
水上機撮影の続き。いよいよDHC-6がやって来ましたよ!

そこどけカモメお前じゃない!

というわけでウェストコースト・エアDHC-6-100 (C-FGQH)です。3回目にしてようやくうまく決まりました、やったぜ。

もう少し寄せてからも撮ります。

真横。

着水していきました。いやあ満足。

ハーバー・エアDHC-3T (C-GHAG)ロイヤルズ塗装。

なおこの日は風が強くて、普段はとても穏やかなインナーハーバーに白波が立つほど。風上に向かってタキシングする水上機も水しぶきを被ります。これは後でエンジンの整備が大変そうだ・・・。
海の上で離着水できるというのは水上機の利点であると同時に欠点でもあるのです。水のあるところならどこでも離着水できそうですが、波が高いとこれが出来ないので常時離着水できる場所というのは意外と限られてきます。このインナーハーバーも文字通り内湾で波が立たない地形ですしね。少なくとも外洋に接するところは厳しいんじゃないでしょうか。
あとは海水を被るので機体が腐食しやすく陸上機と比べて整備に手間がかかるとか車輪が付いてないから陸上の整備工場に運ぶのに手間がかかるとか(車輪付きのフロートもあるけど)、いい事ばかりじゃないです。
小回りの良さもヘリコプターには敵いませんし、今は大抵の場所には飛行場が整備されてますし、現代ではどうにも使いづらい機体になってしまったわけです。
そんな中でダウンタウンの隣が海(収益が見込める)、その海もいつも穏やか(高波で欠航する事態がない)、空港が街から離れている(競合性が高い)という水上機運用に必要な条件を満たしているビクトリアおよびバンクーバーは地形的に相当恵まれていると思います。よく目を付けたものです。

ちょっと場所を移してフィッシャーマンズ・ワーフで撮影します。いつも撮影しているところはローレルポイント・パークという湾内の幅が最も狭くなる地点です。
水上タクシーもすごく飛沫をあげていますね。

DHC-3T (C-FODH)旧塗装が滑走していきます。ここからだと離水も撮影できるという算段でしたがその通りになりました。

ビタッ!と離水します。離水後は湾に沿って左旋回していきます。

DHC-3T (C-FJHA)新塗装が飛来。

まあさすがにここからだと遠いですわな。

着水。

プロペラの推進方向を逆にして制動をかけます。これってプロペラを逆回転させてるのかと思いましたが、ペラのピッチを逆向きにしているだけなんですね。なるほどそりゃソッチのほうが楽だわな。

反転して空港へ。
水上での操舵にはフロートに付いている舵を使っていると思います。尾翼やエルロンでは無理でしょうきっと。
なおDHC-6ではフロートの舵は付いておらず、左右のエンジンの出力を調節して操舵しているんだと思います。
今日はここまで。
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