黒鉄重工

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沼津と静岡にいる例のバスを見に行く 後編 【2016/07/14】

2016-09-07 22:19:21 | バス・航空機撮影記

沼津駅からは東海道線で静岡に戻るんですが、御殿場線ホームを見てみると313系3000番台が停まっていたのでちょっと見ていきました。
313系3000番台はパンタグラフが2基付いていて通常は2基とも展開して走っているんですが、7月に入った辺りから先頭側のパンタグラフを下ろして走っているというウワサを聞いていたので気にはなっていました。
理由は分からないですしだから何だってこともないのですが、何だか落ち着きませんね。



電車に乗っている途中、静岡鉄道のA3000形は今日走っているのかな?と運用を調べてみたらちょうどいいタイミングで新静岡行の列車に乗れることが分かったので、途中の草薙駅で乗り換えました。
静鉄の乗り場に着いてすぐにA3000形が来ましたので、これに乗って新静岡駅まで向かいます。乗るのはこれが初めてということになります。
車内の撮影ははばかられたんでしませんでしたが、まるで東京の電車だって感じでした(適当



新静岡で折り返しが発車するまでの間、しばしA3000形を観察することにしました。
LED前照灯/尾灯にフルカラーLED行き先表示器という最近の流行を抑えた仕様になっています。
1000系よりも縦長という印象の前面をしていて、形状がくさび形になっているのは先代の1000系を踏襲しているんだと思います。



銘板。めちゃくちゃ磨かれてるので正面から撮影すると自分の体が写ってしまうのだ。



行き先表示器。面積はあまり広くないです。
LEDなのを活かして特別な装飾が出来るらしいですね。



車体は18m、3扉、扉間の窓2枚と、東急7000系の設計を流用してそうだなぁと思わせます。
製造元の総合車両製作所の"Sustina"を採用しているという触れ込みですが、あんまそれっぽく見えねぇなというのがもっぱらの見解。
扉はE231系のような、窓ガラスの部分が一段へこんだようなアレでした。



総合車両製作所のステンレス車両といえば出っ張った雨樋が特徴だったんですが、Sustina導入後は出っ張りを無くすことが出来たようなんで、雨樋が引っ込んですっきりしています。
それでも車体はスポット溶接が目立つし外板の糊しろ(?)みたいな出っ張りもあるし、まあよく分からんなといったところです(手抜き
あと、今時妻窓を付けてくるとは思わなかったのでそこはびっくりしました。



連結部の転落防止幌が無いのが静鉄の電車の特徴だったりします。全駅のホームに柵を設けているので転落防止幌を設置しなくてもいいんだとかなんとか。



最後に出発したところを後追いで撮影して駅の外へ出ます。



新静岡セノバ前のバス発着場でしずてつジャストラインのバス撮影をします。
2015年秋ごろに復刻塗装車が数台登場しまして、今日はそれを狙いに来たというわけです。赤の緑の2種類が数台ずついます。
この一陣だけで終わりだろうなと思っていたんですが、翌年の2016年導入分も復刻塗装で登場したので驚きました。
とりあえず日デスペースランナーJP+西工96MC B-I(小鹿)で肩慣らし。



いすゞエルガ(鳥坂)。
鳥坂営業所のシンボルマークはウサギなんですが、鳥坂なんだから鳥にすりゃよかったのにといつも思っています。



日野セレガHD(相良)のハラダ製茶広告。パッと見どこのバスなのか分からねぇなこれ。
高速バスの全面広告車は思ったよりも見た時のインパクトが大きいです。こっこの広告バスもアレすごいです。



いすゞキュービック+富士重7E(岡部)。しずてつの純正ボディのキュービックは2015年初頭に最後の1台が除籍されて全滅しましたが、富士重ボディ車はまだ残っているということですね。



いすゞガーラHD(相良)。ガーラなんて持ってたんだ・・・。



三菱エアロスター(鳥坂)。



日野セレガ(相良)。



日デスペースランナーUA+西工96MC B-II(唐瀬)。
こんな感じで復刻車来ないなーと思いながら撮ってたら、別の経路から(新静岡を通らない系統がいくつかある)復刻塗装車が静岡駅へ向けて走っていったのを見つけたので、急いで駅の方へ。



やったぜ。
いすゞエルガ(小鹿)の復刻塗装車です。しかもエルガはエルガでも2015年にフルモデルチェンジした新型のLV290系です。これが初撮影。
初代エルガとおおまかな部分は同じですが、ライトケースや冷房室外機の形状とか窓配置とか、細かい所をみると見分けられます。ただし、やはり同時期にフルモデルチェンジした日野ブルーリボンとの違いが無くなってしまったため(初代エルガ/ブルーリボンIIは前照灯の数が違っていてそこで見分けられたのだが)、このバスはいすゞと日野どっちだ!?という風になります、はい。

先述の通り復刻塗装車でして、1945~1965(昭和20~40)年辺りに塗られていた塗装を再現しています。馴染みもクソもないくらい古いんで逆に新鮮。
赤と緑の2種類があって、赤は長距離/貸切用(ワンロマ車?)に使われていたそうです。とりあえず目当ての物が見られたんで満足。



さらに緑の復刻塗装をしたエアロスターもいたのでこれも狙いましたが、微妙な結果に・・・。
緑は短距離用に使われていた車両の塗装でした。



信号待ちを撮ろうとしたらエルガサンドにされてうーんこの。
ちなみにこのエアロスターは新型のMP38系で、2016年にしずてつに導入されました。これも初撮影。
しかも、しずてつがエアロスターを新たに導入したのは8年ぶりとも12年ぶりとも言われていて、随分と久々の導入になりこれにも驚かされました。

こんなところで今日は帰りました。以上です。