日本の心・さいき

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ミイラ

2006-11-16 22:02:56 | Weblog
 今日は、家族四人で、国立科学博物館に行って、「ミイラと古代エジプト展」を見、その後、国立西洋美術館に行って、「ベルギー王立美術展」を見た。
 ミイラを直に見、現代のCTスキャンでの解析で、手をまったく付けずに、中がどうなっているのかの解説が3次元であり、感動した。
 ミイラでは、脳は余り大切でない様で、耳鼻科的に鼻の正面から取り出し、内臓も、下腹部のある所から取り出しているが、見た目は、体に余り傷が付いていない感じにしている。心臓だけは、魂がそこにあるとのことで、取り出さずに、そのままにしている。取り出した内臓は、肺、肝臓、胃、腸と、4つの入れ物に分類されていた。
 何故、ミイラを古代人が作ったかと言えば、死後にあの世で復活する時に(この世は、仮の宿で、あの世が本物)、魂の居場所が必要となり、その場所がミイラであった為。
 思うに、黄河周辺とインダス川周辺とメソポタミア地域とナイル川周辺が、ほぼ同じ時代に文明が栄えていた事だけでも不思議なことなのに、古代のエジプト人の考えも、死後の世界を、東洋思想と同じ感じ様に考えていることなど、興味深く感じた(共に心臓に魂が宿ると考えていた)。

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