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カナダの旧車展示会で魅惑のアメ車を堪能する その9【2016/5/28】

2020-08-23 20:14:57 | 日常記
MG・MGB GT(1967年式)
イギリス製の大人気スポーツカーです。これは日本でも有名な部類だと思います。
北米のMGBだとアメリカの衝突安全性基準を満たすために後期型ではバンパーがラバー製になってダサくなりましたが、これは前期型なのでクロームのバンパーになっています。やはりこっちの方がかっこいいですよね。


MGBは基本的にはオープンカーですが、GTモデルはファストバックスタイルのハッチバックになっています。


MG・YA(1948年式)
どうやらここはイギリス車軍団のようです。
YAは初めて知りましたが、1947~1953年製造のスポーツサルーンだそうな。


後ろ。


トライアンフ・TR3A(1962年式)
車種どころかメーカーすら初耳でした・・・。これもイギリス製スポーツカーです。
車種全体としてはTRが車種名で、その後ろの数字や英字はサブタイプですな。TR3Aは、最初の量産型TR2のマイナーチェンジ版で、前照灯とグリルの位置が変わったんだそうな。


・・・カエルですな。


背が低く。
この前後フェンダーの形状は、昔の神奈中バスの裾部の赤塗装を想起させるものですな。


スタンダード・アトラスメジャー(1963年式)
イギリスのスタンダード社のライトバンです。これもメーカーからして知りませんでしたが、オーナーも渋いものを持っていますね。


現在の視点から見ると変わった構造をしています。運転室と貨物室で屋根の高さが違っています。ダイナルートバンみたいなチグハグな印象が。
それと、キャビンのドアが引き戸式になっています。これは反対側も同様です。
あとは、前輪がボディに埋まっています。曲がれなさそうな感じがします。実際、これの最小旋回半径は8.3m (29ft)だそうな。ハイエースの方がよっぽど曲がれますがな。


バックドアは開き戸式。


オースチンヒーレー・100BN1(1954年式)
オースチンは聞いたことあるけど、車自体は初見ですねぇ。
TRがカエルならこれはカニみたいな印象のスポーツカー。でも魅力的。


運転席。車種名の100は100mphで走ることが出来たから。これでアメリカの草レースでブイブイいわせていたそうな。


トライアンフ・TR3B(1961年式)
TR3Aのアメリカ市場向けです。2.2L、直4、116馬力エンジンとそれ用のギヤボックスを持っています。


運転席。


後ろ。


サンビーム・ミンクス(1967年式)
ヒルマン・ミンクスをベースにした自動車です。正直経緯がよくわからん。このモデルのヒルマン・ミンクスは、いすゞでもノックダウン生産していたことがあったようです。


後ろ。


スタンダード・ヴァンガード(1950年式)
イギリス車ですがアメ車みたいなボディをしている自動車。輸出も積極的にされていました。これは、第二次世界大戦で国家経済が傾いたイギリスが外貨獲得のために奨励したことだそうな。


運転席。木目のインパネが素敵。

以上、かつての栄えあるイギリス車軍団でした。
というところで今日はここまで。


その10へ→

カナダの旧車展示会で魅惑のアメ車を堪能する その8【2016/5/28】

2020-08-12 20:47:53 | 日常記
シボレー・アパッチ(1959年式)
ピックアップトラックですが、マッスルカーのような押し出しの強いフロントが素敵なような合ってないような。


フリートサイドのバッジ。これは荷台の形態を表すものです。


荷台を見れば分かります。「フリートサイド」はタイヤハウスが荷台の内側にあるものを指します。タイヤハウスが出っ張る分、荷台の実用性が幾分か下がりますが、ボディ側面がスッキリとして見た目が良いです。
一方、タイヤハウスが荷台の外側にあるものを「ステップサイド」と呼びます。荷台がフルフラットになる代わりに車幅が広くなってしまう欠点があります。
どうやら軽トラのように荷台の高さを上げるとかホイールを小さくするとかという考えはなかったらしいです・・・。

今までに見てきた’30~’40年代のピックアップを思い出してもらえれば分かりますが、昔々のピックアップはステップサイドが主流でした。1960年代からフリートサイドが登場し始めそこから数十年は両者選択式でした。しかし近年はフリートサイドが主流のようです。
ちなみにフォードのピックアップでは呼び名が異なり、フリートサイドは「スタイルサイド」、ステップサイドは「フレアサイド」と呼びます。GMCやクライスラーでもそれぞれの呼び名があるみたいですが脱線が過ぎるのでここでは割愛します。


コンビランプへと繋がる側面の突起がスポーティな側面です。ここら辺はフロント同様、マッスルカーのエッセンスが入っているんだと思います。実用性よりも見た目を大事にしたい消費者に人気があったのかもしれません。


フォード・フェアレーン500スカイライナー(1957年式;初代)
これ、先日のパレードで走っていた個体じゃないですかね。


運転席。紅白で派手。
エンジンはサンダーバード用のフォード・FE 390型6.4L V8エンジン、トランスミッションはフォードC6型ATに交換されています。


なんでかA&Wのハンバーガーセットがありますが謎。一応、A&Wがこの展示会のスポンサーの1社ではありますが。


自動で出し入れできるハードトップ。なぜか中間形態で展示してあります。パレードの時もこんな感じでしたから、よっぽどハードトップを自慢したいのか、あるいは故障してこの状態から動かないんだと思います。
この装備は1957~1959年式だけのもので、35年間倉庫にしまってあったものを発見して手に入れたようですから、自慢したくもなるかも。
中にある赤い箱はトランクなのか、ハードトップを動かす機械が入っているのか・・・?


うしろ。


フォード・モデルAスポーツクーペ(1929年式)
モデルAは手頃なホットロッド改造車のベースにうってつけだったみたいで、改造されまくったみたいです。これはまだ大人しい方ですが、シャコタンだし屋根もやけに低いしエンジンはシボレーのV8に交換されているし、元ホットロッドをそれっぽく復元したんじゃないか説を提唱します。


後ろから見ると低車高が目立ちます。床に説明書きがありましたが、撮影していなかったので謎。惜しいことした。


ダッジ・ダートスウィンガー(1969年式;4代目)
ここにダッジ車が出てくるのは初めてですが、知らない車です。初代は大型車として登場したものの代を重ねるごとに小型化していって、最終モデルの4代目では小型車の分類になってしまいました。


前。


エンジンはオリジナルだそうな。


運転席。


後ろ。


フォード・アングリア(1949年式)
フォードはフォードでも、これはイギリスの現地法人が生産していたイギリス車です。当時のアメリカ自動車メーカーは、海外拠点ではそこの実情に合わせた自動車をそれぞれ開発していました。アメリカ仕様に開発されたアメ車を海外に輸出しても現地で売れないですからね。ブリティッシュ・フォードは私でもなんとなく知っている程度には独自路線を出していたと聞きます。
アングリアは、ブリティッシュ・フォードの大衆車として、モデルチェンジを重ねながら1960年代まで販売されていました。アングリア (Anglia) というのはイングランドのラテン語名です。日本人がカッコつけて英語を使いたがるのと同じ感覚でイギリス人はラテン語を使うんだそうな。


後ろ。イギリス車なんですが、左ハンドル車でした・・・。


プリムス・AARクーダ(1970年式;3代目)
バラクーダの派生型で、トランザムレースのホモロゲーションを取得するためのレース仕様車の市販車版。なおトランザムレースは優勝できんかった模様。
AARというのはAll American Racesの頭文字から。


エンジンは5.6L V8に6パック(2バレルキャブレター*3つ)装備の仕様でした。この個体もオリジナルのエンジンを保っています。これがAARクーダのステータスなのでエンジンを交換するわけにはいかんでしょう。
左後輪の前からクロームのサイドマフラーが出ているのにも注目。あれもAARクーダの特徴です。

あくまで公道仕様だからなのか、内装はガチレースのようなスパルタンなものではないんですね。


サーフラインを流れる黒帯とAARクーダのマークがイカスやつです。マゼンタのボディカラーも目立つこと間違いなしですね。

というところで今日はここまで。


その9へ→

カナダの旧車展示会で魅惑のアメ車を堪能する その7【2016/5/28】

2020-08-11 23:13:00 | 日常記
アキュラ・NSX(1991年式;NA1系)
ホンダのスポーツカーというかスーパーカー。アキュラというのは北米で展開しているホンダの高級車ブランドです。レクサスみたいなものです。
さっき見たガヤルドといい勝負なんじゃないかしら。


NSXは末期モデルを除いてリトラクタブルライトのはずですが、これは初期型なのに固定式ライトですね。何か珍しい限定モデルなのか改造車なのかもしれないです。
ナンバープレートがNSXなのが良い。


リアのバッジはホンダなのね。


リアエンジンです。後ろの風防の後ろに空気取入口が。あんなところに。


ホンダ・S2000(2003年式;AP1系)
ホンダのスポーツカーです。これは人気車種ですね。売れていたかは別にして。


後ろ。基本的にオープンカーでしたね、確かこれは。


ホンダ・S2000(2003年式;AP1系)
これもS2000。これは大掛かりな改造がされてます。


ボンネットの中はこんな感じ。エンジンはオリジナルのF20Cのままのようですが、配管類が改造されています。ターボ化されているらしい。
あとS2000ってミッドシップだったのか、知らなかった(無知)


ロールバーが付いています。レース仕様?ホイールはキモヲタブルー。


ホンダ・シビック(1992年;EG系)
御存知ホンダのハッチバック。エンジンが魔改造されてとんでもねぇことになっているな!


エンジンはオリジナルに変わってJ32A型3.2L V6 VTECエンジンに換装されています。シビックに載せるエンジンではないと思われ。
エンジンを始めいろいろな部品がエンジンルームから溢れていて、ボンネットを閉めることはもはや出来ない状態です。これって公道走行できるの?


暗くて分かりにくいですが、座席はバケットシート、ロールバー追加、後部座席の内装は撤去、というようにガチレース仕様です。


運転席。3連タコメーターが目に付く。


後ろはまあ普通。
以上、ホンダ車軍団でした。この会場で展示されていた日本車はホンダだけでした。アメリカ人はホンダ好きが多いと聞きますが、カナダ人もですか。


プリムス・バラクーダ(1967年式;2代目)
プリムスの送り出したスペシャリティカーですが、どうにも影が薄いです。バラクーダ発売の2週間後にあのフォード・マスタングが出てきたのがまずかったと言われています。


グリルが左右に分かれているのは新鮮というか落ち着かんというか。


マッスルカーにしてはトランクが小さい気がします。ファストバックスタイルというやつでしょうか。


シリンダーヘッドのカバーがボンネットにくっついている?
340というのはこのエンジンの排気量340cu inのことです。Sは分からない・・・。エンジンはクライスラー・LA型5.6L V8エンジンです。


プリムス・クーダ(1970年式;3代目)
バラクーダの派生型で、同車の高性能モデルです。


このグリルは当時の日本車を彷彿とさせるような気もします。影響を与えていたのかもしれません。


383の文字が眩しいです。これはクライスラーRB383型6.3L V8エンジンを搭載していることから。

というところで今日はここまで。


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カナダの旧車展示会で魅惑のアメ車を堪能する その6【2016/5/28】

2020-07-31 23:56:00 | 日常記
オールズモビル・スーパー88(1960年式;4代目)
トヨタ86よりも数字が2つ多い分たぶんつよい。
さっき見た88よりも年式が2年新しいやつです。


つぶつぶグリルがおしゃれ。
スーパー88は、「ロケット」4バレルキャブレター付き6.5L V8エンジンを積んだ高性能モデルです。こんな燃料バカ食いマシン、アメリカ様専用だよなー。

車内。


後ろ。
マッスルカーというのは全長が長い、全幅が広い、全高が低い、というのばかりで、それが年々エスカレートしているっていう。


ボルボ・1800S(1966年式)
ボルボのスポーツカーです。さっき見たのと同車種だね。


車内。


後ろ。よく見るとテールフィンがあるのかー。


ポルシェ・356D(1959年式)
これもさっき見たやつですね。


運転席。


後ろ。


フォード・セダン(1933年式)
2ドアのセダンです。



内装キレイ、というか徹底的にレストアされていそう。


セダンという割にトランクがないけど・・・という気がしないでもない。


シボレー・ノマド(1956年式)
シボレーのワゴン車。もう3台目かな。



エンジンは完全に別物に交換されていますね。ヘミエンジンかLSエンジンっぽいけど、どうだろ・・・?気のせいだと思うけど。
MSDというのはエンジンの電子制御装置の部品っぽいですけど、50年代の車に電子制御付きエンジンかよ。
トランスミッションは4L60E型に交換しているそうな。


ステアリングホイール。


後ろ。これは落ち着いた色でいいね。


フォード・チューダーコーチ(1935年式)
知らん車です。魔改造ってくらい手が入っていて、テセウスの船状態なのではと。
色々いじっているようですが一番凄いと思うのはオートクルーズ機能と空調機能を備えていることじゃないでしょうか。これ30年代の車だよ。


エンジンはシボレー・ラムジェット350型に交換されています。一応フォード車なんだけど。


後ろ。こういう形状のリアをスラントバックと言うんだそうな。ひとつ覚えた。


フォード・ピックアップ(1935年式)
これも魔改造されたピックアップです。


フロント周り。
エンジンはシボレーのスモールブロックエンジン(6.7L)、トランスミッションは700R4型、前輪はディスクブレーキ、等。


後ろ。

というところで今日はここまで。


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カナダの旧車展示会で魅惑のアメ車を堪能する その5【2016/5/28】

2020-07-29 22:17:31 | 日常記
シェルビー・コブラ(1967年式)
キャロル・シェルビーが手掛けたスポーツカー。これは知ってるよ!
フォード・フェアレーン用の4.0L V8エンジン(改良でどんどん大排気量になっていくが)を、イギリスのACカーズのシャーシとボディに乗せて生まれた混血児です。
アメリカ各地の草レースで猛威を奮ったとかで。


上記の通りボディはイギリス製なので見た目は全くアメ車らしくないのです。


ステアリングホイールのコブラのバッジが良いですな。


フォード351Wエンジン(5.8L V8)。


マクラフリン・ビュイック・ロードマスター・フェートン(1936年式)
ロバート・マクラフリンという人が1869年に創業したカナダの自動車メーカーで、もともとは馬車製造をしていた会社です。GM創設者となるウィリアム・C・デュラントとマブダチだったので、彼が経営を引き継いだビュイックと早い時期から提携していた模様。で、1908年にGM創設に関わったそうな。


んで、このロードマスター・フェートンというのは、バンクーバー島の金持ち、ダンスミア家(おそらくジェームズ・ダンスミア)が3人の娘用に拵えさせた車で、3台しか作られていません。事実上、特注車です。


エンジンは、オリジナルのビュイック製3.8L OHV式直列8気筒。トランスミッションはスチュードベーカーの3速MTに交換、差動装置(横文字でいうところのディファレンシャル)は高速巡航可能なように1949年マーキュリー製に交換、ブレーキはキャデラック製ドラムブレーキに交換・・・なんだそうな。


1937年9月30日にフランクリン・D・ルーズベルト元大統領がビクトリアの総督官邸を訪れた時に乗車したのがこれなんだそうな。歴史的にも意義のある車です。


ボルボ・1800S(1968年式)
珍しくボルボ車です。ボルボが生産していたスポーツカーです。


うしろ。


ポルシェ・356アウトロー(1964年式)
御存知ポルシェのスポーツカーでござい。



年式からすれば厳密には356Cのはず。アウトローというのはよく分からんちん。


うしろ。ポルシェなのでRRです。


シボレー・インパラ4DHT(1959年式;2代目)
今日一番のオラオラ系自動車です。すごい押し出しの効いたフロントしてますね。


クロームもマシマシで、日本のオラオラ系ミニバンといい勝負できます。


ドアミラーもメッキ掛けは当然として形状も凝っていますね。


内装は青基調で目に優しいです。


フロント以上に衝撃的なのがリアのテールフィンで、こんな翼上に広がった形状はこのインパラの大きな特徴でしょう。これもうどっちがフロントなのか分からなくなるくらい主張してますね。
これのトランクってどこが開くんでしょうね・・・。


シボレー・セダンデリバリー(1937年式)
セダンのボディをバンタイプにしたやつですな。デリバリーはあくまで業務用の荷室なのか、後ろの窓はガラスになっていないですね。


フロント。地味にウィンカー付いているんですね。


エンジンは、305チューンドポートインジェクションエンジン。トランスミッションは、700R型AT。


後ろ。

というところで今日はここまで。


その6へ→

カナダの旧車展示会で魅惑のアメ車を堪能する その4【2016/5/28】

2020-07-25 21:53:28 | 日常記
フォード・F-100カスタムキャブ(1953年式)
ロックンロール・チャリティ・カーショーの続きです。
これはフォードのピックアップですな。


エンジンはV8サイドバルブエンジン。アメリカ英語ではフラットヘッドエンジンだそうな。排気量は3,900cc (239 cu in)。


色々なオーナーを渡り歩いているうちに色々といじられていった模様。


車内。


フォード・モデル67ピックアップ(1936年式)
Fシリーズが登場するより前のピックアップ。市販車仕様のママ維持されている模様。


モナーク・1947年式セダン
「モナーク」とは知らないメーカーなんですが、これはカナダのフォードが1946年に設立した現地ブランド。地位はマーキュリー相当の中級ブランドだそうな。
1958年に「エドセル」というフォードの新しい中級ブランドが立ち上がるとそれに置き換えられる形で消滅したんですが、エドセルはわずか3年で莫大な赤字を残して消滅するというフォード屈指の黒歴史となりました。で、エドセルがあまりにお粗末だったので1959年にモナークがカムバックして以後数年間復活していた期間があったそうな。


ボンネット。


車内。


後ろ。


フォード・1932年式クーペ
ファイアパターンのやつ。


後ろ。


フォード・F-47(1948年式)
ご存知Fシリーズの初代です。


エンジンとトランスミッションはシボレーの物に交換されている模様。


ボンネットとフェンダー。


荷台。


フォード・1937年式セダンデリバリー
当時流行りの流線型ボディを採用したやつ。リンカーン・ゼファーと並んで結構好きですね。売りに出されていて、$48,950でした。高いのか安いのか分からんですが・・・。





デリバリー型のボディです。今だったらワゴンと言うべき形状でしょうか。


フォード・1936年式クーペ
生まれてこの方ずっとビクトリア育ちらしい。ボディ、トランスミッションはオリジナルだそうな。


1939年式のフォード製V8サイドバルブエンジン(C7RA-A)に交換してあるみたい。


車内。


ケツがでかい。

というところで今日はここまで。


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カナダの旧車展示会で魅惑のアメ車を堪能する その3【2016/5/28】

2020-07-23 21:21:42 | 日常記
ポンティアック・GTO(1970年式;2代目)
引き続きロックンロール・カーショーです。
GTOはマッスルカーの代表例として自動車史に残る名車です。
1970年式は、前年式と比べて前照灯が格納式から普通の固定式に変わったのが外観上の特徴ですかね。


後ろ。いわゆるブタケツですか。時期的にC130系ローレルの元ネタになったのかしら


フォード・1937年式のシャーシです。フレームはオリジナルなんだそうな。


エンジンはGM製350~430馬力のものだそうな。クローム使い過ぎでは。


トランスミッションはGM製700R4だそうな。走行機器はGM製で固めてそうですね。


差動装置は「インランド・エンパイア」というサードパーティ製で、排気管はアル・ホプキンスという人がレストアしたそうな。


後端。


オールズモビル・4-4-2(1968年式;3代目)
オールズモビルの2ドアクーペ「カットラス」の派生型です。442というのは4気筒キャブレター、4速MT、2本排気管を意味します。


グリルに「442」のバッジが付いているのが目印。


内装。


後ろ。


ポンティアック・チーフテン・デラックス(1951年式;初代)
説明書きにはトーピードという名前が書かれていましたが、たぶんこれはチーフテン。なおトーピードというのは「魚雷」という意味で、そんな名前の車はさすがの俺も初めてだ・・・。それともアメリカ人にしか通じない意味があるのかしらん。


インディアンのマスコットがあります。チーフテンというのがインディアンの酋長という意味合いを持つので。


車内。


屋根からリアにかけてのぬるんとしたラインがよさげ。


フォード・フェアレーン(1966年式;5代目)
さっき見た赤いフェアレーンと同モデル。全ての部品がオリジナルと書かれていたので、本当ならよく維持できているなと。
他の旧車を見ていると分かるんですが、維持のために走行装置を別物に交換している場合が結構見受けられます。そこはやはり走らせられることが全てみたいな部分がありましょう。
逆に言えば、街なかで見かけるクラシックカーの資料性の程度は怪しいものだと思っていたほうが良さそうです。


縦2連の前照灯が一番好きなアメ車のアイコンです。


車内。


リア。


ハーレー・パンヘッド(1955年式)
すまねぇ二輪車はさっぱりなんだ。


車種名が書かれておらず、フレームを残してもう原型がないほど改造されているのかも。


フォード・4ドアセダン(1935年式)
これもきれいな状態でいいですね。


後ろ。

というところで今日はここまで。


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カナダの旧車展示会で魅惑のアメ車を堪能する その2【2016/5/28】

2020-07-15 22:12:25 | 日常記
ロックンロール・チャリティ・カーショーの続きです。
これはクライスラー・1931年式クーペ
メタリックブルーがイカスやつ。クライスラーのこの年代の自動車はよく分からぬ。


ボンネットのマスコットがおしゃれ。


後ろ。


キッズカー置き場。


謎バイク。


フォード・1933年式クーペ
シャコタンと出っ歯グリルで紫の塗装っていうやや族車っぽい出で立ち。


後ろ。


シボレー・ノマド(1957年式;初代)
当時のワゴン車では画期的なハードトップ風スタイルがイカしてると話題になったワゴン車。


LS3型4.3L V8エンジン。


運転席。


トランクはこんなかんじ。半開きにして容積を少し増やすこともできにけり。


後ろ。
ハードトップ風だったりテールフィンがあったりで、ワゴンながらかっこよいのです。


ランボルギーニ・ガヤルド(2006年式)
ランボルギーニは初めて見たな。たぶん会場で一番高い車。
なんかちっちゃいなと思ったんですが、そういう小型車なんですな。


リアエンジン車なので後ろにグリルが有りにけり。なおボンネットの部分にトランクがある模様。


後ろ。


エンジンルームを開けてくれているのがありがたや。


小型車といっても510hpの5.0L V10エンジンです。


シボレー・カマロIROC-Z28(1985年式;3代目)
ご存知シボレーのクーペ。IROC-Zというのはたぶんレース仕様のチューンがされたやつじゃないかと、知らんけど。


5.0L V8エンジン。


後ろ。これは80年代だというかんじですね(適当)


オールズモビル・スーパー88(1958年式;3代目)
オールズモビルのフルサイズセダンです。知らない車でした。


クロームマシマシですなぁ。かっこよさ。


88の上位グレードのスーパー88はクローム部品を多用したため、「クロームモビル」と呼ばれていたそうな。ドアまでクロームが伸びてるぞ。


運転席。
50年代以降のアメ車にはよくルームミラーからサイコロがぶら下がっているんですが、なんか意味があるのかねぇ、、、と調べたら、ファジーダイスというお守りなんですね。日本人がルームミラーに交通安全お守りをぶら下げるようなものですか。こういうのは案外どの地域でも考えることは同じなのかもしれませんな。


リアもクロームまみれです。凝った形状をしたテールランプにも注目。

というところで今日はここまで。


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カナダの旧車展示会で魅惑のアメ車を堪能する その1【2016/5/28】

2020-07-14 23:56:54 | 日常記
ビクトリア市内のティリカム地区にある体育館で、ロックンロール・チャリティ・カーショー (Rock & Roll for Little Souls Charity Car Show) というアメ車の旧車の展示会に行ってきました。以前より模型店やスーパーの壁にポスターを貼っていたのを見ていたのです。
思っていた以上に濃密な空間で、様々なアメ車のクラシックカーを拝むことが出来る良いイベントでした。せっかくなのでここで展示されていた旧車を順番に書いていこうと思います。


館内はこんな感じで、体育館の中に数十台の旧車がギュウギュウに展示されています。自動車博物館みたい。私は特にアメ車に詳しいわけじゃないですが、これは幸せになる空間です。


一番手はトラクターですが、まあ一番手前にあったのがこれなので・・・。
これはインターナショナル・トランスター(1979年式)です。


GMC・C/K(1969年式)
GMCのステップサイド・ピックアップです。シボレーC/Kと共通車種です。


エンジンルームはきれいですね。なぜか管が青く光っていますけど。


ステップサイドというのは、タイヤハウスが荷台の外にはみ出しているので荷台がフルフラットになっているやつのことを指していると思います、たぶんそう。


後ろのトレーラーにはモーターボートが積載されていました。1952年式グレンフェルです。リンドバーグの昔のプラモデルにこんなものがあったなぁ。


木目のあるボートいいですね。


ボーラー・トレーラー(1978年式)
小型トレーラーホームですね。この大きさだとピックアップでも牽引できそう。
この車だけは売りに掛けられていました。お値段$10,500。妥当か少し高めなのかなと思いますが果たして。


車内はこんな感じ。クラシカルっすな。


こんな年代の車がゴロゴロしています。すげぇとしかありませぬ。


フォード・F-100(2代目;1956年式)
351型クリーブランドV8エンジン搭載と書かれていましたが、なにかすごいのかは分からん。


このモデルはいいですよねぇ。アメリカでも人気あるみたい。


運転席。


荷台。軽トラ並みですな。


シボレー・アパッチ(1956年式)
C/Kの前の車種です。この頃のシボレーのピックアップは全部ひっくるめてタスクフォースという名前でしたが、中でもアパッチは軽量ピックアップに使われる名前でした。



車体規模は同時期のフォード車と似たりよったり。


フォード・フェアレーン(5代目;1967年式)
縦二連の前照灯がイカしている中型車。アメ車ですなぁ。


フェンダーの「289」バッジは、289cuチャレンジャーV8エンジン搭載を表します。


内装も真っ赤。


座席はこんな感じ。


リア。


フォード・1950年式クーペ
説明書きには「メテオ」という名前が書かれていましたが、そんな名前の車は無さそうで、ここらへんは不明。
グリルも純正車とは異なるみたいで、そこはカスタムパーツ付けてるんでしょうな。


ファイアパターンが素敵。

今日はここまで。


その2へ→

続・ビクトリア・デイのパレードを見物する 最終回【2016/5/23】

2020-07-06 22:35:20 | 日常記
次にやって来たのは救急車軍団ですぞ。


先頭はシボレー・サバーバン(10代目;2007~2014年式)です。サバーバンはSUVという言葉が出てくる以前より生産されている長寿モデルです。フルサイズSUVを謳っているのでクソデカイ。
この車両は監督車 (Supervisor) です。どういう役割をするのかまでは調べてませぬ。


フォード・E-350(2代目中期型;2003~2007年式)のカタウェイに救急車のボディを装荷した救急車。ボディビルダーまでは調べきれず。
日本の救急車と違ってキャブから後ろのボディを丸々作り変えてしまうのがアメリカらしくてマッチョ。


シボレー・エクスプレスのカタウェイを使った救急車。


日野・600系338型。なんだかよく見るとボンネットより後ろはお馴染みのキャブオーバーみたいな構体をしていて、実はキャブ部分はレンジャーの流用が入っているのかもしれませぬ。


フォード・F-350SD(3代目P473系;2011~2016年式)。沿岸警備隊の公用車の模様。後ろに牽いているのは巡視船ですかね。


バイク軍団。


フォード・マスタングGT(5代目S197系;2005~2014年)。ご存知アメ車を代表するスポーティカー。5代目は初代を意識したデザインで好きです。


フォード・マスタング(6代目S550系;2014年~)。こっちは現行モデルです。これもイカしてますよね。


ダッジのポンプ車(年式不明)。カウチンバレー聖堂部 (Cowichan Valley Shrine Club)が所有しているようですけど、なんで年代物の消防車を・・・?


蒸気機関車とカブース(車掌車)ですな。ここまで大きいともうパレードの山車です。


マリカー軍団。


イエローキャブ・・・要はタクシー軍団。ビクトリアでタクシーを利用することはありませんでしたっけね。
これはトヨタ・カローラ(10代目E14系;2007~2014年式)です。


トヨタ・プリウス(2代目XW20系;2003~2009年式)。


トヨタ・シエナ(3代目XL30系;2010~2020年式)。日本市場では売られていないミニバンです。
タクシーはなんだかトヨタ車ばかりです。耐久性や信頼性が高いから・・・?


フォード・E-350の救急車。さっき見た救急車は公的サービスの車両なんですが、これは私企業の救急車なのかもしれません。


ビクトリアの有名観光地ブッチャートガーデンのフォード・モデルT。


フォード・E-350の救急車。これも私企業(セント・ジョン・ファーストエイド)の救急車です。


ダッジ・スプリンター(初代903系;1995~2006年式)の救急車。アメリカ離れした商用バンですが、これはメルセデス・ベンツのOEM車だからです。


三菱ふそう・キャンター(8代目;2010年~)。左ハンドルになった以外は日本仕様そのまんまの風貌をしているので親近感が。
ふそうはカナダでもFUSOだし、車種名もキャンターのまんまなのか。


メルセデス・ベンツ・スプリンター(2代目906系;2006~2018年式)。
救世軍の車。これは、伝道事業(=宗教活動)、社会福祉事業、教育事業、医療事業等の慈善事業を推進するキリスト教(プロテスタント)の教派団体です。


トリはBCトランジットのアレクサンダーデニス・エンバイロ500ハイブリッドです。

これでパレードは終了。他に用事もなかったので終わったらとっととおうちに帰りました。
今回は自動車だけに絞って書きましたが、それだけ見ても種類が多くて奥も深いのです。自動車好きには楽しいパレードでしょう。

というわけでこれでおしまい。