最終日。この日は、9時から【ハイポジウム】の予約を取っている。ガイドブックの表記通りに11番のバスに乗ったら、(あっ、またこの大聖堂!?)。これは「パオラ」の街の大聖堂で、初日にマルサシュロックに行った時も、青の洞窟や【ハジャー・イム神殿】などに行った時も、ここを通ってる。だから、「パオラ」乗り換えで、観光スケジュールを立てれば、効率が良かったのだ。が、そんなの行かなきゃ良く分からないからしょうがない。
【ハイポジウム】は11番のバスでなくても、「パオラ」を通 るバスでこの大聖堂で降りて歩いた方が分かり易いかも。11番のバスで、大聖堂の右側の道を進んだ公園みたいな所で降りたけど、かなり戻ったし、評判通り場所が分からなかったので、地元のお婆さんに丁寧にエスコートしていただいた。
予約は、ヘリテイジマルタで。
カード決済手数料込み?21。旅行を申し込んだ2週間前で、一人なら、ある程度日程と時間を選ぶ事ができた。1日7回、、1回10名までしか見学できない、平たく言うと今から4,500年前の地下墳墓。
時間に遅れたら、入れてもらえないと言う事だったが、「時間」は「マルタ時間」の事で、9時過ぎにようやく扉が開いたらけど、職員が煙草を吸いに出てきただけで、その後も待たされた。
ようやく入場。カメラも含め荷物は全て預けてると、ガイドレシーバーが渡される。ここは、日本語あり! 他9名は、英語・イタリア語・スペイン語など。アジア系は、やはり私1名だった。
まずは定番の説明ビデオの鑑賞後、観に博物館を見学。そして、いよいよ、研究所のようなラボのようなガラス戸を通って、地下へ。
遺跡保護のため(1902年に上に建ってた民家の井戸を掘る際に発見された後、2年位倉庫として使ってしまった罪滅ぼしか?)、見学者の歩くルートには鉄の歩道&階段が設置され、ガイドレシーバーに従って目を向ける場所のみ明りが付く仕組み。内部は地下3層になっていて、一言でいうと「きれいにほ(掘&彫)られた、吉見の百穴」。って感想はダメですか?
住居としては使ってないので、トルコの地下都市カイマクル程広くはないし、居住のための構造にはなってない(通気口や火を使った跡はなし)。死体をドンドン部屋の床に置いて、溜まったらその上を歩いて、反対側の壁を掘ってまた部屋を作る。死者への畏怖を込めて、部屋の壁はきれいに磨かれ、地上の神殿と同じように入り口や柱を掘っている。単純な模様の壁画も残っている。暗い中に部屋が浮かび上がるので荘厳な感じがする。カタコンベの元祖だ。
ここに骨があった時ってどんな風景だったんだろう。一部屋位再現すればいいのにと悪趣味の私は思った。
考古学博物館に展示されている「眠れる女神像」は、ここで発見された像。ただ、作成時は立像だったのに、粘土自体の重さで寝てしまったらしいと、ガイドレシーバーが言っていた
見学後、写真撮影禁止なので、?7のガイドブックを私も含めほぼ全員が購入してた。次に行った【タルシーン神殿】の係員に「いくらで買った?」と聞かれたが、なんでだったんだろう?