我が家の杉玉は来週新しくなるために一足先に作業場へ出かけていきました。
私の手作りなので美しい仕上がりとは言えませんでしたが、居なくなると寂しいものですな。
ではしばらく本職が拵えた杉玉(いただきものです)を下げておきましょう。
この界隈では杉玉と言いますが、「酒林(さかばやし)」と呼ぶ地域もあります。同じものです。
酒店に杉葉をあつめて標とす。よて酒林といへり。
西土に酒望子といふ是れ也。はやしは望子の音轉なるべしともいへり。
と、古くは切り揃えた枝付きの杉の葉をただ束ねて吊るしていたそうですから「玉」ではなく、江戸の終盤ころに丸く成形して「杉玉」とよばれるようになったのだとか。呼び名として歴史があるのは「酒林」、形状としては「杉玉」ということでしょうかね?まぁ 今では同じ扱いになっているようですので細かいことに拘る必要はありませんわな。どちらで呼ぼうと昔ながらの酒屋の看板ということですから。
さて、今日もありがたいことにお酒をお求めのお客さんと楽しい時間を共有させていただきました。
日本酒がいつまでも日常のお酒でありますように願っております。
では本日はこれにて失礼を。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます