黒鉄重工

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ビクトリアの海軍基地を見てみる(?) 【2014/10/11】

2014-10-27 23:03:09 | 鉄道撮影記

ビクトリアに来てから実質初めての休日。どこに行こうかと地図を見ていたら、バスで行けるところにカナダ海軍の基地があるのを見つけましたので、行ってみることになりました。

路線バスに乗ってDock yardバス停で下車します。ビクトリアの路線バスはBC Transitという事業者によって運行されています。かなり初見殺しのバスですが、運行頻度が高く系統運行が単純なので慣れれば便利な交通機関です。
バスに関してはまた別記事にて。



何かの艦の主錨。艦の特定は出来ませんでした。だいぶ古そうな雰囲気はしますが。



Japanese TSUNAMI。
「津波」が世界共通語になっているなんて話を聞いたことがありますが、本当なんですねー。



海軍施設の入り口。アポ取ってないんで入れるわけもなく。アポ取れるかもわからないですが。
周りから艦船が見れればいいかななんて思ってました。



ぼろぼろのスクリュー。
安全な職場を目指そう!みたいなことが書かれていました。訳してても背景が書かれてないのでよく分からなかったです。内容はネガティブだったし。
スクリューがぼろぼろなのも意図してのことかも・・・。



道を歩いていると消防署がありました。
レトロさを感じさせる消防車です。バックドラフトの世界みたいです。



海岸沿いに歩いて行き対岸に回りこんでそこから艦船を見ようと画策し道を進んでいたわけですが、先日見たE&N Railの廃線跡とぶち当たりました。



E&N Railは1913年から2013年まで運行していた路線(2011年からは運休状態?)で、ビクトリアとコートニーの間234kmを結んでいました。私鉄として創設されたと思いますが、晩年は国営の旅客鉄道VIA鉄道に吸収・再編されていました。
末期はマラハット号という単行のディーゼルカー列車が1日1往復だけ4時間半かけて走っていたというあまりにもお粗末な状態だったといいます。
延長230kmの鉄道を1日1往復の列車のためだけに残すというのはとてもですが割に合いません。そりゃ廃止になるわけだ。



エスクィマルト駅(Equimalt)だった場所のようです。駅の面影ないし、いやでもプラットホームなんて無かったのかもしれないし。いやでもこれはもうバス停・・・。



運行当時の写真が飾られていました。アメリカのバッド社(東急車輛にステンレス車両のライセンス契約をした会社)が開発したRDC(Rail Disel Car)シリーズです。
ステンレス板キハ20系に近い印象ですね。乗ってみたかったなあ。



路盤の一部は遊歩道化されています。この利用法も定番ですね。廃線になっても線路を剥がす金も無し。しばらくはこのまま"放置"されるかと思います。



さて、艦船が見えそうな位置まで回りこみましたが・・・木が邪魔で見えない。



逆光アンドケツという悪条件ですが見えました。ハリファックス級フリゲート5番艦レジャイナ(FFH-334 HMCS Regina)です。なんでや!
老朽化した護衛駆逐艦の置換えが目的だとか。哨戒ヘリコプター、シースパロー、ハープーンなどを装備した結構な重武装艦。



給油艦プロテクター(AOR-509 HMCS Prtecteur)。2009年に東京の晴海港に寄港したことがあるようですね。



さらに歩いて行き、踏切と廃線路を絡めた写真をば。ここに列車が来たらいい感じになると思うんだけどなあ。叶わぬ夢。


この先にあるショッピングモールでお昼を食べて、そこから出てるダウンタウン行きのバスに乗って帰りましたとさ。