商工費、土木費、消防費の質疑が終わりました。
「創業支援補助事業」の概要について質問がありました。「市内の空き家、空き店舗を活用して、新たに創業する時に、家賃の2分の1(上限2万円)、最大6ヵ月の補助」とのこと。
「上限2万円かける6ヵ月」という補助に「思い切りが足りないのでは?」という質問者の言葉もありました。確かに、空き店舗を利用して新たに開業しようと思えば、ほとんどの場合、家賃だけでなくリフォームや設備、備品にも必要だろうし、家賃補助の「上限2万円」も、あまりにもささやかではないかと感じます。
商店街が空き店舗の並んだシャッター通りになっている風景は寂しいもの。
「設備の更新に投資する資金がない。借金をしても、返済の見通しがない」と、店じまいをする。そして空き店舗になる。そうした声も聴き、これまで住宅リフォームの商店版、店舗のリニューアルや設備の更新への補助制度の創設も提案してきました。
(仮称)「産業振興新ビジョン」の策定のための補正予算も計上され、今年度から来年度にかけて「ビジョン」が策定されます。「新」とついているのは、2009年に策定の「産業振興ビジョン」があるからだと思います。
13年前に「ビジョン」を策定したときよりも、明らかにシャッター通りが増えました。今の「ビジョン」をしっかりと見なおして、「何をめざしたのか」「何が足りて、何が足りなかったのか」を考えたい。そう思いながら、質疑を聞きました。
明日は、教育費の質疑から始まります。