
ある由緒ある病院では、親と子を話して、治療をしているとのこと。子が親から話されたことの精神的ダメ一ジは大きいらしく、後のフォロ一で難儀していることもあるとか。
いろんな親御さんがいる。学校でも、モンスタ一的親御さんで悩んでいる教師が多いと聞く。今は、権利主義が強くて、そんな時代なのかなあとも思う。それはそれで又反省して、新たな展開が生まれると期待しているが。
もう、この歳になると、いろんな親御さんのケ一スを経験しているので、それなりに対処の仕方を心得ている。
それよりもカッとなって、自分の血圧が上がることを考えると、それはそれで認めて生きる方が賢明かなと思う。親の気質を治すことは土台出来ない訳で、開き直って接するしかない。昔は、理不尽な親御さんと喧嘩したこともあったが、今は、もうそんな元気もない。
小児科医の一番の生き甲斐って、やはり子どもが元気になってくれることかなあ。子どもの場合、急変して悪くなるのも早いが、又、良くなるのも早い。車であれば、新車で、一カ所を治せば直ぐに動き出す。中古は大変だろうなあと内科の先生に同情する。子どもの病状が思った以上に良くなってくれると、こちらも子どもからパワ一をもらうことが出来る。症状がひどかった子どもであればある程。しかし、子どもの死は、とても悲しい。今まで、沢山の病気の子ども達が自分にいろんな人生を教えてきてくれている。(感謝感謝感謝)