日本の心・さいき

日本の文化を通じて、世界平和を実現させましょう。

インフルエンザの対処の仕方・・・

2012-01-23 17:57:27 | Weblog
 インフルエンザの対処の仕方、どうしたらいいのでしょうか?
 ・・・←治療している医師がこれでは困ると思われるでしょうが・・・自分の子どもや身内の場合・・・→漢方薬を使用しているのですが・・・。
 テレビでのある呼吸器の専門家は、「インフルエンザワクチンを前もって施行し、普段から、手洗い、うがい、マスクをし、かかったと思ったら、出来るだけ早く医療機関にかかること・・・」などと言われているケースが多いかと思いますが・・・それでホントにいいのでしょうか・・・?!
 厳密には、発病直前にも感染力が少しはある訳だし、それに、症状が出なくて罹患している不顕性感染の人もいる訳で・・・←医療従事者の子どもさん、親は発病してなくても、その子どもさん達、早めにインフルエンザに罹患している感じですが・・・?!
 1月22日(日)に、当院外来に、インフルエンザの子どもさんがドッと来院しました。全科時間外患者数37名中、25名が小児で、その内、12名を、インフルエンザ(疑いも含めて、恐らく香港型)と私は診断しました。
 インフルエンザの場合、溶連菌やアデノウイルスと違って、喉がさほど赤くない。普通のカゼよりもきつがり、咳・鼻水があることが多く、多くの例で、急に高熱になります。それに、喉や関節や頭を痛がることが多い。
 痛みは、小さい子では、はっきりしないケースも多いのですが・・・。それに、周りに同じ様な人がいれば、まず、インフルエンザを疑います。
 注意しないといけないのは、インフルエンザだけでなく、例えば、溶連菌と一緒になっていたり、今流行のノロウイルスが前後にあったり、インフルエンザの2峰性の熱を、合併症と思ってみたりと・・・時に、判断が付き兼ねないことも多々ありますが・・・。
 ワクチンを前もって打った患児の中には、それで症状が確かに軽い例が多いかと思われますが、しっかりと前もって2回ワクチンを打っていても、とてもきつそうにしている子も、確かにいますね。 (・・・←免疫力に個人差がかなりあるからだと思います。)
 親御さんの多くが、検査とタミフル(内服)やイナビル(吸入)を求めます。12時間以内だと、検査しても陰性のことが多々あるので、積極的にしたくないのですが、検査を強く求めるケースも現にあります。
 12時間後陰性でも、再び、検査を求める親御さんも、少なくありません。(・・・←結構、これ、多いですが・・・)
 実際には、高熱後、数時間でも陽性に出ることもありますし、インフルエンザでも、陰性に出ることもあるので、治療する側としては、説明に苦慮することもしばしばです・・・。兄弟で、陽性と陰性の子が出た場合、医師の判断も、難しくなります。検査をしてもらいなさいと半ば半強制的に園や学校から言われているケースも多いし・・・。
 症状が軽いのに、抗インフルエンザ薬を強く求める親御さんも少なくありません。子どもの場合、医療費が掛らないことも関係しているのでしょうか、検査や受診を時間外でも遠慮なく求めてくる感じがしないでもありませんが・・・?!
 ワクチンを打ったり、直ぐに抗インフルエンザ薬を使用すると、抗体値が高く上がらないのではと思っているのですが・・・?!(・・・←来年やさ来年に備えて、高い抗体を保つ為に、症状が軽いケースでは、抗インフルエンザ薬を使用しない方がいいのではと思っているのですが・・・?!)
 それに、多くの人が打つ関係で、インフルエンザウイルスのヒトでの(連続)変異が早くなる傾向にあるのではと思っているのですが・・・。(・・・←健康な人がワクチンを打ち過ぎているのでは?!沢山の人が打たなければ、変異も少ないはず!昔、皆が打たない時、やっとワクチンを手に入れて、職員に打ちましたが、よくワクチンが効いていましたよ・・・)
 最近は、ワクチンの効果(抗体値が低下して)が切れる頃(4月~)、インフルエンザに罹患して来院するケースが多くなっていました。今年は、1月から既に多くなっていますが、地域差もあるとは思いますが、連続変異の中でも、大きく変異したのでしょうか・・・?!
 

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日 本・・・

2012-01-23 10:47:19 | Weblog
 外国の人の目で日本の素晴らしいところは・・・?
 (22日のテレビの)「そこまで言って委員会」で、外国の人8人が、その人なりに感じた「日本の素晴らしいところ」を言っていました・・・。
 タイ人が、「老舗」の力が素晴らしいと言われていました。そうですね、日本には、「老舗」と言われる所、ありますね。三代目で潰れているケースもありますが・・・ずっと伝統を守り通して今も有名になっている「老舗」、多々ありますね。
 韓国人が、「技術力」が素晴らしいと言われていました。そうですね、確かに、日本の技術は素晴らしいと思いますが、それを可能にしている環境も、素晴らしいはず。
 イギリス人が、「伝統文化」が素晴らしいと言われていました。世界の人が日本の素晴らしい文化に憧れるって感じで言われていましたが・・・確かに、私も素晴らしいと思いますが、肝心な日本人がそれに気が付いていないケースもありかな・・・?!
 中国人が、「職人の美学」と言われていました。確かに、日本人の職人の技は、素晴らしいと思います。
 アメリカ人が、「日本国民が素晴らし!」と言われていました。特に、2点を強調していました。まず、「思いやりの精神」、相手を思いやって言ったり行動したりしている。それに、いい加減に仕事が出来ないのが日本人。任されると、しっかりそれをしようとする。最高の出来を志す人が多い。官僚と政治家が優秀でありさえすれば、(日本国民は素晴らしいので)将来楽園になるはずって感じで言われていましたが・・・。(しかし、そんな政治家を選んでいるも、日本人なんですが・・・→次回選挙で、民意をしっかりと反映しましょう!!)
 エジプト人が、「公務員がシステム化されている」のが素晴らしいと言われていました。エジプトでは、副業は一応届け出制になっていますが、公務員の多くが副業を有しているとのことです。
 ドイツ人が、「自給自足・地産地消・能狂言の世界」と言われていました。能楽の世界って、幽玄の世界で、日本人にも難しいけど・・・。そう言われれば、ある田舎では、確かに、自給自足・地産地消に近い感じで、年金だけでお互いに助け合って生活している所、多々ありますね・・・。
 チベット人が、「地球的視野と大和魂を兼ね備えた日本人」が素晴らしいと言われていました。店と客の信頼関係が濃厚で、ボトルキープ何て、外国では、とても考えられないこと。(・・・←日本人、自信を持っていい?!)
 日本の実情をよく知ろうと思えば、日本から離れるのが一番いいと思います。中にいると、どうしても客観的に見れませんから。他の国と体ごと比較して、よく理解出来ます。
 インドに行った人が言っていましたが(3万円あれば、1カ月過ごせるそうですが・・・?!)・・・「中国に旅行して、トイレの事情など、不満を言う人多いけど、インドに比べれば、全然問題じゃない・・・。インド何て、空港に着いた時、宿泊する所のスタッフが二組もいて、私の所がホントですって感じで言って来た。どちらを選んでいいのか・・・。万事が万事そんな感じで・・・嘘嘘嘘って感じで、まあ、そんなインド、面白かったですが・・・」と。
 私の場合、タイ(のチェンマイ)に1カ月半余ロングステイしました(2004年9月5日~10月22日まで)。初めての海外での独りでの長期滞在で、この時に学んだこと、タイ語以外に沢山ありました。
 そこでは、1カ月に10万円もあれば、ちゃんと生活が出来ると言われていました。そんなの嘘に決まっていると思いましたが、(将来のことを考えて)どうしてもそれを確かめようと思いました。で、それ、実際にそこで確かめました。ホントでした!。
 宿泊先は、1泊300バーツ(1000円足らず)で、朝食付きで、冷暖房完備の水洗トイレ付きの独り部屋のゲストハウスでした。いろんな国の人がいて、とても楽しかったです。家族の親子喧嘩も見ましたが・・・。
 タイ語を教わったAPUの学生の父親から紹介してもらったのですが・・・日本人が海外で宿泊する時、如何に、間で旅行会社が手数料を搾取しているかが(?!)、よく解りました(?!)。
 インドネシア(1ヶ月間滞在しましたが)では、バリ島の中心地デンパサールでは、月に10万円の半分で(そこの現地の人に尋ねた返事です・・・)、バングラデシュ(16日滞在しましたが)では、更にその半分で生活しようと思えば、長期滞在が出来ます。
 その為には、現地での最低限の語学力(タイやインドネシアでは、高い洋風のレストラン以外では、現地の人で英語を話せる人、思った以上に少ないですよ・・)、コミュニケーション力(語学力以上にこの方がもっと大切だと思いました・・・)、危険を回避できる判断力、丈夫な体、逞しい精神、そこで内をしたいのかの目的をはっきりしておくことが非常に大切だと思いました(自己管理能力が問われますね)。
 ニュージーランド(1カ月)やオーストラリア(1カ月を2回)やカナダ(1カ月半)やイタリア(1カ月)にもロングステイしましたが、やはり、東南アジアでのロングステイの方が、今後生きる上では、一番勉強になったと思っています。(釜山での3週間も良かったですが・・・)。
*写真は、タイのチェンマイ 

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日本では、なぜ、いいリーダーが生まれないのか・・・

2012-01-22 11:52:19 | Weblog
 昨晩(1月21日)、NHK総合テレビで、19:30~22:15までの長時間、NHKスペシャルで「リーダー論」が展開されていた。
 ・・・日本で今頑張っている理想的なリーダーって、誰かな?今の日本でいいリーダーが生まれる条件って何かな?・・・
 元経済産業省の「古賀茂明」氏が、次の様に言われていた・・・→若者がリーダーシップを発揮できる体制が必要だが、現実は、次の3つがそれを阻んでいる。
1:「人事評価」がしっかりとされていない。
2:「縦割り」で、初めに入ったところを守ろうとする。
3:「前例主義」で、上下関係がはっきりしていて(年功序列)、先輩のしたことに逆らうことが出来ない。
 つまり、高い志を持った若手の官僚が、上に立ってその能力を発揮できない構造になっている(官僚の独り独りは、優秀なのだが、組織で動くとなると、力が発揮できない状態になってしまっている)。
 ・・・そうですね、それを変えるのは政治家と思うのですが、その政治家も、小選挙区となると、そこの住民のことしか考えない感じで選ばれるので、・・・(←次の選挙で又受かる為に?!)。
 昔の政治家の様に、政治家になったら、家も土地も全ての財産がなくなるって感じの人、無給でもいい、皆の為に政治をしたいって感じの政治家、どうして出ないのかな・・・?!(佐伯市では、昔、給与を全て佐伯市に寄付していた教育に熱心な市長がいましたが・・・←対抗馬、出ても負けると初めから分かっているので・・・)
 フィンランド生まれの「坂根シルック」さんが、フィンランドと日本を比較して、リーダーを生む為には、「価値観の違いを認める教育」が大切と言われていました。
 フィンランドでは、日本と違って、生徒が沢山手を挙げて質問する。で、中には、先生への反論も・・・→しかし、これ、先生大歓迎で、その論議で終わることも。違いを認める教育、答えは一つでないと言うことを小さき時から学校で教え込まれている。
 フィンランドの今のハロネン大統領は、「ムーミンママ」と言われ、他の人の意見をよく聴き、普通に買い物に行き、庶民感覚の政治家とのこと。(・・・←どこかの国の総理のように、上から目線でありません?!)


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ダルビッシュ有投手の契約・・・

2012-01-20 10:52:56 | Weblog
 日本のエースである「日本ハム」の「ダルビッシュ有投手」がアメリカのレンジャーズと契約合意しました。ダルビッシュ側の5年間と金額が、レンジャーズ側の6年間と金額(ダルビッシュ側の金額よりも低い値)でもめましたが、制限時間3分前にきわどく成立しました。おめでとうございます。
 若干25歳の若者が、世界を舞台に、大勝負に出たのです。スゴイですねえ・・・。
 ダルビッシュだけでなく、他の領域でも、日本選手が世界のアチコチで活躍しています。能力があれば、それを海外では、評価してくれるのです。
 現在、60歳過ぎた日本の技術者が、日本の会社で退職した後に、東南アジアで活躍しているケースが多くなっています。60歳過ぎても、経験で身に付いた能力は捨て難いし、そこでは、大切に重宝されているのです。
 今までの日本は、「終身雇用」「年功序列」「企業内組合」の三腫の神器で守られてきました。長い期間経過して、その弊害が、今の姿になっています。
 公務員になりたい・・・→何故なら「安定しているから!」との理由で。そうですね、今の公務員制度だと、確かに身分がしっかりと保証されていますね。しかし、財政難の厳しい日本では、今からは、どうでしょうか?!
 ・・・→余談ですが、公的病院に勤務していたドクターが、つい最近、開業しました。そこを受診したある患者さんの言葉、「病院勤務の時は、ボサバオサ頭とよれよれ服で、時間は守らないし、何、この先生って感じだったけど・・・それが、今度会ったら、別人かと最初思ったぐらでい、服がビシッと決まって、頭が低くなっていて、礼儀正しくて・・・」と。(一番認知症が多いのは、国家公務員と統計上なっていますが・・・)。
 現在、正社員と非正社員との給与の差は、益々開いています。そして、正社員は、先々解雇される可能性の元で不安定、しかし、正社員も、会社の経営不振で、より過重労働になっているのに給与が伸びていません(むしろ低下状態)。
 縁故関係で会社に就職出来たり、能力がなくても、数合わせで(それに見合うだけの仕事をしてないのに)採用をすることが長く続けば、先々どうなるのか・・・→誰でも理解できるはずで、それが今の日本のアチコチで見られる姿でないと誰が言えるでしょうか・・・?!
 今からは、ダルビッシュ投手の様に、個人と企業の両者が納得した上での契約関係になると思います。「職務に基づく個人と会社の契約(職務役割主義)」
 つまり、個人と企業が対等の立場で、様々な選択肢の中で自己選択を行い、選択の結果には自己責任を持つと言うイコール・パートナーの関係へと変化するべきです。
 昔は、最低限、「読み書きそろばん」が出来れば食っていけるって感じで言われいました。それが、今は、受験の為のお勉強って感じで、それも、小さい時から長きに渡って(今や、80歳過ぎまで生きる時代なのに・・・)。
 思うに、最低限の能力は必要です。500円の3割引きはいくらになるか?そんな計算、日本人なら、殆ど出来るますが・・・→これって、外国の人にとっては、とても難しいらしい・・・?!
 今の国際的な時代なら、国語力以外に、英会話力もある程度まで必要でしょうし、パソコンも使えることが最低限の必要事項になるでしょう。昔の「読み書きそろばん」みたいな能力を、今の時代に合ったもので、しっかりと学校で身に付けさせるべきだと思います。
 が、実際は、小学校で3割、中学校で5割、高校で7割、大学で?割が学校での授業に付いて行けないとは、どういう教育になっているのでしょうか?それに、不登校の生徒を沢山出して・・・。中には、大学で高校内容を履修させたり、高校で勉強してない科目を受けさせたりと・・・。
 東大が秋入学を発表しました(根本的な改革ではありませんが、それなりに意味があると思います。私自身は、お金が少なくて済む大学にし、社会人がもっと参加できる大学にし、それに旧帝国大学を全て大学院大学にして、大学入試からはずすべきだと思っています。)。大学入試も、秋と春の2回に、国家試験(資格試験)も、秋と春の2回にしてはどうでしょうか(看護師国家試験や医師国家試験、どうなったら合格するのか、はっきりと明示するべきです!・・・合格率があらかじめ決められているとも言われていますが・・・?!)。
 ある国立の地方の医学部・・・→3年生になった時点で3カ月間自由勉強(自分でテーマを決める。何をしてもいいし、医学以外でも可)ってケースがあってもいいのでは・・・(いや、既にある?!)。
*参考図書:教育の職業的意義 本田由紀 ちくま新書 2009年12月発行 740円 

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続・教育委員会・・・

2012-01-19 13:10:44 | Weblog
 「教育委員会」は、生徒が直接関わる学校のこと(学校教育や教員の人事など)以外に、スポーツや文化に関する体育館や図書室や公民館、更には、市民教育・生涯学習など、幅広い領域でそれを管轄する感じで、中心的役割を果たしています。
 そんな存在の「教育委員会」と現場の「教員」との関係に付いて述べたいと思います。
 尾木直樹主宰の「臨床教育研究所・虹」による、2.008年10月実施の「教育委員会に関するアンケート調査」より(49の区市町村の教員配布、有効回収644通)引用しています。
 「大分のような問題(とても残念なことに、義理と人情に厚い私の故郷佐伯市が中心だったのですが・・・)は、他の地域でもあるとお考えですか?」の質問に、何と、88.1%もの教師が、大分のような問題は他の地域でも「ある(ある、ややある)」と回答しているのです。(・・・←そこまで全国的に教育界が政治界と同じく腐敗している!)
 「あなたは、大分の事件はどこに問題の本質があるとお考えですか?」の質問に、多くの教師がその理由を「上意下達の権威構造」(70.2%)と「なれあい人事」(62.3%)、「教育委員会の閉鎖性」(59.2%)と答えているです。(次が、グッと割合が下がって、民間や市民の声が届かない8.2%、市民や社会の無関心7.1%、教職員の無関心4.0%と続いていますが・・・)
 「あなたは、一般的な意味で現在の教育委員会に満足していますか?」の質問に、「とても満足している」が1.6%、「まあ満足している」が12.4%で、合わせても2割にもとても満たない。それと対照的に、「あまり満足していない」が47.4%、「まったく満足していない」が28.5%で、合わせて約8割近くが満足してないことになるのです。(・・・←これって、生徒と直接関わる現場の教師にとっては、深刻な問題ですね!)
 教育委員会に「満足してない(あまり、全く満足していない)」と回答した教師にその理由を自由記述で尋ねた結果は・・・
1、現場の願いや実態を把握していない(78.3%)
2、現場に調査や報告を要求し過ぎ(64.3%)
3、指示・命令的文書や態度が目立つ(56.8%)
4、現場(親や教職員)の声をあまり聞かない(54.5%)
5、押しつけ的研修・会議が多い(40.4%)
6、教育委員会に対する評価機会が保障されていない(26.6%)
7、人事考査等一方的に評価される(23.8%)
8、権威ぶっていて近寄りがたい、親しみがわかない(17.2%)
 教師の教育委員会に対して、普段思っていることがよく理解できる感じですね。
 私が佐伯で開業していた時、佐伯市教育委員会の「不登校」の会での顧問を4年間(最後に閉院するまで)受け持ったことがありました。診療の合間に、依頼されて「不登校対策」に付いて、不登校に関して指導的立場にある人を対象に1時間講演をしたのですが(道路を隔てて、佐伯市役所の隣に開業していましたが)・・・(肝心な教育長は不在で)出席者の前に、ずらっとタバコの灰皿が初めに置かれたのには、驚きました。
 生徒が如何に理不尽な教育を受けているか、(小児科医の立場から)不登校に誰がなっても今の教育では不思議でないって感じで講演をしたのですが・・・出席者が、煙草を全く吸わずに、背筋を伸ばして最後まで無言の状態で(だんだん、顔付きが真剣になっていましたが)シーンとした感じで、聴いて頂きましたが(不登校になった場合、子どもの心の内面をしっかりと考えることなく、体裁だけでどうかして学校に行かせることに一生懸命な人がなぜこんなに多いのかと思うと、悲しくなりましたが・・・)・・・?!

*参考図書:教育破綻が日本を滅ぼす! 尾木直樹 ベスト新書 2008年12月発行 743円

http://www.youtube.com/watch?v=y1QSliszuJY
http://www.youtube.com/watch?v=B15dMuM414Q&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=7a7AhjwwyQs&feature=relmfu
http://www.youtube.com/watch?v=UjAtOYb_udY
http://www.youtube.com/watch?v=UnSmXaRa0h0
http://www.youtube.com/watch?v=yiwn7TsbXgk 

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教育委員会・・・

2012-01-19 09:22:09 | Weblog

 「橋下徹」大阪市長が、「○○教育委員会」「教育委員会の○○野郎」とまで言い放って、マスコミ界はその話題で大いに盛り上がりましたが・・・?!
 「教育委員会」、中身がよく理解できない人が多いと思います。が、今や、教師に不満を持った親御さんが、「教育委員会に言いますよ・・・」何て言っているケースもあり・・・?!
 本来は、生徒を守り、教師を守るべき組織であるべき「教育委員会」が・・・昔と違って、今は、内部事情が公開されず、議会を恐れ(議会の承認で委員が選ばれるので)、又、教育委員会のメンバーの選考も、地域住民から選ばれていないのが実情・・・。
 「教育委員会」の長に、「教育長」と「教育委員長」、この2つのポストがあるだけでも、一般の人には、とても理解しにくい構造になっています。
 「教育委員」は、非常勤で定数は5名(都道府県・政令都市は6人、町村は3人以上であれば可)、任期は4年となっています。教育委員の互選でその内の1人が会議を主宰する「教育委員長」に就き、も1人が事務局の長である事務局長つまり「教育長」に選出されます。
 「教育委員」選出にあたっては、「地教行法」第4条に、「教育委員は、人格が高潔で、教育、学術及び文化に関し識見を有するもののうちから、地方公共団体の長が、議会の同意を得て、任命する」とあります。
 「教育委員」が方針や重要事項を合議で決定し、具体的な事務は、「教育長」が事務局を監督指揮して行うことになります。
 文部科学省によれば、「教育委員」の平均年齢は、都道府県教委で60.9歳、市町村教委で61.4歳となっています。職種は、医師や教員の割合が多くて、都道府県教委で42.7%、市町村教委で22.2%となっています。
 現実になっている人は、ホントに立派な方々で、選出されて当然だとは思いますが・・・→この問題山積の今の教育界では、もっと教育委員の増やしたり(少なくとも10人)、いろんな職種の人も幅広く選出されるべきではないでしょうか・・・?!そして、原則公開し、多くの抵抗に屈することなく、将来を担う子ども達の為に、又、やる気のある立派な教師を真正面から守る為に、是非、新しい姿で変わって行って欲しいと思います。
 ある県で前代未聞の多くの教育関係者を含んだ「教育委員会」の汚職事件がありました。その時、驚いたのは、再び、その教育長に、同じ人が首長により再選されたことでした。根は、とても深いのです。
 その「教育長」とは・・・→「教育長」になる為の特別な資格要件などはなく、公募する自治体もあるのですが・・・実際には、首長が教育委員を任命する際に、「教育長」をあらかじめ内定していることが多いのです。(小川正人著 市町村の教育改革が学校を変える 岩波書店刊)
 「教育長」は、教育委員が非常勤の特別職に対して、常勤の一般職で待遇も首長並み。「教育委員」は教育行政の広範囲に渡る諸権限を持っていますが、実際には、(教育に直接携わってきた教職員が38.3%の割合いで選出された)「教育長」に多くの仕事や権限が委任されて、「教育長」主導の教育委員会運営となっていることが多いのです・・・?!
 そんな「教育委員会」も、市町村は都道府県の「教育委員会」の指導の範疇にあり、都道府県の「教育委員会」は、更に上の「文部科学省」の指導の範疇にあるのです(・・・←ヒエラルキーが実にしっかりとしています!)。
 「教育委員会」は、1948年、「教育委員会法」の第1条「教育が不当な支配に服することなく、国民全体に対し直接に責任を負って行われるべきであるという自覚のもとに、公正な民意により、地方の実情に即した教育行政を行うために」との主旨で創設されたのです。
 それ故(アメリカが今もしている様に)教育委員は、市民の立場から学校教育を監督し、教育に広く地域住民の意思を反映させる役割を担い、住民からの直接選挙で選ばれていたのです。そこでは、教育委員科が開く会議は原則公開、教育予算も教育委員会がつくるという強い権限まで持っていたのです。
 それが、「教育委員会法」を廃止して、新たに「地方教育行政の組織及び運営に関する法律:省略して、地教行法」を1956年に制定したのです(2007年改正)。新たに生まれた「地教行法」では、従来の教育委員が住民の選挙で選ばれる仕組みはなくなり、首長が議会の同意を得て任命することになったのです。これで、会議の原則公開を定めた情報開示の条文は消え、教育予算の編成権もなくなったのです。
 「橋本徹」大阪市長、日本の教育界を変える指針を示して下さい。応援しています。
 
*参考図書:教育破綻が日本を滅ぼす! 尾木直樹 ベスト新書 2008年12月発行 743円

 

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教育上の大問題・・・

2012-01-18 12:57:18 | Weblog
 日本の今の教育、長いこと変わっていないと言うよりも、むしろ悪くなっているのではと、懸念しています・・・。 日本の今の教育、長いこと変わっていないと言うよりも、むしろ悪くなっているのではと、懸念しています・・・。(今こそ、変えるべきです!)
 教育上の次の3点(大問題?!)に絞って述べたいと思います。
1、経済的な問題。
 能力のある人、意欲のある人、社会の為に頑張ろうと思う気持ちがとても強い人、そんな人がお金がないので断念ってことにならない社会にしなければいけません。
 図は、ある本から引用したものですが(「教育の職業的意義」 本田由紀 ちくま新書 2009年12月発行 740円)、「大学の学費と公的奨学金の受給率」の図では、日本の場合、諸外国と比較すると、学費が際立って高くかつ受給率が低いことが理解できます。
 もっと奨学金の受給率を増やし、優秀な才能を埋もれることなく、発掘して社会に還元するべきです。
 しかし、大金を要した大学生活が、将来の仕事とあまり結びつかないとしたら、大きなロスを背負うことになりますね・・・→現実には、会社に入って新たに教育をし直すって感じのケース、まだ多々ありますね・・・。 (大学卒業後、又、専門学校に行ったり、大学に入り直す人もいますが・・・)
2、就職活動の開始時期の問題。
 諸外国と比較してみると・・・→日本の様に、卒業前から長期に渡って、それも多くの会社と面接して、就職活動に多くのエネルギーを注いでいる国何て、ないですね!
 その間、大学での勉強には、あまり熱が入らない状態になっていると思うのですが・・・(会社側も、そんな採用の仕方に付いて、考え直さないといけないですね・・・)?
3、学校で学んだことが将来の職業にあまり役に立たない。
 このことは、日本の場合、高校だけでなく大学でも同じ感じですが・・・。
 アメリカの高校を卒業し、アメリカの大学を卒業し、更に、カイロプラクターの学校(大学院)に行って、カイロプラクターの資格を取って、アメリカで開業している娘の話だと・・・
 ・・・→「アメリカの大学は、高校の成績だけで難なく入れるよ。でも、大学生活、きつかった。入っても卒業しない人、多いね。レポート・レポートの連続で、最後の学年(4年生)の時、ホントきつかった。入学式何てないよ。卒業式は、ど派手だけどね。
 大学院(カイロプラクターになる為の学校)は、解剖などの実習が始まると、メチャ忙しい。しかし、医師と違ってカイロ(カイロプラクティック)の場合、範囲が限られているので、最後の1年間は、資格がないだけで、一般のカイロプラクターと同じことをしている感じかな・・・。
 卒業時、1.000万円以上(?!)の大金を(公的機関から)借金している人が多々いて、そんな人は、それを返す為に、卒後真剣に働くしかない!(生活がかかっているので、卒後研究生活何て、とても考えられない!) 」と。
 日本の場合、入学する為に、長いこと受験勉強が強いられる。それも、過酷な程。(だが、何故か、低学年からの塾通い、親ですら、何も言わない感じで、我が子さえ良ければって感じで・・・→それで体を動かしていろんな経験できることが少なくなったり、見方も狭くなって、失うものの方が多いのに・・・?!・・・←若い時に経験した学問以外のいろんな失敗も、将来、貴重な肥やしになれるはずですが・・・先々、人生、80年余ですから・・・)。晴れて入学出来ても、(東大法学部などの)ある所では、又、資格試験の為に、その為の受験勉強が強いられる。(・・・→そこでは、変な教育のオンパレードが長いこと続き、そんな人が社会の中心になって国を動かすとなると、正直、ゾッとしますけど・・・?!)
 私が医学生の時、今と違って、卒後直ぐに大学入局だったので・・・→卒後は、もう他の科の勉強が出来なくなるので、医師としての最低限の技術を見に付けようと思って、長い休みを利用して、国立療養所や、市立病院や、大学病院の皮膚科や精神科や放射線科や病理などに行って勉強しました。大学のポリクリで各科を回る時、外科の先生に、糸結びの仕方を習いました。(・・・→外科の先生は、卒業して覚えればいいと言いましたが、私はしつこく教わりました。そして、卒後に、宮医大の小児科で子どもの心臓カテーテル検査をする時、それが初めから直ぐに役に立ちました。)
 専門的な医学部だけを例にとっても、日本の場合、医師免許証がなければ、医学生は、患者さんに注射1本(法律上は)打てません。それに、医師国家試験勉強をそれなりにしないと受からない何て(特に国公立の場合は?!)。(アメリカでは、大学を卒業して、4年間の医学部生活となり、卒後までに、3回の国家試験を受ける)。 
 娘が言っていたけど、・・・→「カイロの国家試験は、全部で4回あるけど、初めのが一番難しくて、最後のは、実地問題。まあ、大学の講義をちゃんと消化して行ってれば、それが国家試験勉強に直接び付くので、まともに勉強していれば、受かるはず(回数制限あり)。」と。

 

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成 人・・・

2012-01-17 16:47:35 | Weblog
 
 今年のある市の成人式で、次の内容の祝辞がありました。(いい祝辞の内容だったと思います。)
 次の4つのことが大切との内容でしたが(少し変えて以下に記載していますが・・・)
1、自分の健康管理をしっかりとする。
 簡単そうでとても難しいこと。肉体的なことだけでなく、精神的なことまでも自己管理となると、至難の業かな。医療のプロの医師や看護師にも、喫煙したり、アルコールに負けたりしている人、残念ですが、いるし・・・。
2、夢を持つ、高いいい目標を持つこと。
 若者らしさって何でしょうか?眼を輝かして、デッカイ夢を持って生きている若者かな?しかし、今は、公務員が若い人に一番人気があるとか?
 「橋下徹」大阪市長さんが、今からの公務員あり方に付いて言われていましたが・・・安定したかったら、公務員よりも民間へ就職って感じにしたい。公務員は、公僕ですから。給料も民間より今みたいに高くない、年功序列と終身雇用と労働組合に守られるってこと、今からはなくなりますって感じで言われていたけど・・・?!
 意欲のある若者を、還暦過ぎての人が知恵を時々授けて社会を大きく動かしていくって姿、いいと思いませんか・・・?!)
3、友達、仲間を大切にする。
 遠くの親戚よりも近くの友達って言葉もありますね。人は人の間にいて、人間になれる(?!)と思います。歳を取っても、アンテナを広くしておくと、新しい友達、自然に出来る感じですが・・・。
4、家族の絆を大切にする。
 家族あっての仕事や趣味、人生ですね・・・今回の大震災で、そのことを深く考えた人、多かったと思います。
 大人(成人)になるって、どう言うことでしょうか?
 私が思うに、「ここまで来れたのは、多くの人のお陰です!」と心の底から思える様になった時ではないでしょうか。自分の力でなったと思っても、それが出来る様にしてくれたのは、多くの人のお陰ですから。
 人それぞれがそれなりの役割で社会に影響を与えていると思います。食べ物一つをとっても、実に多くの人が関わっているはずです。そう思うと、「ありがとうございます・・・」とまず、感謝の言葉が出るはずです。
 私が20歳を迎えた時(二浪して、精神的に落ち込んでいたが・・・←わずか地方の国立大学医学部を受験して0.5点の差で、二浪する羽目になってしまったが・・・)、実の姉がそんな境遇の自分の20歳に、「お寿司でも食べたら・・・」と遠くからお金を送ってきたことがありました。成人式の日、それをよく思い出しますが・・・。
 人と人との「絆」、大切にして行きたいと思います。
*写真は、平成24年1月15日(日)、「九州横断特急」から撮った冬の阿蘇山です。

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熊本城・・・

2012-01-16 10:16:07 | Weblog
 お城を見るのが私にとっては、大好きなことです。
 首里城、二条城、松江城、岡山城、島原城、熊本城などと、この数年の間に見てきましたが・・・その中でも、「熊本城」、やはり、個性的で、広くて、圧巻だと思います・・・。
 昨日(15日)、KKRホテルの4階のレストランに初めて行って、そこから(北側から)近い感じで「熊本城」を見ました・・・→素晴らしかったです(いつも、東側からや南側から見ることが多かったので、別の景観に見え、しかも美味しい食事を摂りながら・・・)。
 その後、暗い中、北側→西側と周って、家内と一緒に「熊本城」周辺を散策しました。途中で、散歩している人、ジョギングしている人、暗い中、結構会いました。熊本城周辺、いいコースですね。(熊本城の周りを日課として周っている人、沢山いる様ですが・・・←いいですね!)
 阿蘇山も、四季でその姿をいろいろと変えます。熊本城も、時間帯と四季で、それに、見る方向で、いろんな姿を見せます。
 世の中を見る目も同じと思います。見る人の境遇や年齢で、いろんな見方が生まれます。
 今年は、いろいろ見方で吟味し直すことも、大切かと思いました。
 今日(16日)で、1月の連続1週間の休みは終わります。明日から、又、頑張ろうと思います。いい息抜きが出来ました。

http://www.youtube.com/watch?v=ctLFTqbBcAQ(阿蘇山)
http://www.youtube.com/watch?v=hu0e1leuJ_E(KKRの4階から見た熊本城)
http://www.youtube.com/watch?v=hf7PixURln8
http://www.youtube.com/watch?v=LiOAz6p5760
http://www.youtube.com/watch?v=nb-ujVJ_VAA(西側から見た夜の熊本城)
http://www.youtube.com/watch?v=H17t78mpGQc(夜の熊本城に隣接する城彩苑)

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やきいもやのおばちゃん・・・

2012-01-14 22:59:04 | Weblog
 
 佐伯の新町でやきいもを売っているおばちゃん(60歳前後?)がいる。「やきいもやのおばちゃん」と周りの人は言う。いつもニコニコして、感じがいい。深夜、酔った男の人たちがよく買っている。多くの人が、「おばちゃん、いも焼けとる?」と聞いてきている。列が出来ることもしばしば。まだ焼けていない状態であることもしばしば。
 「兄(に)ちゃん、まけちゃるけんなあ・・・」「兄ちゃん、学生さんじゃないごとあるが・・・」「兄ちゃん、ちゃんと仕事をしよるか?」「兄ちゃん、結婚してるんネ?」「兄ちゃん、何しとるんね、よくここで見るけん・・・」「兄ちゃん、元気がいいなあ・・・」・・・これが、私と「やきいもやのおばちゃん」との間に交わされているいつもの会話の内容である。
 西田病院の時から、夜の診療を終えて、新町を通って帰っていたが、その時、目が合うと必ずお互いに挨拶を交わしていた。今までに200回はゆうに買っている。いもはいたって健康食品。繊維が多いので、お腹の掃除をしてくれるし、最近大腸癌を防ぐ意味で注目されている。それに、おいしい。
 この「やきいもやのおばちゃん」、どう言う訳か、私には買うと例外なくまけてくれていた。
 自分がどの様に見えるのか、自分がどんな人間か、その判断は他人がする。決して自分ではない。このおばちゃんの「兄ちゃん・・・」と初めに出る言葉が客観的に見た私の姿をよく現わしていると思い、いつも嬉しかった。何と、それが2~3年どころではない。はっきり覚えていないが、10年近くになるのは確かである。
 それが、おばちゃんの孫が、「たはら小児科医院」に病気で入院してしまった。そして、バッタリ我が医院の待合室で会ってしまったのだ。しまったと思ったが、いつかはこんな日もくるだろうとは常々覚悟はしていた。
 「やきいもやのおばちゃん」のビックリした顔。今まで生きてきてこんなに驚いたことなかった感じの顔だった!おばちゃんが、「いじがわるいんじゃあけ・・・」と言って追っかけて私の背中を叩くのである。
 ちょうどその時、私の父が玄関から入って来て、「やきいもやのおばちゃん」は、私の父とも会った。「やきいもやのおばちゃん」は、私が父の息子であることも同時に知った。父から孫が佐伯小学校の時によくお世話になっていたとのこと。
 父は、若い時、玄関で来客から、「校長先生は?」と聞かれ、その時父は顔色一つ変えずに、校長室で待つように言い、後で自分が入って行き、その来客の人が「校長先生、意地が悪いわ」と言って冷や汗をかいていたとのこと。
 退院の日(平成3年12月3日)、「やきいもやのおばちゃん」は、孫の主治医である私に、「先生ありがとうございました」と言って、深々と頭を下げて帰って行かれた。
 私の自称「兄(にい)ちゃん」の歴史はここで幕を閉じてしまった。
 以上は、平成4年1月14日に発行した「たはら小児科医院月報」に記載した、「兄(にい)ちゃんが先生になった?!」の内容です。(本文のまま)(開業中、たはら小児科医院月報を、閉院時まで、毎月14日に欠かすことなく、発行していました。)
 相変わらず焼き芋を売っているその「やきいもやのおばちゃん」と、久し振りに(平成24年1月14日の20:00過ぎに、夜の繁華街の)新町で、(母のいる家から家内と一緒に歩いて)帰る時に会いました。(やきいもやのおばちゃんの)年齢は、80歳とのこと。旦那さんは25年前に亡くなり、やきいもを売る仕事は、42年間も休みなく独りで続けているとのことでした。
 「昔の様に売れない・・・膝が悪いので、もう前みたいにリヤカーで運べない。他の人にしてもらっても、人件費が出ないので、それも出来ない。も少し頑張ろうと思う・・・」と言われていました。(私の事も、いろいろ尋ねられましたが・・・)
 「やきいもやのおばちゃん」から、この時、健康の秘訣を直に授かった思いがしてなりませんでした・・・。
 今回も、買うと、沢山袋に入れてくれました。「やきいもやのおばちゃん」の優しさが焼き芋の味に出ていて、家内と楽しく食べました。

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