「ロビン・フッド」という題名でなくて、「偉大な石工の息子:ロビン・ロングライト物語」でいいんじゃないの?
だって、彼のお父さんがマグナ・カルタの原案作成者だったとは!そして、リチャード王が41歳で弟のジョン王に爺扱いされてたのに、ラッセル・クロウはチャード王より老けて見える。これからロビン・フッドになるのは、年齢的に無理でしょう。馬に乗る時も、体が重そうだった。機敏な義賊には、もう絶対なれない。
だから、無理にロビン・フッドに結び付けなくて「ロビン・ロングライト物語」で、いいでしょう。それで、傑作とは言えないけし、ダラダラ長い所もあるけど、まあ、楽しく観られるんだから。戦闘シーンは、やっぱり見ごたえある。あと30分短くして、痛快時代劇にして欲しかったけど。
十字軍対イスラム教徒の争いが、1000年後の今も、世界にでっかいシコリを残したままなのに、この時もこの後数百年も戦争し続けたイギリスとフランスって、本当はお互いをどう思ってるんだろう?
韓国に行ったら、秀吉の朝鮮派兵を今でも根に持ってる感じがあったのに。不思議だ。
ドーバーの白い崖が、またロケ地で使われていた。北の貴族連合軍は、ノッティンガムから2日間、馬で走り続けて着いたんだろうなあ。この白い崖には、機会があったら行こうと思った。
あとテムズ川が広くて、フランス側から舟がそのままロンドンタワーに着けるシーンを上から撮った所で、タワーブリッチの何代か前の橋が建設中だったり、タワーの回りは、藁ぶき屋根の家が並んでたり、ロンドンの12世紀が見られて楽しかった。
「ワールド・オブ・ライズ」でカッコ良かったハニや「シャーロック・ホームズ」では好演してたのに中途半端な役だった、マーク・ストロングが、また目立ってた。
鎖帷子って、重いんだね。あの姿を見ると、「モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル」のパカパカを思い出してしまう。