昨日の夜、NHKのテレビ「きらっと新潟」で、新潟の酒米・越淡麗(こしたんれい)を使って酒造りに挑む酒蔵さんが取り上げられてました。弥彦の酒蔵さんの熟練杜氏さんが始めて手にする越淡麗で有終の美を飾るべく大吟醸を仕込む姿と、内野の酒蔵さんに勤める杜氏歴4年の若者が試行錯誤しながら越淡麗で酒を仕込む姿が対照的に映し出されてました。昨日の放映は仕込みのさわりの部分で終わってしまい、あれれ~これで終わり?って感じでしたが、そのうち続編があるらしいので楽しみに待つことにします。
越淡麗については以前にもこのブログで触れてますのでクドイようですが、ご存じない方のために簡単に説明を・・・(吟醸用として)日本一優れた酒米は兵庫県の山田錦(やまだにしき)。米どころ新潟の酒蔵といえども大吟醸を造るときには兵庫の山田錦を使っております。でも、新潟の酒の誇りのためにも何とか新潟産の米で大吟醸を造りたい・・・ ということで、15年の歳月をかけて研究・開発されたのがこの越淡麗という品種なのだそうです。今年は約90社の新潟の酒蔵のうち三分の二くらいが越淡麗を仕込みに使うとのこと(と、テレビで言ってました)ですので、今年こそは色々な酒蔵さんの「しっかりと熟成させた越淡麗の吟醸酒」が味わえると思います。けど、去年もそんなこと言っててダメでしたので今年はあまり人に言わないほうがいいかな…?
ケンさんはどう思います?
DVDに録画しましたので、ご希望とあらばお貸ししますよ。
ただ、「幻の酒米」の復活話はいろんな地方で聞かれますので、
以前ほど注目度は高くないようです。