山上俊夫・日本と世界あちこち

大阪・日本・世界をきままに横断、食べもの・教育・文化・政治・歴史をふらふら渡りあるく・・・

韓国、軍事費削ってコロナ支援金。日本も軍事費を医療費に回せ

2020年05月04日 11時16分13秒 | Weblog
 韓国の国会が4月30日、コロナ対策の全世帯への支援金のため第2次補正予算を決定した。そこには軍事費9897億ウォン(850億円)の削減が含まれている(「赤旗」5月1日付け)。韓国政府は2171万全世帯に単身者40万ウオン(35000円)、4人以上世帯100万ウオン(9万円)を5月中旬までに配るという。
 軍事費削減の内訳は、F35ステルス戦闘機3000億ウオン、海上作戦ヘリ2000億ウオン、イージス艦1000億ウオンなどで、今年の支払いの一部を先延ばしするということだ。
 日本は現在、アメリカの戦闘機F35を105機追加購入し147機体制にする計画だ。維持費支払いなど入れて6・2兆円ともいわれる。イージス・アショア2基購入で6000億円だ。10万円支給の補正予算の財源は赤字国債となった。だが第2次補正も必要だ。補正予算ではPCR検査センターを全国につくる予算は入っていない。    
 安倍首相は4月6日、何の根拠も示さずに検査を1日2万に増やしますと見得を切った。これも支持率調達の独断発表だった。じっさいは7千件しかできていない。PCR検査を本気でやる、疲弊しきっている全国の医療機関を支援するための予算が必要だ。そのために、アメリカが恐ろしくてそぶりにも出せなかった軍事費削減を日本もすべきだ。北朝鮮と日々接し、銃撃戦もある韓国が思い切った措置に踏み切ったことを見習うべきだ。韓国を軽蔑するばかりでは品位が問われる。ドライブスルー検査で陽性者を徹底して洗い出し、感染をゼロ近くにまでし、アメリカ・トランプとも堂々と取引をする姿勢に日本との差を感じる。

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