山上俊夫・日本と世界あちこち

大阪・日本・世界をきままに横断、食べもの・教育・文化・政治・歴史をふらふら渡りあるく・・・

安斎育郎さんの講演から 原発政策

2012年12月04日 23時57分33秒 | Weblog
 12月8日、箕面で安斎育郎さんの講演を聞いた。「人はどうしてだまされるのか ―安全神話のウソ― 」と題し、手品もまじえて息もつかせぬ90分だった。えーも、あーもなく、実質2時間分の中身だった。
 講演の柱は、1、心配な近年オカルト事情 ―非科学に身を寄せるのは危うい
       2、人はなぜ騙されるのか? ―4つのだます:騙・瞞・詐・欺
       3、「国家による信用詐欺」としての未曾有の福島原発事故
 安斎さんは、原発を告発否定しつづけたため、東大ではずっと助手におかれつづけ、研究費はあたえられなかった。東京電力から来たTという人物が隣の席にいて安斎さんの発言・講演・行動のすべてを東電に報告していた。つまりスパイが配置されていた。
 「安全神話」をつくった原子力ムラ=電力会社・経済産業省・御用学者・マスコミの一角の東大がいじめ・アカデミックハラスメントを貫き通した事実も語られた。
 マスコミも「安全神話」と利権の一角を構成していた。マスコミのながす原発問題、とくに選挙にからむ原発報道は、私からすれば虚偽報道といっていい。人を誤った認識に導くために意図的に虚偽の報道をしている。恥を知れといいたい。
 安斎さんも、講演の締めくくりとして、選挙に当たってどの政党の原発政策を支持するかは、口先で判断するのは危険だ、その政党が(離合集散しているからその前も含め)、原発について何をしてきたのかという事実を見極めて判断しなければ、だまされるといっていたのは、まったくその通りだと思った。
 今、マスコミは、何をしてきたかは一切知らせず、口先だけを誇大に報道し、ひとを誤った方向に導こうとしているから。
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