「キック・アス」に続いてこれを観たので、「若い男の子は彼女をゲットしたかったら、彼女に自分をゲイと思わせればいい。そうすると、思いっきり心を許して向こうから近づいてくる!」という教訓が思い浮かびました。
《バーレスク》って、固有名詞かと思ったら、あんな感じの店の一般名詞だった。
アレギナとシェールの確かに唄声に圧倒されるけど、映画としてみると、ストーリーは単純だし、カメラワークも狭い舞台だからしょうがないんだけど単調な感じが。アリ(アレギナ)が田舎から出てきて《バーレスク》で職を勝ち取るまではテンポ良かったんだが。
店の主役の座と、店のオーナーのテス(シェール)の一番の友情と、遊ばれてるだけと分かっているけど男(マーカス)まで、全てを主役のアリ(アレギナ)に持ってかれたニッキがもう1回どでかい意地悪をするのかと思ったら、あっさり仲直りだし。
マーカスも実業家の割になんか間抜けだし、テスの元夫(「あなたが寝てる間に・・・」のピーターだった)ももう少し活躍するかと思ったんだけどなあ。
自分が歳をとってるせいか、アリとジャックの関係が、田舎からロスに出てきて一番最初に動く男を見て付いてってしまったヒヨコのように思えて・・・。プリンティング(刷り込み)論です。ジャックも顔だけの表情だけの演技みたいで、素敵に見えなかった。あと、アリって「片づけられない女」でしょ。まあ、唄と踊りが超一流だから、いいんだろうけどね。