと線路が途切れていました。ここがビクトリア~コートニー234kmの終点。
車止めは申し訳程度に土が盛ってあるだけであっけないものでした。この先に線路があった痕跡もなく、長らくここが終端だったようです。



末端から線路を眺めます。ビクトリアからここまで、遠くに来たもんです。東海道線だと東京駅からだいたい掛川駅くらいまでの距離だそうですね。
何やら、一部区間で運行を再開させるなんて噂もあるようですが、うんまあ期待しないで待ってみます。でも乗れたらいいなぁ。

これで見るものは全部見ました。あとはハイウェイを走ってレンタカーを返却しに戻りました。途中、直線の続く道で制限120km/h区間があって、ここぞとばかりに飛ばしましたwなお燃料。
というわけでこれでおしまいです。はい。



最後に、今回の保存車巡りマップです。旅行時の参考になったらと幸いです。こうやって整理してみると結構周ったね。
ポートアルバーニに行った時に周った車両は抜けているので、そのうち全部まとめた地図を作るかもしれません。

バンクーバー島の保存車両を探せ! その7 【2015/02/07~08】

2015-08-10 22:36:17 | 旅行・イベント記

ナナイモから19号線道路を走って行って、次に辿り着いたのはパークスビルParksville。



ここにE&N鉄道のパークスビル駅があります。やはりカナダ太平洋鉄道の標準デザイン。
訪れた時は開いてなかったですが、廃線後駅舎は土産物屋として使われているようです。



VIA鉄道の看板も残っています。



線路側。廃線跡なので普通に線路なうできますね。
建物左半分は信号所か何かの設備のような雰囲気でした。
プラットホームは駅舎分の長さしかありません。



留置線は2本ありますが長さはそれほどでもないです。本線と違って草もボーボー。



この駅最大の特徴は、ここを境に線路がふた手に分かれるジャンクションであることです。
左側のまっすぐ延びている線路は去年12月に訪れたポートアルバーニへの支線、右にカーブしている線路はコートニーへと続く本線です。
本線側が分岐するというのもおかしな配線ですね。もしかしたらポートアルバーニの方が元々は本線だったとか?



駅はダウンタウン内に建設されることが多いですが、パークスビル駅はダウンタウンから離れた位置にあります。ジャンクションとしての機能が優先されたのかな?



駅舎の他に給水塔も保存されています。看板として用いるために道路脇に移築されたと思います。



道路に立てられているVIA鉄道の看板も残っていますね。これはさすがに撤去したほうがいいんじゃ。



パークスビル駅を去ったら、今度は19A号線を進みます。19号線はハイウェイですが、19A号線は一般道を走る旧道です。今回は出来るだけ旧道を走りながら運転するというスタンスです。
で、辿り着いたのがクアリカムビーチ。浜辺が見えたのでふらっと寄りました。



カモメの群れ。



あの鳥はなんだろうな(調べない



ベンチに腰掛ける老夫婦。
カナダはのんびりしていて本当にいいところ。

浜辺を見ただけで、前も見た蒸気機関車はパスしました。実はちょっと時間が押している。



さらに北上して、コートニー市Courtenayに入ります。ここで情報収集のため観光案内所に立ち寄ります。



そしたら、CT-114練習機「チューター」が保存されているのを見つけました。バンクーバーの航空博物館で見たものを同じ機種で、塗装も同じカナダの曲技飛行隊「スノーバーズ」のものです。こんなところにもあったのね。



これは5番機。
ところでCT-114ってスノーバーズの現用機なわけだけど、保存してある機体はどこから持ってきたんだ?



観光案内所で手に入れた情報を頼りに訪れたのはここ。その名も「日系の墓」。
明治時代あたりに出稼ぎでこの辺りの炭鉱で働いていた日系人の共同墓地です。



こんな感じになってます。



もう一箇所、コートニーに保存されている蒸気機関車を見ます。Comox Logging & Railway #2 "Deuce"です。1960年ボールドウィン製の2-6-2Tプレーリーです。
金網が全周に張られているのでこんなお写真に。



反対側はこう。金網が入るのは仕方ないじゃん。

では今日の最終目的地へ。


最終回へ→

北米project ~Advance to U.S. その24 【2014/12/19~24】

2015-08-08 23:59:39 | 海外旅行記

本日のメイン会場、第二次世界大戦ギャラリーです。大戦中の各国の垂涎モノのウォーバードたちが集結しています。
では見て行きましょう。



Supermarine "Spitfire Mk.IX"
最初はイギリス代表「スピットファイア」。楕円翼の形をした主翼が特徴的な戦闘機です。バトル・オブ・ブリテンにおいて侵攻してくるドイツの戦闘機や爆撃機を戦闘を繰り広げたのが有名かな?
博物館の機体は1944年製で、同年6月6日のノルマンディー上陸作戦時には支援作戦任務に参加しました。戦後はオランダ空軍とベルギー空軍に転属した後退役しました。
これは知ってる、有名だよね。本物ですねぇ、いいですねぇ。



ノーズが細長いのが液冷エンジン機の特徴ですね。視界悪そう。



Messerschmitt Bf109E-3
ドイツ代表。ドッグファイト主流の時代にあって世界初の一撃離脱戦法を主眼に設計された戦闘機で、なおかつ世界最多の生産数記録(約3万3千機)を持つ戦闘機です。
ドイツ以外でも運用されていて、日本でも数機が試験運用された他、搭載エンジンであるダイムラー・ベンツ「DB601」はライセンス生産されて液冷エンジン「アツタ」として艦上爆撃機「彗星」に採用されています。なお精密すぎてあまり使いこなせなかった模様。
この機体もスペインのイスパノ製HA1112です。でもどうやらドイツ製らしい。塗装はナチスドイツ空軍のエース「ハンス・アッシ・ハーン」の搭乗機を再現しています。
これは知らなかった。一撃離脱機らしく降下姿勢で展示されています。



Curtiss P-40N "Warhawk"
アメリカ代表その1。他にもまだまだいます。
アメリカ陸軍の戦闘機で、第二次大戦時には頑丈さだけが取り柄であとは既に旧式化していましたが、それでも1944年までに約1万5千機が生産されて、よく頑張ったとか。
P-40で有名なのがアメリカの義勇兵部隊「フライング・タイガース」です。まあ義勇兵というのは建前で実際はほとんどアメリカ軍の正規部隊だったんですが。なんでや!中国国民党軍を支援するためなので、国籍マークはそれが描かれています。
博物館の機体は1945年ニューヨーク州バッファローの工場からアリゾナ州ツクソンまでのわずか60時間の飛行だけで生涯を終えたもので、軍用機の中でも最も短い飛行時間だと言われています。よってフライング・タイガースとは縁のない機体です。



日本軍機の撃墜マークが目を引きますね。6機撃墜なのでエースパイロットだな。
エンジンカウルのO'reilly's daughterというのは陸軍航空隊の有名な酒宴の歌なんですって。



あとはこのシャークティースが特徴的。虎なのに鮫なのかよ・・・。



Nakajima Ki-43IIIa "Hayabusa"
お待ちかね、日本代表は帝国陸軍の一式戦闘機「隼」です。火力が弱いけど防弾装備が充実していました。
何かと海軍の零戦と比較されて(しかも零戦よりも劣っていると評価されて)しまいがちですが、隼は零戦よりも操縦性が高く、第二次大戦中最も扱いやすい戦闘機とここでは評されています。やるじゃん。
博物館の機体は、千島列島の占守島で回収した4機の残骸をもとに再構築されたものです。外板は新しく貼り直したのかも分からないですけど綺麗ですね。
塗装は1945年、アリューシャン列島から飛来する米軍爆撃機からの空襲から本土防衛のために、やはり占守島の第54戦隊第3中隊に配備されていた立川飛行機製のキ43三型のものです。金属地にまだら塗装です。ペンキ無かったのかな?




現存する隼が見れて満足です。知覧に映画撮影用の模型はありましたが、実機は日本にないですからね。感激だなあ。
連合国コードネームの"Oscar"ではなくちゃんと"Hayabusa"と説明されていたのもよかったです。



レシプロ戦闘機は斜め後ろから見るのが好きです。



飛行機の他にも日本軍に関する史料が展示されています。例えばこの寄せ書き。金剛でも轟沈したのかな?違いますね、特攻前ですね、どうも。



3分で分かる日本軍動画。飲酒運転上等。



発艦前の艦載機勢揃い。どの空母かな?発艦前のシーンはいつか模型で再現したいものです。



鳳翔さんが出ていました。やったね。

つづきます。


その25へ→

バンクーバー島の保存車両を探せ! その6 【2015/02/07~08】

2015-08-06 23:43:43 | 旅行・イベント記

2月8日(日)
今日も朝からレンタカーを走らせてバンクーバー島を北に進みます。まずはダンカンを越えて一気にナナイモまで行って、ナナイモを発着する水上機を撮影します。
就航しているキャリアはビクトリアでもよく見るハーバーエアだし、機材もDHC-3-Tばかりだろうなあと思っていたんですが。



なんだあいつ?DHC-3より小さいしエンジンはレシプロだぞ!?
でまあ、何かというとDHC-2「ビーバー」というブッシュプレーンです。見ての通りDHC-3よりも小型です。レシプロエンジンを積んでる旅客機というのがツボりました。まだまだ探せばいるもんだ。
これのレジ番はC-FEBE。



ハーバーエアのDHC-3T(C-GOPP)が到着します。



加えてもう一機(C-FHAA)飛来します。



さらにトフィーノエアのDHC-2(C-GFLT)も到着します。ハーバー航空以外にも就航しているキャリアがあったのか・・・。



次の飛行機を待っている間にBCフェリーのMV Quinsamがナナイモを離れて行きました。ナナイモとガブリオラ島を結んでいます。
この辺りから雨が降り出してきました。いつもの小雨なので撮影にはあまり支障なしですが、うーんこの。



C-GOPPが折り返し、出発します。



離水。



これで朝練はおしまい。発着間隔が開くので撤退します。
DHC-2が見られたのは収穫でした。レシプロ独特のカラカラしたエンジン音がいいですね。



せっかくなのでついでにBCトランジットも撮影してきます。NFIのエクセルシオールシリーズは近場ではナナイモかバンクーバーでしか見られませんからね。
というわけでXN40です。やはり屋根カバーがカッコいい。



リアは一面緑に天然ガス車の文字。



バスターミナルにバスが集結します。
ナナイモ管内のバスのダイヤは1時間ヘッドで、その時刻に合わせて各系統のバスがバスターミナルを発着するという方式。乗り継ぎとかしやすくていいですな。



発車したところも押さえます。同時刻に各系統が発車するので数分の間に何台もバスが通ります。まあほとんどXN40なのですが。



1台だけ旧型のD40LFが運用に入っていました。



E&N鉄道のナナイモ駅駅舎にも寄って行きました。
これでナナイモ編はおしまい。次の場所へ移動します。


その7へ→

北米project ~Advance to U.S. その23 【2014/12/19~24】

2015-08-04 19:53:31 | 海外旅行記

次は本館から道路を挟んで反対側にあるスペースギャラリーへ。
スペースシャトルのモックアップがあります。



シャトルのカーゴの中も見れます。
時間が推しているのでここは軽く見るに留めさせてもらいました。また来ます。
ここから外に出るとエアパークに行けます。



Concorde
史上初、そして現時点で唯一の超音速旅客機。ロマンあふれる機体ですがロマンしか無かった模様。
軍用機で超音速が突破されるようになると、旅客機でもそれを求めるようになるのはまあ自然な流れであって、イギリスとフランスが共同開発しました。他にもアメリカやソ連が超音速旅客機を開発していましたが、こちらは最終的にポシャりました。
細長い胴体とオージー翼にオリンパス593 Mk.610エンジンを4発、さらにフライバイワイヤも搭載し、巡航速度はマッハ2。はっやーい。通常のジェット機が片道運航する間にコンコルドなら行って戻ってこれます。当時の航空機技術の最先端を文字通り突っ走ってました。
ですが、ソニックブームの発生や航続距離の短さゆえに就航路線が限られたり燃費も極悪だったり(不運にもオイルショックと時期が重なってもうアレ)で需要が生まれず、生産数はわずか20機、運航先はブリティッシュエアウェイズとエールフランスだけとなりました。
この機体(G-BOAG)は「アルファゴルフ」という名の量産型14号機で、1978年4月初飛行、1980年にブリティッシュエアウェイズで運行を始めました。飛行時間は1万6千時間以上で、2003年11月5日に最終運行をしました。ニューヨークからシアトルへの回航時には同区間最速の3時間55分12秒を記録、うち1時間34分4秒間は超音速飛行をしました。

本物のコンコルドです!細い!
コンコルドは需要はなかったけど人気はあったようで、ほとんどの機体がイギリスとフランスを中心とした欧米の国々で保存・展示されています。この航空博物館のもそのひとつです。日本にはない。JALが導入していたら保存されたかもね。
コンコルドが見れて早くも満足。



機内に入れます。座席はエコノミークラス相当ですかね。まあ狭い。なお料金はファーストクラスよりも高かった模様。金で時間を買ってたんですな。



座席も狭いですが、何と言っても窓が小さい。
内側の窓は他の旅客機と同程度ですが、外側の窓が小さい。はがきサイズの大きさだとか。うーむ、これじゃ外が殆ど見えないです。



オリンパス593 Mk.610エンジン。旅客機のエンジンに見えない・・・。燃料をバカ食いします。



Boeing 737-130
1967年から45年間以上に渡り8000機以上が生産されているジェット機のベストセラー。今も生産や新型モデルの開発が続いているから1万機は超すだろうし、全旅客機を含んだ最多生産記録を持つダグラスDC-3の1万7千機の数字もそのうち破るかもしれません。
このB737-130(N515NA)は737の初期型である737-100型の最初の機体でなおかつ737シリーズ全体の初号機でもあります。ボーイングの飛行試験機として使われ、1974年にはNASAのバージニア州ラングレー研究センターに移籍し実験機として使われました。
全ての737の原典がここに。これも感激ものです。ノーズは現行の737NGシリーズとは少し違うか?地面からの高さもやや低いかも。垂直尾翼は絶対にこっちのほうが小さい。



何よりもエンジンが異なっています。
プラット&ホイットニーJT8D-7低バイパスエンジンを搭載しています。細いし、弱そう。
地面とのクリアランス確保のためにパイロンを設けずに主翼に直留めしているのが特徴。離陸時とか結構ギリギリなんじゃないかなコレ。



Boeing 727-223
ボーイング707をベースにした中距離用ジェット機で、胴体後部に集中して配置された3発のジェットエンジンとT字の尾翼が他のボーイング機にはない独特なスタイルをしています。物心ついた時には既に日本の空からは退役していたんで馴染みはないです。
リアエンジン方式と主翼の高揚力装置の採用により短距離での離陸が可能となり、707では就航できなかった地方の小さな空港でも運用できるようになったことから約100社の航空会社で採用され、737と共に地方空港のジェット化に大きく寄与しました。総生産数は約1800機で、737に抜かれるまではジェット機で最多の生産数でした。日本では全日空が多数運用していたそうで。
このB727-223(N874AA)はアメリカン航空の機材でした。金属地剥き出しのボディが特徴です。最近は塗装するようになりましたね。



特徴的なエンジンと尾翼。エンジンは737と同様のプラット&ホイットニーJT8D-17を搭載します。
三発機はエンジン配置が独特なので面白いです。727はそうでもないですが、DC-10やMD-11は垂直尾翼の根本に搭載された3発目のエンジンは折れるんじゃないかと思うくらい危なっかしいですね。



Boeing 747-121
言わずと知れた世界初の2階建てジェット旅客機「ジャンボジェット」。1969年の初飛行以来、現在も生産が続けられているベストセラー。現在の生産数は1400機くらい。
その圧倒的輸送力により航空券の安売りが可能になり、航空機輸送の大衆化に大きく貢献しました。日本でもたくさん飛んでいましたね。
この機体(N7470)はB747の初号機で、飛行試験を行った他にも777用のエンジン開発の試験にも供されていました。



機首にはエアラインのロゴマークが貼られています。JALとアメリカン航空とトランスカナダ航空くらいしか分からないですけど。塗装はボーイングの昔のハウスカラーで、JALの旧塗装のようにも見えます。
それと、747の初期型は2階部分が現行モデルより小さく窓も少ないのが特徴です。ファーストクラス用のラウンジに使われていたとか。



Lockheed L-1049G "Super Constellation"
ロッキードが開発したレシプロ四発旅客機で、最後のレシプロ大型旅客機として知られています。愛称は「コニー」。日本のエアラインには導入されなかったので馴染みのない機体ですが、「空の貴婦人」と呼ばれるほどに美しいデザインが人気で、多くの博物館で保存されているようです。
L-1049Gは、L-049の胴体をストレッチしたL-1049の主翼翼端に燃料タンクを追加搭載して航続距離を延ばしたもので、太平洋・大西洋横断路線に投入されました。
この機体(CF-TGE)はトランスカナダ航空で運用され、退役後は一時レストランとして使われていました。
そんなに美しい機体かなぁ、コックピット周りが潰れた感じのデザインに見えてあまりそうとは・・・と思いますが、人気だそうです。



独特なのが3枚の垂直尾翼です。



Boeing VC-137B "Air Force One"
ボーイング707-120をベースにしたアメリカ大統領専用機初のジェット機(機体名SAM970; Special Air Missions 970)です。1959年にスーパーコンステレーションを置き換えるために導入しました。
アイゼンハワー、ケネディ、ジョンソン、ニクソン大統領を乗せていました。1962年に後継のVC-137Cに任を譲った後は、1996年6月まで副大統領と要人の輸送機として活躍しました。
コンコルドと並ぶエアパークの目玉ですね。ちなみに「エアフォースワン」は大統領専用機の愛称ではなくて、アメリカ空軍が大統領が搭乗した機に対して使うコールサインです。なので、戦闘機だろうが輸送機だろうが羽の付いたカヌーだろうが、それに大統領が乗っていればそれがエアフォースワンと呼ばれるわけです。



エアフォースワンは機内に入れます。



大統領選用寝台(たぶん)



大統領選専用ソファー(だったはず)
核ミサイルの発射ボタンはどこにあるんだ?



操縦席。



ロマンを追い求めたコンコルドと現実に則した787。旅客機はゆくゆくは高速化か大型化のどっちかになると思ったら、結局は経済性が重視されたっていうオチでした。次の時代にはどんな旅客機が要求されていくんでしょうね。楽しみです。

エアパークは以上です。次からはお待ちかね、第二次世界大戦編です。


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バンクーバー島の保存車両を探せ! その5 【2015/02/07~08】

2015-08-03 23:04:12 | 旅行・イベント記

満足のいく機関車の写真が撮れたので、次は森の中を歩いてみます。そしたら、人だかりが見えたのでそこに行きます。



おっちゃんが樹の幹にドリルを挿して穴を開けていました。
これはメープルシロップの採取の仕方の実演です。穴を開けて樹液を抽出させるんですね。



開けた穴にノズルを挿しこんで、そこから管を通してタンクに樹液を貯めます。
この時点では樹液は水のような粘性の殆ど無い状態で、これを煮詰めていくことでいつも食べているメープルシロップになるわけです。煮詰め具合によって5つのクラスに分けられます。
樹液は飲んでみることも出来ます。ほんのりわずかに甘い水という感じでした。
ちなみにカナダ人は毎日メープルシロップを飲んでいるわけじゃないぞ。日本人が毎日スシを食べないのと同じだな。



車庫です。線路が延びていますが途切れてますね。庫内は公開されてませんでした。



BC Forest Productsの9号機関車。Whitcomb Locomotive製の電気式ディーゼル機関車です。その隣にいるタンク車は消防車なのかな?



レールは三条軌ってことでいいのかな。



デルタ線。あの茂みの向こうに本線があります。デルタ線の途中にもう一本分岐しているのが珍しいといえば珍しいのか?線路のことは分からない。



乗る気はなかったんですが、気が変わりました。列車に乗ってみます。軽快な走りを見せます。楽しい。



作業機械。用途が分からない。



ダイヤモンドクロスを渡ります。



車庫を通り過ぎます。



製材所っぽい建物が目に入ります。



湖の上を少しだけ走ります。対岸には行かない渡らずの橋です。



途中駅は通過。急行です。
楽しかったです。また乗ります。



今更ですが配線はこうです。



ガレージ。古そうな自動車が置かれていますが、入り口には網がかかってるわ前にはベンチを置くわあんまり見せる気はないらしい。



こんな感じです。こいつら絶対走れるよ。



ロードローラーだッ!しかも動力が蒸気機関。これは驚き。これも走るんだろうな。



蒸気トラック。うーん、すごい(小並)

こんな感じでした。楽しかったです。また来ます。
今日はこれでおしまい。お家に帰りました。翌日へ続く。


その6へ→