「生酒」と「生貯蔵酒」・・・
その違いをご説明しようとすると やたら紛らわしいと言いますか、どうしても理屈っぽい感じがして好きじゃないんですが、同じものだと勘違いされることもあるようですので大雑把ながら申し上げます。
一般的なお酒(常温で売り場の棚に並んでいるものです)は、完成品になるまでに二回の加熱処理が施されます。
その加熱処理を全然やらないのが「生酒」、瓶詰めの際に一回だけ行うのが「生貯蔵酒」です。
加熱されたことのない「生酒」は新鮮味を強く感じさせてくれますが、低温管理が鉄則です。
「生貯蔵酒」は新鮮味では「生酒」よりもおとなしめですが、保管温度は生酒ほど気を遣わなくてもよいのが利点です。
以上、本当に大雑把な解説で恐縮ですが、業界関係の人でもなければどうだっていいような話ですからね。自主規制でこれでやめておきます。 もし より詳しくお知りになりたいかたがいらっしゃいましたらお手数でもご連絡くださいませ。
さて、〆張鶴の「吟醸生酒」 と 「吟醸生貯蔵酒」、
どちらも原料米は「山田錦」、精米歩合50%までは一緒ですが、中身は別物です。
名称は似てますが加熱処理の有無とアルコール度数、さらに細部の仕様が違うのですよ。
論じるよりも呑み比べていただくのが一番分かり易いと存じります。
では、本日も日本酒で乾杯!