空いた時間を利用して、正確に言いますと時間を持て余して、酒の歴史を勉強しなおしたりして。 数年ぶりに目を通した本が、最近「新装版」として発行されていることを知るや すかさず購入。どの部分が新しくなったのか興味深々ですわ。
そうそう、それとは別の資料の中に面白いものがありましてね。
1700年代初期~中期のものと思われる「名酒番付」です。いいですねぇ~、この遊びごころが。 読み取れない部分もありますけど、これがなかなか興味深いのですよ。灘の酒として名高い「剣菱」が、まだ伊丹で酒造りをしていたころの花のお江戸での言わば人気ランキングですもの。
京都の酒から奈良の酒、そして伊丹へと呑兵衛の評価は移ろい、時はまさに伊丹・池田の全盛期、「酒は剣菱、男山」と謳われたと聞いておりますが、それを証明する版であろうと思いますわ。さらに、なんと「鶴の友」や「亀の尾」、「李白」、「泉川」など、聞き覚えのあるお名前も出てきます。もちろん当時と今とでは別の醸造元ですけども。
この他にも多くの発見があって止められなくなってしまいますわ。楽しいですよねぇ、歴史あるものは。
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