一昨日の夜は新そばと新酒を愉しむ催しにお招きいただき、とても有意義な時間を過ごして来ました。
ひと口に新そばと括っても、原料や粉の挽き方などで風味にこれほどの違いが出るということを、同時に食べ比べさせてもらうことでよく分かりましたねぇ。勉強になりましたわ。
それはまさしくお酒にも言えることでして、お店によっては何種類かのお酒を飲み比べられるメニューを用意されているところもあるようですから、お酒を飲む機会が増えるこの時期に試してみられるのも一考かと存じます。例えば出来たばかりの新酒と数年寝かせた熟成酒とか。対極にあるものを比べると かなり楽しめますよ。まぁ そこまで遊ぶ企画はそうそう無いかもしれませんが。
ちなみに先に述べた席では「〆張鶴しぼりたて原酒(生)」をぬる燗にもしていただいたり。造り手の意向を無視するようで気が引ける方もいらっしゃるかと思いますけど、生酒や大吟醸は絶対冷やして飲まねばならないなどと思っているとしたら それはなんとも狭い了見。事実、このときも生酒のぬる燗は好評でしたし・・・ まだまだ隠れた魅力があるのですよ。
新そばを存分に堪能した後の〆には酒粕を使ったムースが。失礼とは思いますが、お蕎麦屋さんがここまで見事なスウィーツを拵えなさるとは驚きましたわ。ちなみに私は美味しい蕎麦に満足してしまい このムースを食べられなかったので、昨日改めて頂戴しました。粕は〆張鶴のもの。こういう使い方もあるんですねぇ。(この写真は我が家で撮影)
是非とも定番メニューにして欲しい、そんな味わいなのでした。
ムースなどのスイーツに
洋酒だけが合うとは限りませんものね。
ぜひ一度食べてみたいものです。
酒粕の風味が生かされていて
うちの かーちゃんも「美味しー! 美味しー!」と
連呼していました。