こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

2022年9月27日という日

2022-09-27 23:37:43 | つぶやき

国民の多数が反対するなかで、安倍元首相の国葬が行われた。

テレビのニュースでは、「国民の中で賛否が分かれるなかで・・・」と報じていた。

「賛否が分かれる」と言えば、賛成意見、反対意見が拮抗しているように聞こえるが、実際はどうなのか。

あらゆる世論調査で「反対」が上回り、多くの調査ではダブルスコア、またはそれ以上。

政府が「国葬」の実施を発表してから、「反対」は増え続けた。

 

こうしたもとで、今日、国葬が実施された。

「国葬」・・・「国によって葬られる」のは、この国の民主主義ではないのか?

そう思った瞬間もあった。

しかし、「民主主義を葬る」ことなど、できるはずはない。

「この国」は、今、生きている私たち、それぞれの意志を持ち、その意志を表明する手段を持つ私たち一人一人なのだから。

 

「賛成」の意見の中で、「安倍さんは国に尽くした」という声があった。

そう感じるその人が、弔意を表すことは自由だ。

「友人代表」として弔辞を述べた菅前総理は、「官邸でともに過ごした日々は幸せだった」と言った。

そう感じる人たちが、集い、故人を偲ぶことも自由だ。

「国葬反対」であっても、弔意を表したい人達の自由にまで口出しするものではない。

 

法の根拠がないのに、国会にも諮らず、国民の税金を使って「国の行事」として行うことに反対してきた。

人の命はみな重く、皆、尊い。

一人の人の命の重さを別格扱いすることにも、激しい違和感を感じる。

 

泉大津市役所庁舎に、「半旗」が掲げられた。

7日の一般質問で尋ねたところ「国葬に関して、国から要請はない」とのことだった。

「要請があれば、適切に・・・」とも。

「市独自に考えていることはあるのか?」とも尋ねたが、「今のところは決めていない。まだ時間があるので、今後検討する」との答弁もあった。

「考えたこと」が、「庁舎に半旗を掲揚して弔意を表す」ということだったのだろうか。

聞く限りでは、どこの自治体の市役所、町役場にも半旗が掲げられたようだ。

 

こうして2022年9月27日、国葬が強行された。

民主主義とは何か?

考え、考え、また考えた。今日の一日。

 

 

 

 

 

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