日曜日の朝から真剣にテレビ番組を見たのは何年ぶりかな?
久々に豊永史郎さんのお顔を拝見して、髭が無くなったのとちょっと太られたことで若干風貌が変わられたなと感じましたが、情熱的な語り口は健在でしたね。
焼酎がブームになってから随分時間が経ちましたが、異常なまでの流行も大分落ち着き、飛ぶ鳥を落とす勢いで増産した焼酎蔵にも淘汰の波が押し寄せているとのこと。そんな中で、比較的注目度の低い米焼酎で細々と頑張っている豊永さんには何とも言えぬ親近感を覚えてしまいます。
以前お邪魔した時の豊永さんの外観、極めて質素でシンプル。気付かずに通り過ぎてしまいそうなたたずまいでしたが、現在は暖簾を下げたりして当時よりは分かりやすいようです。
室(むろ)の入口。設備投資をして近代化が進んだ焼酎蔵が多いの中で、この石室は今では貴重な 存在なんじゃないかな。
この中には「野白式天窓」と呼ばれる自然の原理を利用した室内の空調用換気口があり、まさに環境に配慮する豊永さんに似合う場所、というより豊永さんにはハイカラな機械は似合わないような気がします。
・
・
・
・
・
番組中、蒸留して間もない原酒をレポーターの方が味見するシーンで、「税務署に届けて行ってます」と字幕が入ってました。酒税法の関係で商品化されてないものの扱いは面倒なんですよね。そんな貴重な味見が出来て羨ましいって思う人もいるかもしれませんが、あの状態の焼酎を飲んだとしてもほとんどの人はガッカリすると思いますよ。焼酎にとって貯蔵熟成させることがいかに大切かを知るためにはいい体験でしょうけどね。
とにもかくにも、なかなか良い構成でしたから、あの番組を見て下さった方々には豊永さんの人柄が伝わったんじゃあないでしょうか。早起きした甲斐がありました、今日一日楽しく過ごせそうですわ。
今後ともよろしくお願いいたします。
特に豊永さんは常圧ですからね。
はなたれ以降はそれなりにキツイのでしょうね。
わたくし事ですが、酒屋に成りがけのころ、SトリーさんのY崎蒸留所で、蒸留したばかりのウイスキーと5年もの、10年もの、もうひとつは何年物だったか忘れてしまいましたが、比較試飲させていただいたことがあります。その時に貯蔵が蒸留酒にもたらす効果というものを見せつけられました。焼酎を同様に語るのは語弊があるかもしれませんが、大きく外れてはいないと思います。
適切な回答には程遠いかもしれませんが、こんな感じでいかがでしょうか?
ありがとうございます。
一つ質問ですが、「はなたれ」「初垂れ」などは
蒸留してそのままではないかと思うのですが、
美味しいですよね。
ごく最初の部分だからこそ、そこだけは美味しいのかしらん。