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退職の話

2018-02-23 07:59:34 | Weblog

2月23日

 

駐在の時にお世話になったKさんの話をされた。

つい、この前まで 「会社の役員になられたんですよ」

と聞いたのも数年前で あっと言う間に時が流れ 去年退職された話を聞かされた。

Kさんのご主人も見た目も若く、定年する年齢にすら見えないし まだまだ現役続行できるような感じの方だ。

大手外資系の会社で勤務し、定年退職は60歳だが1年前に希望退社したそうだ。

その理由が

定年が60だが1、2年前に繰り上げて辞めても同じ・・・とか。

大手の役員となると、同じポジョションの人が何人もいる。

結局、今 会社から与えられている業務内容も大きな仕事では無いし暇な時間をもて遊ぶなら 退職金をキッチリ頂いて好きな事をした方がいい・・と考えたそうだ。

その後、Kさんは知人仲間が経営する会社に引き抜かれ無理のないパート勤務に切り替えた。

この話を早速、夫に話したら 実は夫の会社でも 定年60だが 2、3年前に希望退社して退職金を貰い好きな事をしている人が多い…話をされた。

その理由の背景には、「経済がらみ」と言う。

経済の動きが激しい為に、景気が悪い年に退職なんてしたら減らされる。

ボーナスだって出ない会社が多いくらいだ。

会社だって、このご時世どんどん縮小されているし

何時、自分のポジションが無くなるかも分からないのに 何時までも会社にしがらんでは居られない。

正社員であっても 保障や保険と言った確実な言葉が無いからだ。

給料は下がるかもしてないが、違うジャンルの仕事、似たような職種の切り替えだって出来るし、小さな会社からだこそ、有能な人材が欲しい事もある。 

確かに、職種に拘って居たら何も出来ない。

高齢化社会が増える中、定年退職も65になり現役続行も良いが、有能で若者が入らず 会社自体が老朽化する事も頭に入れないといけない。

子供が3人、現役大学生が2人。

親が60になっても共働きだ。

夢を描く定年の過ごし方?とは ほぼ遠い。

 

<仕事に拘り過ぎて、仕事が来ない>

 

海外でテロが起きると、観光客の激減が激しい。

テロが起きても、旅行へ行く人、行かない人と別れるが 日本人のケースはツアー会社での旅行が多い為に自動的に安全を見計らってキャンセルが多い。

旅行保険には、突発なテロや自然災害には保険が降りないからだ。

まだ記憶に新しいのはパリのテロだ。

パリの同時多発テロから、少しずつ観光客の足が取り戻せているが100%では無い。

私も去年パリへ行ったが、武装したで警官や自衛隊が多く セキュリティーに関しては厳しくなっている為に安心感があるが、何時?どこで?は、予測も出来ないから、矢張り 頭のどこかには「危険」がある‥認識は必要である。

知人Fは、長年ガイドの仕事をしていたがパリのテロの影響で職を失った。

Fは派遣会社登録で、日本人専門に個人ガイドをしている。

パリや英国の旅行ガイドは国営の資格があり、この資格が無いとガイドとしての仕事が出来ない。

歴史や建造物、有名絵画なども多い為に きちんと資格を持つ人しか語れない仕事である。

だから、だだガイドが好き!だけでの仕事はムリであり、きちんとしたプロの仕事だ。

この個人ガイドを雇う金額は高く 私の親戚もロンドンで個人ガイドを6時間契約して日本円で10万もした話をされた時には仰天したくらいだ。

もちろん、市内はハイヤーでの観光と移動、観光チケット代、説明代、空港見送り代も含めてだが、短時間でロンドンを楽しむには これが相場・・・と話された。

SNSが普及し、ネットなどでも口コミを見たり 旅の想い出になるなら、せめて親切なガイドにお願いしたい・・・と思うはず。ネットをせず、時代について行けないアナログ・ガイドは仕事が激減する。

ちなみに、一番 観光客が多い語学がスペイン語。

個人的な商売(フリーランス)になると、自分を宣伝する力も必要だ。

だだ、時の流れで仕事を待って拘って居たら 本来の職を失うのも時間の問題である。

 

 

<駐在後のクビきり>

バブル当時は、海外駐在も高嶺の花で そりゃ~マダムの世界であった。上下関係も厳しかった時代だが、今は そうではない。

だだ会社の命令で駐在に行くしかない、行かなくちゃならない、後は経験と言う感覚が多く 家族を残して単身するケースも多い。

会社にも寄るが、家族駐在でお金を出すか? 単身でお金を出すか?

今現在 海外に駐在したからスキルUPか?と言うと、どうも日本の会社は違う様だ。

海外に駐在していて、日本へ帰国しても給料なんか上がらないし逆に自分のポジションが無く、会社を辞めるケースだって多い。

私は、そんな多くの家族駐在を見てきた。 

駐在後の地獄である。 

昔は、イギリスにも多くの日系企業が多かったが コスト削減の為に東南アジアに移動するケースが相次ぎ、工場や事務所の閉鎖が相次いだ。

2019年イギリスがEUから脱離をしたら、企業は確実に減るし すでに一部の企業は移動が始まっている。

2019年後は、イギリスはパスポートや、運転免許、外国人ビザなど全てが変わる為に、滞在発行の制限が厳しい状態になっている。

パーミットビザ2年以上の滞在になるとイギリステストを受けなくてはいけない。

イギリスには永住権が存在せず、テストを受けて労働ビザが貰える事になっている。

(最近、オランダもオランダテストが始まった)

一部では、ワーキングホリデーのビザもストップされているとか。

イギリスで退去命令が出たら2週間以内に国外に出国しないとオーバースティ扱いされ、2度と この国に足を踏み入れる事が出来ない。

それじゃ、引っ越しが出来ないじゃないか?と思うだろう。

いやいや、この国は そんなのお構いなしで 誰が雇ってでも引っ越しさせないさい!である。

シンガポール勤務をしていたM夫妻は、イギリスに帰国後リストラ対象となった。

欧米のケースは会社が勝手に解雇が出来ない。(トラブルが無い限り)

だから、自分水から退職を言うかしかない。

 

<働き盛りの50代で考える事>

50歳と同時に住宅ローンの返済が終わって居たら理想だ。

子供の進学に支払うお金、そして自分が退職するまでの10年間コツコツ少しずつムリなく貯金をする。

自由なお金は だだ浪費をするのではなく、何にお金を使うかだ。

長く駐在などを経験してしまうと、浪費癖が治らない多くのママ友を見てきた。

駐在はパッケージであり、住居や学校代、里帰り代が出るので100%甘んじてしまう。

計画性がある人なら、駐在5年で自宅ローンの返済をしてしまう人もいるし、浮いたお金を旅行三昧する人もいれば、貯金ゼロの人もいる。

老後のお金なんて、いくらあってもいい。

定年間際になり

いや、まだまだ 旦那には稼いでもらわないと!なんて、言う鬼嫁が居たら なんともトホホな話である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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