シャンソン歌手

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シャンソン歌手リリ・レイ LILI LEY  日本シャンソン協会コンサート

2014年06月20日 04時09分33秒 | Weblog
シャンソン歌手リリ・レイ LILI LEY  日本シャンソン協会コンサート

今年の11月28日金曜日 読売大手町ホールで
「シャンソンを貴方に」という コンサートが
日本シャンソン協会の主催であります。

曲目提出が 七月四日ですが
あー 何にしようかなー
五曲 希望曲を書いて提出すると
後日 選ばれた 一曲が知らされて
それから バンド用 3パートの楽譜のアレンジを
考えます。

私は 作詞作曲も多少するし ピアノも伴奏や弾き語りしたり
曲のアレンジに関して 大変に興味があり
とても 楽しみます。

最近は ジャズピアノも習いだしちゃったので
リズムやコードも 少し知りだしてしまい
ますます 伴奏に関して 欲深くなりました。

ピアニストだけが伴奏ではないバンドでの アコスティックな
電子音は 
クラシック のオーケストラで歌ってきた私としては
慣れないうちは 別世界でした。

シンセサイザーの音 ドラムの音 どれも
生楽器の 音色とは 全然違うので
へぇーえ・・・・・

特に パリ祭は 七つの楽器のバンドで
自分の前にある 返しの スピーカーから 束になって 
音が塊のままドバーっと 大音量で聞こえ
後ろからは 弾いている生音が ばばーんと
聞こえてきて
猛烈な 電子音の中で
自分の メロディーラインも かき消されるように
初めての時は
感じたものです。

なので
我が お弟子さん達 音楽レベルの高い方達にも
この 私の経験のもとに感じた様子を
事細かく 知らせて
初めてバンドで 歌わせていただいた時も 皆さん
きちんと 対応できて 胸をなでおろしたものです。

昨年も 一昨年も 「シャンソンを貴方に」 に出演させていただいた
お弟子さん 石垣直子さん 大脇彩さん 岡島由起子さん ゆかりさん
と 新たに ヤマハホールに続けて出演した 宮本裕子さんが
今年は 出演させていただけるようです。

玲さんのお弟子さんたちは どうして全員が
シャンソンをフランス語で 歌うのですか????
と よく聞かれます。
全員 フランス原語で 歌うので 日本においては
訳詩日本語シャンソンが 伝統ですので
不思議がられてしまいます。

私が長年苦しんで 身に着けた技術をDNAとして受け継いでくださる
お弟子さんたちは フランス語シャンソン修行僧 仲間みたいな
かんじです。

本当にフランス語 シャンソンは 難しいです。
フランス語がペラペラな人でも
一曲シャンソンの フランス原詩は A4 紙に一枚半
びっちりの アルファベット。
口が まわるのも 覚えるのも 
モグラたたきか ハエ叩きか ゴキブリ退治か・・・位に
大忙しです。

リズム通りのスピードで 歌えるようになるころは
もう 肉体や唇 舌に 染みついてしまい
脳の 記憶というより 自然にしゃべっている感覚になります。

記憶することと 記憶を引き出す 脳の作業は
違うらしいですが

フランス語シャンソンを記憶するまでは 
長い時間 刷り込み時間が 
掛かるのに
歌う時の 記憶噴出技は 前倒しで 猛烈反射神経の作業みたい。

しかも 感情表現を 全部 綿密に自然体に・・・

舞台という緊張の中で 自然体に一曲のシャンソンが歌えるように
なるまでには 計り知れない舞台経験が必要だわー
なので せっせと 私は舞台に出演し 
舞台での 感を研ぎ澄ませる為に
飽きない程度に 練習しようと 思っています。

舞台での 感は 料理を作る感とか 花を活ける感とか
と 同じで 
準備する時間 作品を愛する時間 繰り返す時間
慈しんむ時間 試行錯誤する時間を 惜しまず
無我無心の心境で 自己を捧げていると
ふと 感センスが 光りだすものなのかもしれないなー

芸道精進は 深い 深い 遠い遠い 道のりだわぁ・・・・ふぅー
四歳のピアノの初舞台から 苦節 55年 まだまだ 舞台は深淵。