大デュマの「三銃士」だ。面白くない訳ないじゃないか。ワクワクする冒険活劇のはずだ。・・・が、なぜ?
編集が悪いのかなあ。
まずびっくりしたのが、ダルタニアンが登場する前に、予告編の半分以上のシーンが終わってしまった事だ。ジョヴォヴィッチが城から飛び降りるシーンと、飛行船と、剣を集めて三銃士の決まり文句を(英語で)言うシーン以外が、もう終わってしまったのだ。
しかも、あの宝物殿をぶっ壊しちゃって。あそこにダヴィンチの飛行船以外にどの位素晴らしい歴史的財産があったんだ~!
そしたら、電車で、回りの乗客をモノとしか思わずに勝手に遊ぶ塾帰りの小学生のようなダルタニアンが出てきた。
親は、剣術以外教えなかったのか? 自分で泥をハネさせて「馬に謝れ」って、馬鹿か? 向う見ずのIQ65か?
三銃士のお兄さん達はカッコ良かったぞ。主人公達なんだから、もっと目立たせればいいのに・・・。目立つのは、クリスト・ヴァルツ演じるリシュリュー枢機卿と、もちろんジョヴォヴィッチ。
ジョヴォヴィッチは、本当にきれいにカッコ良く撮ってもらってて羨ましいわい。性格は峰不二子だったけど。
アトラスを演った人は、本当にオーランド・ブルームそっくりだった。オーランド・ブルーム本人は、軽~い悪役だったんで楽しそうだった。髪型変だったけど。
ストーリーも(最初から「三銃士」のストーリーと思って観てはないけどね)変だったが、突っ込む気も起きなかった。飛行船は高度何メートルで飛んでるんだ!
ヴェルサイユ宮殿の鏡の間でロケしてるのに、ずっ~と漂うチープ感はなぜ? 3Dで、見たんだけど。時々、ミニチュアを作らず絵にしてごまかしちゃうし、大勢の騎士もコピペのCGだし。ロンドン塔も時代考証としてどうなの?という感じだし。
でも、ヴェニスもちゃちかったから、わざと内容に合わせて、おもちゃみたいな出来栄えにしてるのかな。
そして、ラストは「バイオハザードⅣ アフターライフ」と同じだった。
で、私はこんだけケナシたけど、続編観に行くんだろうな。「三銃士」自体がなんか好きなんだよねえ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます