マシュー・ヴォーン監督だ。「スターダスト」、「キック・アス」「キングスマン」シリーズ楽しかった。
プロットは面白いのだ。ドンドン転がって、どんでん返しの連続で。ええっ!そうだったのって連続なのだ。そして、「キングスマン」にも繋がって・・・。目が離せない。
主役以外の、元スーパーマンのヘンリー・カヴィル、出過ぎの感もあるけどサミュエル・L・ジャクソン、「ホーム・アローン」のお母さんのキャサリン・オハラはじめ、皆良い! イキイキしてる!
なのに・・・。何なんでしょう? 主役の二人。
スパイ映画なのにヒーロー・ヒロインが、サム・ロックウェルとブライス・ダラス・ハワード。二人とも俳優としては大好きだ。特にサム・ロックウェルは良い俳優だ。
だがこの手の男女のスパイ映画もしくはアクション映画で思い出すのは「Mr & Mrsスミス」のブラピとアンジェリーナ・ジョニー。「ロング・キス・グッドナイト」のジーナ・デイヴィス。「ソルト」とか「レッド・スパロー」とか「アナ」とか「ナイト&デイ」とか・・・。あと「ザ・ロストシティ」とか。
なのに、この二人。
もうネタバレでいいや。
このシーンを映画の後半、ブライス・ダラス・ハワードとサム・ロックウェルが再現するのだ。ブライス・ダラス・ハワードが前半の、事件に巻き込まれてる小説家の頃は太っていても良い。椅子にずっと座っている小説家だからだ。確かに5年間座っていたから太ってしまった設定なのかも知れない。けど、金髪のボブスタイルにゴールドのイブニングドレスを着た姿が、チョコプラの松尾が扮したIKKOさんにしか見えないのだ。多分、この映画を観た日本人ならほとんどの人がそう思ってしまうはずだ。背中の贅肉も凄い。このブライス・ダラス・ハワードを、サム・ロックウェルが持ち上げるのだ。なので、CGで消したワイヤーが、観客の脳内で再現されてしまう。
そしてその後、カラフルな煙幕の中での二人のアクション、ブライス・ダラス・ハワードの華麗なフィギュアスケートでの敵全滅が展開するのだが・・・。「キック・アス」ばりのアクションが・・・。太めの中年おばさんと、冴えない小柄な中年おじさんで繰り広げられる。乗れない私。正直、苦笑。映画の中では夢を見たい。
ちなみに「アーガイル」は、エージェント・レイチェル・カイルの事らしい。
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