杉玉(すぎだま)。地域によっては酒林(さかばやし)とも呼ばれている、杉の葉を束ねて丸く刈り込んだ飾り。
酒蔵がこれを軒先に吊るすことで「新酒が出来ました」と世間の人たちに知らせたと言われています。地酒ブームのころから我々酒販店の店先に飾るケースも増えているようですな。
初めのうちは杉の葉も青々していますが、だんだん枯れて茶色っぽくなっていきます。その色の変化がお酒の熟成具合を表しているそうですが、中には緑のカラースプレーで着色し、永久に茶色くならないものもあります。年中新酒を発売できる酒蔵さんなら それもアリでしょうな。
・
村上の宮尾酒造さんから杉玉づくりのご案内をいただき、去る19日に剪定鋏を鞄に忍ばせて行って参りました。
これがその時つくった杉玉。以前ウチの店の天井に吊るしてあったのは某酒蔵さんから頂戴したものでして、自分でつくったのは今回が初めて。イマイチの出来ですわ。( 一一)
ただ、問題がひとつありまして… これを店内に飾ると、杉花粉症の人が来てくれなくなるのではないだろうか・・・ということ。 活きてる杉の木ではありませんから大丈夫だろうとは思うのですが、確信が持てないだけにどこに吊るすべきか悩んでいるのですよ。
さーて、どうしましょうか… 因みに私も花粉症なのです。更に余談ですが、知り合いに稲花粉症の稲作農家のお父さんも居られます。
きっと免疫力が低下しているのでしょうな。日本酒を飲んでいると体質改善されて花粉症が治るのではないかとの淡い期待から 自らの体で実験中なのでして、上手く行ったら皆さんにもお勧めしますね。
・
・
・
・