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こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

障害があっても地域で暮らしたい・・・その願いに応えるケアホーム

2011-08-02 18:30:56 | 市政&議会報告
きょうは午後から南部議長会主催の研修会が泉南市で。

その午前中の時間を使って、同じ泉南市の障害者作業所と新しくできたばかりのケアホームを議員団3人で見学しました。

「ディセンターせんなん」は、森下議員の元の職場、いずみ野福祉会の事業の一環で、障害者の働く場、日中活動の場、暮らしの場の保障に幅広く取り組んでいます。
 森下議員の案内で、まず作業所を見学。
ちょうど農作業に出かけるグループが車で出発するところでした。広い室内の各部屋では、陶芸、ダンボールの芯の組み立て、パン作り・・・などにグループに分かれて参加しています。常時介助の必要な障害の重い方から比較的軽い方までが、それぞれの力に応じて仕事をしています。作業に参加しないメンバーさんには寄り添うスタッフの姿がありました。
森下議員が、「久しぶり!」と声をかけると、元気な声がたくさん返ってきました。

その後、同じ市内にこの5月、開設したばかりのケアホーム、「おにきの家」を見せてもらいました。同じ敷地内の東・西の2棟にそれぞれ、男性、女性7人の住まい。広いダイニング、リビングを、囲んで、7つの個室と、スタッフルーム。居住空間はすべて1階、2階は「地域交流スペース」。スタッフや入居者のミーティングの他、「地域のみなさんの集会にも使って欲しい」とのこと。
先に見学した作業所で会った方々がここで過ごすことを想像すると、かなり手厚いスタッフの見守り・支援が必要だと思われました。

今、国の政策として「施設入所者や入院中の精神精神障害者を地域に帰す」ことを「地域移行」として進めています。たてまえは「障害があってもなくても、地域で当たり前に暮らす」ということですが、実態はどうか。森下議員は言います。「福祉の現場にいた者として、地域の実情を無視した拙速な地域移行は、本人や家族の希望が十分に考慮されず、施設や病院からの追い出しにつながり、安上がりな福祉へとつながっていくのではないか」と。(6月議会の初質問)

森下議員の質問で、2006年度から泉大津で入所施設や病院から「地域移行」した方が14人。
そのうち、泉大津に帰ってきた方はひとりもなく、すべて他市のグループホームなどに移っていかれたことが明らかになりました。

障害があっても地域で暮らしたい。生まれ育ったこの街で暮らしたい。その願いに応える場所を
泉大津でも一日も早くつくりたい。
そう思いながら帰ってきました。
作業所・ディホームで出会った輝くような笑顔が心に残っています。
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