昨夜の晩酌は つくり手に敬意を持って酒を遊びました。実はかなり前からときどきやっているんですけどね、日本酒をブレンドして飲むなんてことは。
基本的にはもちろん そのお酒を単体で味わうのがいいと思ってます。完成度高いですから。でも こういう遊びごころはあっていいと思います。日本酒のカクテルだってあるんですし。
昨日の酒は「鶴の友・純米酒」+「大黒正宗 吟醸しぼりたて(生原酒)」。
ブレンド比率は「3:1」
新潟の酒:灘(兵庫)の酒
火入れ酒(加熱処理済):無濾過生酒(非加熱)
それを42~43℃の燗でいただきました。
とても深い香り、
ほどよい甘味の後追いで来る苦みの心地よさ・・・
見事な融合ぶりにもっと飲みたくなる衝動を抑えるのが大変でしたわ、これは。(。-`ω-)…モウイッパイノミタイナ
日本酒のブレンドと言えば、何を隠そうブレンド日本酒を世界で初めて発案・実行したのは他でもない「鶴の友」の樋木会長(当時は社長)。それに関する話しは以前何度か当ブログでもご紹介しましたが、参考資料としてまたもや貼り付けます。
(ここからです。↓)
【マイタのブログ】 2021・03・06 「ブレンド酒に込められた思いは、」
別々の酒蔵さんの日本酒をブレンドしたコラボ商品をときどき見聞きしますね。そのたびに私の頭に浮かぶのは2002年に某ビジネス誌に書かれていた記事。
その一部を拝借してご紹介します。
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現在 内野地区の酒蔵さんは二社、その他にも当時とは変わった部分があります。20年近くも経ってますからね。このときは酒税の絡みから「その場で飲むだけに限定する」ことが条件で許可が下りたと聞きました。最近いろんなところから発売されているブレンド酒は瓶に詰めて販売されていますから、酒税法の内容もかなり変化があったようですわ。時代の流れですねぇ。
そうは言っても商人にとって「三方よし」の基本は変わりませんからね。それを再確認させてくれる素晴らしい文章だと思います。
昨夜の燗酒は久しぶりに備前風平盃で。
蕗の天ぷらを見事に引き立ててくれましたねぇ。
それでは本日も日本酒で乾杯!
(ここまで↑)
前例のないことをお役人さんに認めてもらうのがいかに大変か、私などが言うまでもないことですね。ましてや税金(酒税)が大きく関わっていることときたらなおのことですわ。
「みんなでよくなろう」…その樋木さんの信念に感銘を受けた私、では自分に何ができるかを考えた上で今の私が目指すのは多くの人たちがより楽しくなるためのお手伝い、例えばもっとお酒を美味しく感じる飲み方の提案とか。全然できてませんが昨夜のブレンド酒もその一環なのですよ。
ということでこれからもお付き合いのほど よろしくお願いいたします。
それでは本日も日本酒で乾杯!(^o^)丿