日本の心・さいき

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為になるかも知れない本(その154)

2007-07-20 06:35:23 | Weblog
○昭和53年2月9日(木)雨のち曇。
 今日も忙しく働いた。一番下っ端だから仕方ない。○○先生の患者さんの検尿とヘプロ一ベテスト(溶連菌の検査で、30分放置した血液を遠沈してその血清を使って凝集反応を見る、結構時間が掛かる)を頼まれてした。外来の患者さんのはしてもいいが、入院の患者さんのは、主治医が責任持ってするべきだ!
○昭和53年2月10日(金)曇。
 心カテをした。大伏在静脈からの切開を○○先生がしてしまった。(僕が主治医なので)僕にてっきりさせると思っていたのだが(その後しばらくして、二外科の心臓外科医K先生の助言で、穿刺法に変わった)。PSはあり、ASDも怪しい。当直の日だったが、暇だった。病棟も落ち着いている。県病もあまり忙しくないとのこと。医療費が上がったので患者さんが来なくなったのかなあ?温かい天気のせいもあるのかなあ。
○昭和53年2月11日(土)曇。
 (大学の同級生で、同じテニス部だった)○○君の結婚式があった(今も、連絡を取り合っている)。○○とも会った(やはり、大学の同級生で、テニス部でペア一を組んでいて、彼は前衛だった。ずっと連絡を取り合っている)。皆、相変わらずって感じだ。民医連の同級生の友達が沢山来ていた。民医連の人達は、医療にとても積極的な感じがする。僕も卒業前に民医連に入る様に勧められたが、僕にはどうしても一つのイデオロギ一で医療することに賛同できなかった。それは今でも同じ。民医連では、大学と違って初めから給与も保証されていて、ちゃんとしたカリキュラムもあって、忙しいけど3年もすると臨床家としては立派になっている。
○昭和53年2月13日(月)曇。
 夕方、○○先生から、抄読会の準備をと言われた。僕は、「やります」と答えたが、前の週も僕だったのだ。上の○○先生なんか、医局でビックコミックの雑紙なんか見ていて、暇そうだ。何で僕にばかり仕事ばかりを押し付けてくるのかなあ。
○昭和53年2月14日(火)晴。
 今日はとても忙しかった。午前中が心臓外来だった。それから教授回診があって、僕が抄読会で発表した。何とこの忙しいのに2つも発表した。それが終わってから当直であった。しかもこの日入院を一人受け持ってしまった。僕は文句も言わずに、黙々と頑張っている。パパになるから、ファイトがあるのだ。
○昭和53年2月15日(水)晴。
 水曜日は外来当番ではないが、いつも僕は外来に行っている。何故か、水曜日が一番伸び伸びと診療できる感じだ。近頃、スライド撮りに凝っている。思うに、これは財産だと思う(最終的には、教授の依頼で自分が教室のスライド整理係になり、教材を分野別に整理して行った)。スライドを使って講義するのとしないのでは、学生さんにとっては雲泥の違いだ。
○昭和53年2月16日(木)曇。
 羞恥心の塊の恵ちゃんは、明日、勇気を出して大学病院産婦人科にかかりそうな雰囲気なのです。頑張ってネ。

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