今日の朝日新聞の大阪版に、私たち何人かの教師がつくったビデオ「戦争に反対した人々」を思いもかけない大きな記事にしてとりあげてもらった。
今、航空幕僚長が侵略はぬれぎぬだと歴史の偽造をさけんでいるもとで、18年も前に完成した作品をよみがえらせてくれたことは、あらたな生命力を与えられたものと思う。
侵略はなかったとか、そんなことはしてないとか、歴史をつくりかえることで日本人のアイデンティティを確立しようとしても、歴史の事実は頑固だから必ず打ち破られる。そうではなく、侵略に対して敢然とたたかった人々がいたこと、ここに歴史の光を見出すことが大切だ。これは、現在のほとんどの国民の二度と戦争はしないという決意と一致する。日本の歴史のなかに、世界の人々、中国や韓国などアジアの人々にも、誇りをもっていうことができる歴史の事実があることを示すとき、共感と連帯がうまれる。よく、いつまでも謝罪ばかりするのはいやだ、という人がいる。日本人の中の反戦抵抗の流れに着目し、これが平和憲法の日本の確固とした態度に発展したのだという立場に立てば、謝罪を強いられるという意識から抜けることができる。
このビデオ・DVDが、活用され、反戦平和の論議が活発になることを願う。
今、航空幕僚長が侵略はぬれぎぬだと歴史の偽造をさけんでいるもとで、18年も前に完成した作品をよみがえらせてくれたことは、あらたな生命力を与えられたものと思う。
侵略はなかったとか、そんなことはしてないとか、歴史をつくりかえることで日本人のアイデンティティを確立しようとしても、歴史の事実は頑固だから必ず打ち破られる。そうではなく、侵略に対して敢然とたたかった人々がいたこと、ここに歴史の光を見出すことが大切だ。これは、現在のほとんどの国民の二度と戦争はしないという決意と一致する。日本の歴史のなかに、世界の人々、中国や韓国などアジアの人々にも、誇りをもっていうことができる歴史の事実があることを示すとき、共感と連帯がうまれる。よく、いつまでも謝罪ばかりするのはいやだ、という人がいる。日本人の中の反戦抵抗の流れに着目し、これが平和憲法の日本の確固とした態度に発展したのだという立場に立てば、謝罪を強いられるという意識から抜けることができる。
このビデオ・DVDが、活用され、反戦平和の論議が活発になることを願う。