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キット:エマー 1/72 F-94Cスターファイア(後期型) #EM3004
仕様:アメリカ空軍第27戦闘迎撃飛行隊 1955年ライト・パターソン空軍基地
アメリカ空軍が急場しのぎで作り上げたロッキードF-94A/Bの発展形として開発した全天候型迎撃戦闘機です。計画段階ではYF-97という別型式の戦闘機でしたが、謎の力により在来F-94のサブタイプとして採用されることに。
こういう経緯からも分かるように、A/B型とC型では形状も性能も別物です。
兵装は、在来型の機関銃では爆撃機相手では力不足なのでそれに代わって強力ネズミことマイティマウス・ロケット弾24発を機首に装備。それだけでは足らず、主翼前縁にも1基12発のロケットランチャーを苦し紛れとばかりに左右にぶっ刺して運用していました。
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極初期のジェット戦闘機だ、というのが凝縮されたようなお姿。その分迷走ぶりもあり。そこが面白いのですが。
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後ろ。
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エマーのキットは相応の品質はありましたがやはり現代の目で見るとしょぼいので、F-94の最新キットがほしいところです。
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ちなみに機首のロケット弾は黄色の星マークのところが内側にパコンと開いて、そこから発射されるっていう超素敵ギミックが内蔵されています。なんでそんなおもしろメカを・・・しかし当時の技師は大真面目だったわけで。
アメリカでもジェット戦闘機が開発されて以来、機関銃は狙いを付けやすい機首に集中配置されるようになったわけですが、このロケット弾もその設計に引きずられたんだと思います。でも実際はロケット弾の排気が空気取入口に流入してエンジンが停まってしまったそうな。
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じゃあ空気取入口の真横にロケット弾を置けば大丈夫だろうと思ったか知りませんが、主翼にロケット弾を追加しました。あの筒の中にロケット弾が入っていて、先端には整流のための覆いが付いています。発射する時に覆いも外れるんだそうな。
主翼下のハードポイントにロケット弾を吊り下げる手法はすでに実績があったのに、なぜか主翼前縁にぶっ刺すように取り付けたのは謎ですけど。
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尾翼と排気口周りも形状変わってるのだ。ロッキードとしては急ごしらえのA/B型よりもこっちが本命だったのだろうなと。
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足回りはA/B型ひいてはT-33と同じなように見えます。数少ない設計流用部分?
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裏側。
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以上、ロッキードF-94Cスターファイアでした。
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