本日仕入れたシイタケです。この重さからして、相当な歯ごたえと見た。
厚い肉、上質で強い香りが好評の国産品。これは栃木産ですが、福島や岩手の物も高品質です。熊本産も有名ですね。
以前も申しましたが、生育の時期により呼び名が変わりまして、これは「春子(はるこ)」、更に傘の開き具合によっても名前が変わり、つぼみのような「冬茹(どんこ)」よりも開き加減のこれは「香信(こうしん)」と呼ぶそうです。もっと開ききって反ってるくらいのものも見かけることがありますが、あれは「バレ葉」と言って少々お安くなるようですわ。でもバレ葉だって風味はいいですから、地域によっては人気があるのだとか。
その他、傘の模様でも天白とか茶花などの区別がありますので、ひと口にシイタケと言っても奥は相当深いのですよ。
食べ物の味は基本の五味(甘味・塩味・酸味・苦味・旨味)と、辛味・渋味・コク、そして食感のバランスで決まると思いますが、最後の食感が結構重要なんですよねぇ。これは歯や口の中全体、喉ごしで感じる触感でして、正確には味と呼べるかどうか専門家の間でも意見が分かれるそうですが、間違いなく食べ物を味わう際に大きな影響力を持っていますわ。
ということで、皆さまも外食などでシイタケを食される時は歯応えを確認してみて下さいませ。そこのお店のポリシーを感じることが出来るかもしれませんよ。
なーんちゃって、少々押し付けがましい内容で恐縮です。