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イギリス大学の学費、奨学金の話

2018-02-26 08:20:27 | Weblog

2月26日

 

大学生になったら、一度は留学してみたいな~!って思っていませんか?

スキルUPをするなら、海外の大学で学ぶことは素晴らしい体験であります。

今回はイギリスの大学の話をしましょう。

イギリス大学の進学には2通りがあります。

イングランドの大学へ進学なら3年コース。

スコットランドの大学へ進学なら4年コース。(正し成績が良いなら飛び級もあり)

どちらの大学にても薬学部、医学部、獣医部、歯科学部は6年+インター期間。 (スコットランドは無償)

大学院は1か2年コースを選べる。

自分が行く場所によって異なります。

イギリスの大学は無償ではありません。 スコットランドに住む国民、もしくは税金を納めた物だけが無償対象です。スコットランドに住み、イングランドの大学へ進学ならイングランドは学費が発生するので支払います。 またイングランドへ住んでおりスコットランドのへの大学進学のケースも支払います。

要するに、スコットランドに住んでいない人以外は学費が掛かります。

それでは、スコットランドに数年間 駐在で住んでいた、もしくは留学寄宿舎生活で学んでいた人は?

残念ながらインターナショナル扱いとなり学費が発生します。

国籍、現住所、税金を払っているか?の大学調査が入ります。 もしも貧困なら大学無償対象となる家庭は、銀行通帳、資産、書類審査が入ります。

いわば、大学はビジネスです。

 

イギリスの高校3年で大学進学者に対して、大学の支払い、奨学金の半年前に説明がやってきます。

驚くほどに、私立へ通わせている裕福な家庭にも奨学金制度を受ける人も多く 

18歳で自立させ、大学の面倒を見ない家庭も多いのも現状です。

まず、イギリスの大学1年生は学生寮に入る規則があり学生寮は100%自己負担となるので学費+寮代が掛かります。

よく、アメリカの大学に留学は高い!と言いますが、イギリスも留学生となると1年間は日本円で400万位は掛ります。バイトが出来ないので、親からの仕送りで生活をするしかありません。

バイトが出来ない理由はビザが違う為です。

バイトの為にイギリスまで勉強にくる人も居ないと思いますが、イギリスの大学ではバイトをしたら成績が落ちて留年!と言う話は有名なのと、大学がバイトを禁止、勉強の量が多くてバイト所ではないのが現状です。

なので、日本の大学生のようにバイト三昧!?の大学はイギリスやアメリカには一切存在しません。

 

<奨学金を組んだAくんのケース>

名門私立へ通い、大学進学はイングランドへ決めました。

親戚がスコットランドに住んでいるので親御さんは安心して子供を寄宿舎へ預けました。

Aくんの父親は海外で仕事をしているので、イギリス本土には住んでいません。

Aくんは自分の意志で大学の支払いは奨学金に決めました。

その代わり、親御さんは4年分のアパート代、仕送り代、里帰りの飛行機代と別に支払っているので400万は出した・・・と話されました。

Aくんは イングランドの大学3年間+1年間は海外留学をし、現在日本円にて800万くらいローンです。

今年卒業で、就職も決まりました。

晴れて 憧れの一人暮らしのスタートです。

がっ

初任給から、学費ローンの返済、一人暮らしの生活費を 給料の中からやりくりします。

イギリスの奨学金はムリなく返済が可能と言いますが、まだ 働いていない23歳、800万の借金があり、貯金の余裕なんてありません。

問題は、奨学金の返済がいつ終わるか?です。

Aくんだって、きっと将来は結婚も考えているはずです。

結婚費用、マイホーム・・・とこれからお金が掛かる事が多い中、果たして奨学金の返済が出来るのか?が疑問です。

 

<大学に無償にさせようと、バレたBくんのケース>

Bくんの親御さんはイギリス人です。 祖父、祖母がスコットランドに住んでいる為、緊急住所は祖父、祖母住所を借りて寄宿舎に住んでいます。 大学進学にて、Bくんはスコットランドの大学進学に決めたかったのですが、親がスコットランドに住んでいない為に、インターナショナル学費の扱いとなりました。その金額はイギリス人の3倍です。

親御さんは、祖父、祖母の住所、本人も寄宿舎に長年滞在していたので 大学側に申し出ましたが 本人の親が税金を支払っていない為に対処外となりました。

それでは、何故 スコットランドに住んでいるのに調査にバレたのでしょうか?

イギリスの大学進学は基本、イギリス在住者から人数を調節します。要するにイギリス人から何パーセント合格者、EUから来る生徒、インターナショナル生徒の調節があり、在住者の数が少ない場合は政府からの資金が出ない為です。

スコットランドは無償の為に、公立からの生徒を多く取り 多くの子供達にチャンスを与えているので 私学へ通っていたお金持ちの子供達には まったく興味がありません。

むしろ、スコットランドは私立からの大学進学が非常に厳し厳し状態であり 高校2年生になってしりつ公立へ編入する生徒もいるくらいです。

この背景には、貧困問題を抱えており 私立の家庭は裕福であり、公立の家庭は貧困者の差が激しいのです。

不公平と思う人も多く、まったく納得が出来ない話なのですが スコットランド政府が労働応援なので裕福や金持ち、エリートなんて興味がないからです。

お金持ちやエリートを敵に回している為に、有能、秀才や天才はみな進学はイングランドへ行ってしまいます。

 

<香港に住んでいるイギリス人家族のCさんのケース>

 

香港13年在住のイギリス人家族が居ます。

子供達は、香港にある英国インターナショナルスクールです。 

ここに通う生徒は ほぼ進学はイギリスと言います。

イギリス人ですが、住んでいる場所が香港(海外)の為に学費は3倍です。

Cさんの大学進学はスコットランドに決め、大学2年目に親からアパートを買って貰いました。

その理由は、学生でアパート(フラット)の購入の際には税金が低い為です。

親から貰った資産です。

イギリスの裕福な家庭は 「子供に1つアパートを買ってあげる」ケースもあり、早期資産分敗です。

Cさんは大学を卒業し仕事もしています。

親が買ってくれたアパートにて、給料が低くても生活もやっていけています。

2部屋ある為に、使用していない部屋は シュアハウスとして貸しているので 家賃収入として入って居ます。

 

<中学留学後、イギリスに進学を決めた日本人Dさん>

ご両親は、違う国へ住んでいた為に 一人娘さんは寄宿舎へ入れることになりました。

Dさんの夢は薬剤師になる事で、高校卒業後もイギリスに残る事を決め、薬剤師の大学を受け合格しました。

医学部関係は6年間と長期です。

親御さんは、娘さんが卒業と同時に日本へ帰国。

ここからが問題です。インターナショナルの学費は3倍の6年間、そして住居、生活費、合わせても卒業までには4千万近い金額を支払事になります。

消して普通の家庭が出来る話ではありません。

1軒屋が建てれるくらいの金額です。

イギリスでの医療関係資格は、英語圏や中東で仕事が出来きます。 

アメリカでの医療関係者の給料は高額であり、退職金の保証がある為にグリンカードを取る外国人も多いくらいです。

私の知人は(日本人医師)アメリカの大学病院でインターンをし、子供が生まれたと同時に家族はアメリカの国籍を習得し、自分達が持っている日本国籍は破棄しました。

 

イギリスやアメリカの大学進学は世界中からの受験者です。年齢は様々です。 

たまたま、昨日 大学学長の潜入ドキュメントを見て唖然としてしまいました。

ほどんど!?の大学学長、副学長の豪遊生活を送っている!?とか。

海外視察と言って宿泊先は5星ホテルに学校名義での別荘購入、高級車購入、会合はミシュランレストラン。

高級シャンペン、生活費や食費、高級デパートなどの領収書は全て大学です。私達が、想像していた質素な生活とは ほぼ遠く エクゼティブな生活で正直、驚きました。

ジャーナリストが言うには、大学はビジネスです。

学費が高くても、そこが名門校や場所がイギリスやアメリカなら学びたい生徒が多い為に人が集まります。

高い学費を払って、実は・・・なんて事にならないように進学先は きちんと見極めないとダメですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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