北国街道をさらに南西へ・・・
『明治十五年 東京山林共進会に杉材を出品し 賞状銀杯を獲たり』
今回のブラブラ遠足の本来の目的地がここ、弥彦の手前の石瀬地区。
明治初期に始まった植林により育てられた杉はとても良質で、吉野から林業関係者が視察に来るほどだったそうで。昭和三十年代まで栄えたそうですが、その後は安価な外材が大量に輸入されるようになり、住宅建材としての石瀬杉の需要は激減したそうです。
昔から 『新潟は杉の木と男が育たない』 と言われますが、なんの この通り立派な杉林がこの界隈には点在しているのですよ。手入れが行き届いていないところがあるのは否めませんが、全盛期には吉野杉に勝るとも劣らないとまで言われたそうですからね。
幅の狭い道につき、他の車がきたら停車していられないので撮影はアングルが限定されてこのような写真のみ。これにて本日の目的達成～！
余談ですが、男が育たないと言われたのは新潟の女性がよく働くことの裏返しだったとの説が有力だそうで、『嫁をもらうなら新潟から』とも言われたそうな。
なんとも肩身の狭い話ですが、強ち外れてもいないようですわ。
